GS新掲示板 過去発言[60](No.4301〜4400)

ここにはBBSの過去発言(発言No.4301〜4400)が収録されています。


[4400] 発言削除のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/01/17(Mon) 09:23  
発言[4396][4397]は書き込み禁止者からの投稿なので削除いたしました。

警告:ハンドル名を変更したり無記載としても無駄です。

[4399] Re[4398]: 飛行甲板に並べられる機数の話 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/01/16(Sun) 23:22  
> 実戦参加したらという仮定だとやはり20機位が適当なんでしょうかねぇ。

さあ?
30機近くはいけると思うけど。
だいたいマリアナ沖海戦の時ですら日本海軍の主力である1航戦は第2次攻撃隊を殆ど諦め第1次攻撃隊に集中(第2次攻撃隊は瑞鶴の18機のみ)していたくらいだから機数が少ないとどうにもならない。

> 太平洋戦争期間中を通しても発進可能最大数の攻撃隊を発艦させた例は聞いたことがないです(知識不足でしたら申し訳ないです)。

前述したマリアナ沖海戦の6月19日の第1次攻撃で大鳳は42機、瑞鶴と翔鶴は43機の攻撃隊を発艦させた。
これが一番大きな攻撃隊じゃないかな。

> ちょっと話はそれますが、
> 「日本海軍艦艇史 資料編」によると伊吹型は搭載機27機(烈風15機、流星12)の内、12機が露天繋止という扱いです。
> 重巡洋艦からの改造とはいえ他の日本軽空母に劣らず少ない搭載数ですよね。

うん、この数字は僕も知ってる。
でも最大攻撃隊機数が19機で露天繋止が12機だとするとたった7機しか融通性が無いって事になる。
本当だろうか?
う〜ん????

[4398] 飛行甲板に並べられる機数の話 投稿者:リシアンサス 投稿日:2005/01/16(Sun) 22:38  
阿部様、早速のご回答ありがとうございました。

実戦参加したらという仮定だとやはり20機位が適当なんでしょうかねぇ。
大戦末期における搭乗員の技量だと、
余裕のない発艦距離では失敗する機体も出てくるでしょう。
烈風20機と流星27機が全て稼動状態にあったとしても
艦隊上空の護衛に烈風6機、
2波の攻撃隊(急降下爆撃隊と雷撃隊)に7+13機と7+14機位と考える方がよさそうですね。
太平洋戦争期間中を通しても発進可能最大数の攻撃隊を発艦させた例は聞いたことがないです(知識不足でしたら申し訳ないです)。

ちょっと話はそれますが、
「日本海軍艦艇史 資料編」によると伊吹型は搭載機27機(烈風15機、流星12)の内、12機が露天繋止という扱いです。
重巡洋艦からの改造とはいえ他の日本軽空母に劣らず少ない搭載数ですよね。

[4395] Re[4394]: 祝♪発売決定 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/01/16(Sun) 21:30  
> 雲龍型空母が戦闘に参加したとして、
> 烈風や流星改、彗星や天山などの新鋭機をカタパルトなしで発進させるとしたら一度に何機くらい飛行甲板に並べることが出来るのでしょうか?

どれくらいなんだろうねえ?
とりあえずゲーム上では新型機、旧型機に関わらず雲龍型の甲板待機機数を33機としているが。
ちなみに雲龍型の搭載機定数(出典は丸スペシャル日本の空母1)は当初計画時が零戦(常用+補用)12+3)、99式艦爆27+3,97式艦攻18+2の合計57+8だったが最終案では烈風18+2,彩雲6+0,流星27+0の合計51+2となった。
そうだなあ...
あと参考にするなら世界の艦船574号153頁で伊吹の搭載機運用に関して飛行甲板での準備機数を烈風7、流星12とし飛行甲板205mを発艦用95m、待機用110mとしている。
雲龍型の飛行甲板長は216mなので発艦用95mをさっぴくと残りは121mで伊吹の1.1倍。
更に伊吹は2列待機だけど雲龍は3列待機なので1.5倍。
となると19×1.5×1.1=31となる。
ドンブリ勘定で申し訳ないが31機(3の倍数で考えると30機となるが)ぐらいじゃないかなあ?

[4394] 祝♪発売決定 投稿者:リシアンサス 投稿日:2005/01/16(Sun) 18:25  
こんばんは、はじめまして。
とりあえず発売日が決定して一安心です。

少々質問があるのですが、
雲龍型空母が戦闘に参加したとして、
烈風や流星改、彗星や天山などの新鋭機をカタパルトなしで発進させるとしたら一度に何機くらい飛行甲板に並べることが出来るのでしょうか?
これから模型制作しますので参考にしたいのです。
よろしくお願い致します。

[4393] ご苦労様でした。 投稿者:無加川のニジマス 投稿日:2005/01/15(Sat) 10:54  
決定日のこと大変うれしく思ってます。GS社の膨大な資料に基づく緻密なデータを反映したゲーム楽しみです。
私の友人もソフト業界で働いているものがおりますが、文献資料を買いそろえると100万円はあっという間にいくと聞きました。阿部社長はそれに加えてインタビューまでされており私にはとてもまねできないことばかりです。
また、その知識をここの掲示板で時々披露して頂いていることに対して感謝多々です。
最終のチェックに入られたと思いますが阿部社長、スタッフの方々お体を第一に考えられた上で完成度の高いゲームを作ってください。

[4392] 決定おめでとうございます 投稿者:ワルキューレ 投稿日:2005/01/14(Fri) 17:04  
 発売決定おめでとうございます。この前、久々にぱそげー店にいったのですが、アダルトものの洪水にうんざりしました。
 あと戦争物は、海外の疑似体験物が多いようですね。
 GSさんのように、じっくりと楽しめ、スケールの大きく、オリジナル性の強く、しっかりした調査で歴史も反映しているゲームを提供できる日系企業は、少ないのではないでしょうか。20−30代のそういう本格シュミレーション物を求めているユーザーもきっと多いと思います。
 空母戦記の成功をお祈りしています。 

[4391] 空母対空母 投稿者:ハルトマン 投稿日:2005/01/14(Fri) 06:55  
 お久しぶりですさんしきせんさん、「空母戦記2」ついに発売日が決まったようで・・・。  
 ところで、私は現在「太平洋戦記2」(標準)キャンペーン2回目(1942年6月までなら都合5回目)をプレー中で現在1943年3月です。
 今回、自分自身が艦隊決戦(戦艦同士の射合い)を避けていることもあるのですが、結構空母戦が発生しています。これらの発生した海戦の中で、戦術的に再現して見たいと思うものがいくつかあり、今度発売される空母戦記にはそういう意味でも期待してしまいます。
 私も発売日が楽しみですが、さて、これから発売日までに米国と講和が出来るかどうか・・・・!?

[4390] 空母戦記 投稿者:さんしきせん 投稿日:2005/01/13(Thu) 22:58  
 発売日が楽しみです。
それまでPS版でプレーして腕(索敵勘かも)を磨いておきます。

[4389] 『空母戦記2』発売日決定のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/01/13(Thu) 09:53  
この度、弊社新製品『空母戦記2』の発売日が3月12日(土)に決定いたしました。

[4388] 発売時期 投稿者:ホルテン 投稿日:2005/01/13(Thu) 02:12  
この前、長年使用してきた旧GSゲーム専用機「エプソンPC-486NAV」のビデオ機能が壊れてしまいました。更に予備機ディスクトップの電源も壊れて途方に暮れてました。

前作の空母戦記をプレーするには、どうしても98系PCが必要ですから、なんとか部品の寄せ集めてプレー可能までこぎつけました。これで前作をプレーして空母戦記2発売まで気をそらしたいと思ってます(苦笑)

ところで、空母戦記2の発売時期を某HPで見たのですが、あれは本当なのでしょうか? やはり数々の要望が開発を難しくしてしまったのでしょうか・・・

[4387] Re[4384][4382]: あまりにも 投稿者:ワルター少尉 投稿日:2005/01/12(Wed) 07:55  
新年あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いもうしあげます。

> そこで発生したのが「ラニカイ号」による挑発だ。

恐るべき謀略ですね。
米国がこんな卑劣な手段まで行使していたとは知りませんでした。
一連の米駆逐艦とUボートの戦闘もビックリです。
これでは宣戦布告などなんの意味もないではありませんか。
それなのに日本の宣戦布告がちょっと遅れたからって騙し討ち呼ばわりする。
現在世界に於ける米国の軍事力行使の根元をかいま見たような気がしました。

[4386] フィリピン 投稿者:!!! 投稿日:2005/01/11(Tue) 00:28  
もし、フィリピンが米国領でなければ、本気で日本軍指導部は英蘭のみへの宣戦布告を検討し、実践したかもしれません。

フィリピンの要塞化は軍縮会議の席上でも話題になっていますし、机上演習上でも頻繁に持ち出されたほど、日本軍にとってはこの地域は喉元に突き出された匕首のようなものでした。

日本軍が対米戦争を行った理由の一つには、おそらくかの国のフィリピン領有があったと思います。

>さて、フィピピンの強さだけどゲームでは、ハワイに固執しなければ東南アジア攻略は、簡単のだが・・・・。

ゲームにはどうしてもCPUの限界がありますから。
実際の米軍は、もっと賢く動いたでしょう。

それに史実ではフィリピンは要塞化の途上でしたが、これが時間をかけて数倍の規模で完全に要塞化されてしまえば、相当日本軍は頭を悩ましたでしょうし、あるいは大損害を被った上に攻略に失敗した可能性もあります。

[4385] ifだからね。 投稿者:赤男爵 投稿日:2005/01/10(Mon) 21:57  
今におきかえると半端じゃない軍事力を有していたことを考えるとね。あくまでもifのお楽しみとしてね、考えてね。
ifを楽しんでね。議論はしないので、おいらはここまで。

[4384] Re[4382]: あまりにも 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/01/10(Mon) 21:56  
米国抜きの対英蘭宣戦布告か...
魅力的なプランだよね。
問題は「当時、日本がどう考えていたか?」と言う点と「果たして米国がどう出るか?」と言う点だ。
まず「当時、日本がどう考えていたか?」と言う話だけど日本だって「米国抜きの対英蘭宣戦布告」を当然考えた。
太平洋戦争の遠因は日本の南方進出(対仏印)にある訳だけど服部卓四郎著「大東亜戦争全史」によれば「対仏印、泰施策要綱」の決定直後、大本営陸軍部は「英蘭を一体不可分」と認めるに至った。
(なにしろオランダ亡命政権がロンドンにあるのだから...)
でも英国が敵となると海軍の話を聞いてからでないと手が出せない。
そして1941年2月10日、大本営陸軍部第20班長の有末大佐が海軍サイドにお伺いをたてた所、海軍は「英米の分離は不可能」との回答を2月17日に返した。
こうして「蘭印の油田を奪取すると言う話」がいつの間にか対米英蘭戦に拡大してしまったんだね。

それじゃ次に「果たして米国がどう出るか?」と言う点について。
米国はともかくルーズベルトは対日戦を望んでいたが「先手」を打ちたくはなかった。
選挙で困るからね。
日本に先手(しかもごく軽い奴)を打たせ「正当防衛」を理由に全力で戦うのが好ましい。
そこで発生したのが「ラニカイ号」による挑発だ。
世界の艦船539〜540号によると開戦前に米海軍はラニカイ号と言う帆船に47o砲各1門を装備させ海軍士官1名を乗り込ませ仏印へ出撃させた。
士官1名、47o砲1門とは言え米海軍籍にある以上、軍艦である。
うまく日本軍と遭遇して「沈められて」くれれば開戦の口実となる。
ラニカイ号にとって運の良い事に日本軍と遭遇する前に12月8日が訪れたが。

次に「米国は日本が宣戦布告するまで手をこまねいているか?」と言う点について。
12月8日の太平洋戦争勃発で米国は参戦したのだが実は開戦前の1941年3月時点で既に27隻の駆逐艦が大西洋で英船団の護衛任務についており4月10日には駆逐艦ニブラックがUボートに爆雷攻撃を加え9月4日にはU652が駆逐艦グリーアを雷撃(ハズレ)、10月17日にはU568が駆逐艦キャニーを撃破、10月31日にはU552の雷撃で駆逐艦ルーベンジェイムスが沈没している。
日本が米国に宣戦布告しなかったとしても「米国がおとなしくしているか?」は甚だ怪しい。
でも「先手を打つ事」が正しかったかどうかは難しい問題と言えよう。

[4383] if 投稿者:赤男爵 投稿日:2005/01/10(Mon) 21:48  
日本の上層部と外務省次第だけれど、三国同盟を理由に日英戦争は、イギリスはドイツとの交戦状態だから大儀があるよね。アメリカは、この時点では参戦してないから、その参戦していない理由をかんがみると、日英戦争を理由にアメリカが日本を最初に攻撃できるか?したとすればどうなるか?
アメリカが最初の第一撃を日本の民間輸送船にあたえるまで、ぎりぎりまで平和交渉をあえてしてたどうなるか。そのまえに東条内閣ではなくて、石原莞爾内閣にしなくては、だめかな。これが、またifに発展するじゃないですか。日露戦争だって、小国日本が超大国ロシヤに勝ったというけど、モスクワ占領してロシア中に日本国旗がたったわけでないしね。スパイ活動(革命援助等)を通して、外交的なおとしどころをうまく作くったのが、イコール勝利としているなら、・・・。アメリカ国民にとって大儀のないアメリカの参戦、そしてアメリカ太平洋艦隊の消滅、フィリピンの陥落および植民地からの解放(おばかな参謀の横槍で夢とおわったが、現地日本軍は解放活動を展開しようとしていたそうだしね)、そしてアメリカ世論を背景とした終戦。
あるいは、あっさりまけて日本も植民地となるか?そうなると今は否定されてる「太平洋戦争の大義名分」が建ってしまうよね。
(重要なのが、日本の外務省の役割だけど、日本の外務省は、明治時代におわってるのかな。うはは。)
さて、フィピピンの強さだけどゲームでは、ハワイに固執しなければ東南アジア攻略は、簡単のだが・・・・。

[4382] あまりにも 投稿者:!!! 投稿日:2005/01/10(Mon) 19:11  
>で、もう一度過去にもどって考えると、アメリカに一番槍>刺さないで、イギリス、オランダ領だけと戦っていれば良>かったんじゃないかと思えてくる。フィリピンのアメリカ>軍とは、交戦せず。

米国が宣戦した時点で、日本は崩壊です。
東南アジアの物資を、どこから日本本土に輸入すれば良いのでしょうか?当然、フィリピン近海を通ります。

では、大量の爆撃機と艦隊と陸軍で武装されて、要塞化されたフィリピンを日本軍が抜けるでしょうか?
もし落とせなければ、その間日本軍は資源無補給で戦わなくてはいけません。

[4381] 謹賀新年 投稿者:赤男爵 投稿日:2005/01/10(Mon) 16:24  
明けまして、おめでとうございます。
今年も、貴社ならびにファンの皆様にとって良い年でありますようにこころよりお祈りします。

最近書きこみは、一切しておらずいつも拝読してこの掲示板をたのしんでおります。
初夢程度に考えてくださいね。もし今、日本にあの当時相当のの空母(赤城、加賀、他)があったらどういう状況だろうと考えると、とてもではないですが小国が大国とたたかったという従来からの論には、すなおにうなづけないですね。
原子力空母6隻〜10隻、F-16戦闘機ないしは、それ以上の高性能戦闘攻撃機が多数。戦艦のかわりにイージスシステム艦隊が複数。
原子力潜水艦多数。兵力多数・・・と、日本の軍事力を仮定しながら、いまの世界軍事力分布と比較すると、・・・とんでもないぽど、群をぬいていますな。2005年に中国が台湾に軍事攻撃するとか、しないとかまじめな問題になっているあの台湾でさえイージス艦が一隻やっと購入できるようになったという状況です。(古いイージス艦が、一隻あるという話と、ないとういう話。いづれにしてもその程度)あの海軍力を誇ったイギリスだって、過去から2005年の現代まで、空母はあっても、空母機動部隊(アメリカ、日本なみの)を保有したことなかったような。ドイツは、空母を作っただけ、イタリアもフランスも・・・。

で、もう一度過去にもどって考えると、アメリカに一番槍刺さないで、イギリス、オランダ領だけと戦っていれば良かったんじゃないかと思えてくる。フィリピンのアメリカ軍とは、交戦せず。
もし仮に、公海上を行く交戦中でない国の日本の輸送船をアメリカ軍が、先に攻撃しかけてきたら、、、、ifの世界が広まりますなぁ〜。

ところでユーザーのifを、いろいろ楽しませていただけるゲームを期待しています。
本年もよろしくお願いします。

[4380] 幕僚の重要性 投稿者:C物品 投稿日:2005/01/10(Mon) 16:18  
 私はずぼらなせいで、総理大臣、陸軍大臣、参謀総長を兼任した東条英機のような「几帳面」なところがないので、ゲーム中(特に中盤後)命令がいい加減になり、そのいいかげんにしていたところから負けた場合がありました。(東条英機も負けましたけど。)
 大きな作戦をやるためには、指揮官を支える幕僚の補佐をうまく活用することが重要であると認識することができるので(よく、「職場で仕事を抱えすぎる!」と注意される)私としては現状のゲームシステムは自己反省を含めて勉強になりますので、これでよいと考えています。 

[4379] 発言削除のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/01/09(Sun) 14:45  
> [4371]
> PS・ちなみに、4369・4370イサミ足です、久々に投稿させて頂いたもので・・・。スミマセン、削除をお願いいたします。

投稿者の削除依頼により[4369]、[4370]を削除いたしました。

[4378] Re[4375]: ハワイ攻略 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/01/08(Sat) 11:29  
> 真冬の日本本土に台風が来るというのは、どうしても納得がいかないというか。あれはランダムできまっているのでしょうか。ちょっと興ざめしてしまいました。

ついこの間の12月5日にもきたじゃん...
もの凄い奴が。

それとこれはプレイヤー諸氏に対して。
1.太平洋戦記2に関する要望や質問はメールで送って頂戴。
2.ここで議論はしないでね。

自分のリプレイを発表して「こうして私は負けた。」と発表(「こうして勝った」でもいいよ)するのは結構。
でも他人のプレイを批判するのはダメ。
(システムの良否や好悪を批判しあうのも同じ)
GSゲームユーザーの平均年齢は30代後半(20代は全体の10数%、10代は1%もいない)なのでもう議論で熱くなる歳ではない。
よって見てる人も中年ばっかりなので荒れると面白くなくなってしまう。
正直なところ皆、あまり「白熱した活気」は求めてないし「もっと輪を広げよう」とも思ってない。
だから議論は禁止なのである。
まったりと「なあなあ」でいきましょう。

「冬の対ソ戦」やら「故障率」やら「悪天候の空襲」やら質問が単発であれば答えやすいんだけど連発だと解説に時間がかかるので今日はこの辺で。

[4377] Re[4375]: ハワイ攻略 投稿者:!!! 投稿日:2005/01/08(Sat) 05:37  
> あと、こういうのがあったらいいなというのは、いわゆる悪天候課の「強行爆撃」「強行着陸」でしょうか。損害覚悟の移動です。戦争遂行上、どうしても必要な場合には「行け」と行きたくなるものです。


秋の霧作戦のように悪天候の為、空軍が有効に活動できず相手側の陸上部隊が大暴れ、といったことは二次大戦中、日常茶飯事のように起こっているようですから、悪天候による空軍への制約は残されたほうがリアリティがあって良いのではないですか?


> ソ連を2ターンで講和したといいましたが、これは1月に実施しています。現実にはどう考えても不可能だと思います。「泥沼」「豪雪」「凍結」による部隊移動の遅延はあっても面白かなと。


その点は同意ですけど。
他に部隊の戦闘力に影響を及ぼす「補給率」という値でも作って、部隊が攻撃したり行軍すると減るけれども、待機すると回復する、回復進度は大規模拠点からの距離や道路状況によって変わってくる、というようにでもすれば、それなりにリアリティを持って実現できるかもしれません。

>
> それと一番気になるのが、故障率かな。同じ種類の航空機を作り続けることはこのゲームではよくあると思うのですが、


日本軍の場合には特殊な事情があって、年がたつごとに補充の利かない海外製の工作機械が摩滅して能力が低下していったり、優秀な工員が徴兵されて減少していって、量産量に反比例するように質が低下していくような現象も起きたようですから、生産量に対する故障率の増減は相殺されてゼロでも良いかとも思ったりします。

たとえ、ゲームなので日本が賢く振舞ったと仮定しても、工作機械の問題にまではおそらく十分に手が回らなかったでしょうし。

[4376] Re[4374][4368]: もし次作やパワーアップキットを作るなら 投稿者:!!! 投稿日:2005/01/08(Sat) 05:03  
> 横レスです。


私には、とても、というか改善するのであれば他の機構より優先して改良すべき重要な機能だと思います。

私がGSのゲームに対して抱いてしまう最も大きな不満点は、
他社のシュミレーションゲームに比べて、一ターンごとに膨大な量の命令を下さなくてはいけないこと、他のゲームであれば適当に委任できてしまうようなこまごまとしたことまで、プレイヤーが全て忘れずに記憶しておき、こまめに実行しなくてはいけない点です。

序盤は楽しいこともありますが、中盤になってくると、いい加減細々としたことは他のゲームのようにコンピューターに任せたくなってきます。また、そのような感想をお持ちの方は、私の他にも多くいらっしゃると思います。

別に取り立てて高度な思考ルーチンが必要なのではありません。決まりきった単純な動作は、プレイヤーの好みによってはCOMが判断して、一つ、または2,3の選択肢の中から決まりきった動作をやってくれればされでいいこと。複雑なことはプレイヤーが自分でコマンドを下せば良いのです。

こうしたゲームにおける「委任」機能は、10年以上前の98時代の某メーカーの誰でも知っているような有名WW2ゲームでも実現できているのですから、現代のGSの最新のゲームに採用不可能なわけではないでしょう。

また、WW2ものでなくても、例えば三国志を扱った製品などでも、多くのメーカー(たとえ大手メーカーのものでなくとも)のゲームに適度な委任能力がありますから、単純な委任機能が、さほど技術的にあるいは労力的に開発困難なものとは思えません。

それによって、プレイの手間が好みに応じて大幅に省けるなら、太平洋戦記は、一層より多くの趣向のプレイヤーが、より長く楽しめるゲームになるはずです。

[4375] ハワイ攻略 投稿者:アカギ 投稿日:2005/01/08(Sat) 03:41  
K−2さん
確かに、言われてみれば、緒戦でハワイを占領するのは費用対効果という面では確かに疑問がありますね。僕の場合はどちらかというと、感情的な面で強行していたかもしれません。ハワイ攻略をすると序盤に大量の燃料を消費してしまいますからね。なんか、眼の上のタンコブというか、なんとかつぶしたい、みたいな。ハワイ防衛のために紫電改300機を空母で輸送するというトンデモナイ作業もやらざるをえなかったし。ですが、予想された米軍の奇襲はハワイ方面には結局なかったですね。ハワイ占領は、しいていえばつまりジョンストンの無力化が目的でしょうか。また、ハワイ占領によりミドウエイの補給路寸断でき、ウエークという基地化が難しい根拠地を最前線にしなくてすむといったところでしょうか。ウエークでハワイ方面からの攻撃に対抗するのは厳しいなと思ってです。

対ソ戦ですが、僕の場合は44年1月に開戦しました。しかし其のときにはすでに他の連合国はすべて講和済みだったので、すべての兵力を投入でき、かつ準備に3ヶ月ぐらいかけました。日本本土からはキ91、大陸には凄い数の銀河と震電を配置、整備舞台も大陸にいた舞台すべて投入(それでも連続攻撃は出来なかった)、戦車、陸上部隊もマックスまで配置しました。つまり、ソ満国境沿いはハルピンに至るまで、飛行機、陸上部隊とも最大限まで配置し、さらに艦隊をウラジオストックに接岸した状態までもっていって、開戦です。開戦と同時に一気に全力攻撃ですから、ソ連は2ターンで講和してしまいました。

パワーアップをつくるなら…という話が出ましたが、あまり太平洋戦記2に関する要望は駄目とかいうことが書いてあったので触れませんでしたが、天候については気になりました。真冬の日本本土に台風が来るというのは、どうしても納得がいかないというか。あれはランダムできまっているのでしょうか。ちょっと興ざめしてしまいました。

あと、こういうのがあったらいいなというのは、いわゆる悪天候課の「強行爆撃」「強行着陸」でしょうか。損害覚悟の移動です。戦争遂行上、どうしても必要な場合には「行け」と行きたくなるものです。

それと、飛行機の着艦で(特に空母)、未着艦機が消滅してしまうのは理解できるとして、どうも空母艦隊への着艦の場合、何機まで着艦可能か、というのがイマイチわかりずらかった。

ソ連を2ターンで講和したといいましたが、これは1月に実施しています。現実にはどう考えても不可能だと思います。「泥沼」「豪雪」「凍結」による部隊移動の遅延はあっても面白かなと。

それと一番気になるのが、故障率かな。同じ種類の航空機を作り続けることはこのゲームではよくあると思うのですが、やはり量産してゆくにつれ故障率というのは落ちてゆくと思うんですよね。パイロットも操縦に慣れてくるだろうし、整備も機体のクセがわかってくるということも考えると、生産量に応じて故障率の変動があってもよいかなと。ゲームを長くプレイしていると、毎回故障で飛ばない数がだいたい決まってしまっているので、そうなると少し多めに飛ばすということだけで対応できるので、単に面倒な作業の一つになったという印象が残りました。

[4374] Re[4368]: もし次作やパワーアップキットを作るなら 投稿者:うらマッハ 投稿日:2005/01/07(Fri) 23:26  
横レスです。

> もし、太平洋戦記の次回作やパワーアップキットを作るなら、今よりもう少しCOMの委任受付能力を強化して、定期的な空襲や三流、四流の中規模、小規模な艦隊の行動などは、方針だけ与えてコンピューターに任せてしまえるようにして頂きたいです。

委任機能が充実することは、良いことだと僕も思います。でも、太平洋戦記という作品においては、「委任機能」は優先順位の高い開発項目とは思えません。
僕は今大学生(音楽が専門)で、研究のためにちょっとしたプログラムを自作することがありますが、「多機能なソフトウェア」は設計段階で考え込んだあげく挫折してしまいます。仮に設計に目処がたっても、ソースコードの行数はすさまじく肩が凝るでしょうし、バグ取りも大変です。
ソフトウェア開発(ゲームもソフトです)で大切なのは、「限られた時間と予算」で、優先順位の高い機能を実現することだと思います。「あったほうが良いかも」的な機能の実現に時間と労力を費やすことは、ソフトの品質低下を招きます。「他の機能に悪影響を与えるかもしれない」ような機能は、設計段階で却下されているでしょう。
例えば、「定期的な空襲」機能があれば楽しいかもしれませんが、いまの太平洋戦記2にこの機能を追加しようとすると、きっと「定期空襲フェイズ」とかいうフェイズが必要になってくる気がします。新しいフェイズを追加したりしたら、きっとバグ続出です。「表示がおかしい」とか「爆撃機の数が増えてる!?」とか。

そういうわけで、太平洋戦記に委任機能のような便利(?)な機能を要求するのは現実的ではないと思います。
COMに委任することを楽しむゲームを作ってくれ、というような要求なら聞いてもらえるかもしれないです。作ってくれるかは不明ですが。

太平洋戦記2は今のままでも、十分おもしろいです。楽しみ方次第で面白くなるはずです。

[4373] うわ〜!初めて気がついた! 投稿者:洛陽不覚 投稿日:2005/01/07(Fri) 18:26  
>K−2さま
 書き込みを拝見するまで私もタラワをタワラだと思いこんでいました。
 勉強になりました。

[4372] 真珠湾奇襲 投稿者:K−2 投稿日:2005/01/07(Fri) 18:13  
自分は真珠湾奇襲やらない派なんですよ。やったのは前作の初プレイ時くらい?
やっぱり、機動部隊が来てくれると蘭印の攻略が全然早まりますから。
その分、台湾やサンジャックの陸攻は速やかにクェゼリンに移動させなくてはなりませんが。

>アカギさん
自分はタラワ、占領しませんね。序盤はメジュロに兵力を送り込むと敵艦隊がメジュロ攻撃に
現れる確立が高いので、クェゼリンから航空攻撃で早期にナウルとタラワを無力化し、
(ついでにウェークもやっときます)輸送船団がナウル・タラワに来るたびに陸攻で沈めます。
クェゼリンに充分な数の陸攻が揃ったらメジュロへ工兵と整備兵を送って、メジュロを航空基地化すれば
九九双軽でタラワ・ナウルが爆撃できるのでラクになります。
ちなみに前作ではウェークから銀河を使って同じ事がミッドウェーに出来ましたが、2ではダメみたいです。
それから、余計な事かも知れませんがタワラでなくタラワです。(昔同じ読み間違えをしてました)
ところで開戦直後にハワイを占領した場合のメリットは何でしょう?
自分は前回のキャンペーンで44年にハワイを占領した後、ひたすら遠い補給ラインと
MAP端から突然現れる米艦隊に怯え、「ハワイなんて占領するもんじゃない」と思ったのですが。
(結局米本土爆撃の為には必要ですが・・・・)

>うらマッハさん
クチクカーン!?は、海戦時によく叫びます。とりあえず敵艦隊の戦艦が2〜3隻ならば
大和・武蔵の先制攻撃で戦闘力を奪い取れるので結構艦隊決戦やってたり。
(戦艦が多かったら陸攻で減らしたり、空母がいたら根拠地を攻撃させてからやったりとか)
で、46cm砲18門で目標戦艦3隻、撃沈出来なくても上部構造を全部吹っ飛ばせば
反撃は来ないのでOK、って思っていると何故か駆逐艦に吸い込まれる46cm砲弾!
そして生き残った戦艦からの反撃。長門がぁ〜!とか、よくあります。
やっぱ、艦隊決戦はリスキーだ・・・・・
しかもその後補給すると根拠地の弾薬の備蓄がスッカラカンに。

ソ連戦ではどうしても戦車が必要になりますね。航空攻撃だけではどうしてもイルクーツクの
部隊をゼロにはできませんでした。自分の場合はホリ400両ほどで決戦。
日本戦車一世一代の見せ場ですね。
ところで43年に対ソ戦は可能でしょうか?
9月以降は雪が多くてキビシイだろうし、それ以前ではまだ航空機や整備部隊の数が・・・・
勝利した方、おられますか?

[4371] あけましておめでとう御座います 投稿者:ハルトマン 投稿日:2005/01/07(Fri) 18:10  
 明けましておめでとう御座います。
 今年のお正月は、太平洋戦記2三昧で過ごさせていただきました。開戦から6ヶ月間を、年末から3回ほど途中やり直しもありましたが・・・。
 日本軍の緒戦をほぼ史実通りに、再現できました(戦史叢書「蘭印作戦」を研究した効果でしょうか?兵力は違いますが)。今度戦闘履歴がまとまったら報告したいと思います。

 今年は、「空母戦記2」楽しみにしています。お体を大切に無理をなされないよう・・・頑張ってください。

 PS・ちなみに、4369・4370イサミ足です、久々に投稿させて頂いたもので・・・。スミマセン、削除をお願いいたします。 

[4368] もし次作やパワーアップキットを作るなら 投稿者:!!! 投稿日:2005/01/07(Fri) 17:27  
もし、太平洋戦記の次回作やパワーアップキットを作るなら、今よりもう少しCOMの委任受付能力を強化して、定期的な空襲や三流、四流の中規模、小規模な艦隊の行動などは、方針だけ与えてコンピューターに任せてしまえるようにして頂きたいです。

このゲームにも多くの長所がありますが、資源の輸送など一部を除く几帳面な作業の大半を、好むの好まざるとに関わらず、プレイヤーが逐一命令を下さなくてはいけないのが、他の同ジャンルのゲームと比べて明らかに遅れている欠点です。(それが好きなプレイヤーも居るでしょうが、時間が無い、面倒等の理由の為、一部の作業はカットしたいプレイヤーも居るでしょうから、柔軟に設定できれば)

臨機応変な対応をさほどに必要としない小さな作業や作戦などは、必要に応じてCOMに委任できるようになれば、さらに多くのユーザーが楽しめるゲームになるでしょう。

あと、できることなら、米軍やその他の軍隊でもプレイができればさらに嬉しいです。ゲームで特定の展開を再現してみたいと思う者や、COMの作戦能力に物足りないと思う者の為に、マルチプレイ機能が付加かされれば、このゲームはさらに長い時間楽しんでもらえるものになるはずです。

[4367] Re[4365]: お正月休み 投稿者:うらマッハ 投稿日:2005/01/06(Thu) 20:38  
> 皆さんは真珠湾奇襲はやりますか?

僕も一回目のキャンペーンの時に真珠湾奇襲やりました。せっかくのチャンスなのでやらせていただきました。戦艦3〜4隻くらい沈められるのはうれしいです。僕はたぶん3隻沈めたと思います。
艦爆で何をねらうか迷いました。たしか巡洋艦4隻ほどをターゲットにしました。軽巡は沈めて、重巡は大破だったかな。
艦隊を爆撃するとき、時々誤爆するのが愉快かつショッキングです。戦艦にくれてやる予定の魚雷何十本が、駆逐艦にドカドカ当たると思わず叫んでしまいます。クチクカーン!?

今は、キャンペーンを二回目プレイ中です。真珠湾のかわりにポートダーウィンを奇襲&占領をやってみました。といってもハワイと違って最初のターンは晴れてくれず、ポートダーウィンは雨だったので艦隊を移動させただけでした。次のターンは晴れて、B17がさっそく出迎えてくれました。B17は撃退しましたが、近くの敵根拠地から飛んできた艦爆が一機突破して中型爆弾を「赤城」に当ててくれました。さらに潜水艦に襲われ、「加賀」に魚雷2本喰らいました。
いろいろと抵抗を受けましたが、概ね無事にポートダーウィン攻略は成功しました。ここを押さえれば、セレベスあたりにB17が配備されることはないので、資源地帯攻略がらくになりました。

現在、1944年2月でソ連を対決中です。イルクーツクがなかなか落とせず、戦車と爆撃機を集結中です。ソ連が本気を出すとすごい数のT34が毎ターン補充されるようで、1ターンの内にケリをつけないといけない感じです。天候が晴れしだい、爆撃で敵戦車の数を減らして、我が3式中戦車880両で攻め落としてやります。

[4366] Re[4365]: お正月休み 投稿者:アカギ 投稿日:2005/01/06(Thu) 00:19  
> 皆さんは真珠湾奇襲はやりますか?

真珠湾やります。一時的にアメリカの艦隊が動かなくなるのは大きいと思います。アメリカの攻勢が再開するまでに、どこまで進軍できるかがポイントでしょう。真珠湾をやると連合軍の正面攻勢がニューカレドニアに移りますよね。そうするとそこからB17が飛んでくるのですが、タワラはギリギリB17の航続距離をはずれている。しかしナウルは爆撃範囲。なので、タワラを軍事基地化できれば、アメリカ軍はナウルが最前線となります。こちらはクゼリンを含め4つの島をもっているので、最前線の状況は有利になります。ナウルを爆撃し更地にしておけば、アメリカ軍はナウルの防衛を優先する行動をとってくるので、敵艦隊の襲来に対抗できるというのを考えました。結局アメリカはいくら真珠湾で沈めてもある程度艦隊が揃ってから襲撃してくるので、タイムラグが生じ、戦力を集中させることが出来る。戦闘機と攻撃機を十分に配備しておけば、クゼリンラインを突破される可能性は少なくなってくると思います。

しかし、このタワラの軍事化がなかなか難しいんだよなあ…。

ちなみに僕は真珠湾のあと、残存艦隊と打ち合いはせず、すぐに帰国。艦隊を再編し、ふたたびハワイに向かい、初期にハワイ占領をする戦術をとっています。これは賛否両論があるようですが。

[4365] お正月休み 投稿者:K−2 投稿日:2005/01/05(Wed) 19:08  
今年は喪中だったので門松も要らないし年始回りも無いので、
端から宿直・日直を引き受けて正月休みは宿直室で太平洋戦記2ばかりやってました。
お陰で一気に4ヶ月近くも進みました。
現在2回目をダラダラとプレイ中です。今回はエディタで紫電改・陣風を艦戦にしましたが、
これやると艦戦の開発が全く無意味になるんでやっぱバランス的にダメですね。
皆さん仰るとおり、後半は銀河やキ−91など航続距離の長い爆撃機で殴り合うので
空母はあんまりいらなくなっちゃいますよね。むしろ必要なのは開戦から1年間くらい?

真珠湾を攻撃しなかったので、42年の9月にメジュロに戦艦が15隻もやってきました。
こちらの戦艦は全てクェゼリンに集結していましたが、さすがに撃ち合う気にはなりません。
九六中攻と九七艦攻合計300機余りを投入し、2ターンかけて7隻沈めました。
(あと、潜水艦隊も1隻沈めた)まあ、九六中攻は半分に減りましたが。
メジュロは工兵が作っていた飛行場が更地に戻されただけで、輸送船もいなかったので
被害はほぼゼロ。これがクェゼリンにやってきてたらひどい事になってたろうけど。
皆さんは真珠湾奇襲はやりますか?

[4364] Re[4363]: 謹賀新年 投稿者:プラモ派 投稿日:2005/01/02(Sun) 15:14  
あけましておめでとう御座います。
本年もどうか宜しくお願いします。

> プラモ派さん、私はプラモデルが嫌いじゃありませんが、最近は全く作ってません。やはり広い部屋が欲しいです。超遅レスでした(笑)

僕は今、WLに凝ってます。
空母戦記2ではイラストリアス型が登場するそうなので発売までに完成させねば。
アオシマのキットだけにグレードアップのさせがいがありそうです。
僕の部屋も狭いので完成したらしばらくしてモスボールさせねばならなくなってしまいますが。

[4363] 謹賀新年 投稿者:ホルテン 投稿日:2005/01/02(Sun) 02:25  
たまにお邪魔するホルテンと申します。
昨年中は大変お世話になりました。

>4173
プラモ派さん、私はプラモデルが嫌いじゃありませんが、最近は全く作ってません。やはり広い部屋が欲しいです。超遅レスでした(笑)

今年は空母戦記2発売ですね。楽しい一年になりそうです。
たまに掲示板にも顔を出して、盛り上げていこうと思います。
今年もよろしくお願い致します。

GS社スタッフ皆様、プレイヤーの皆様のご健康をお祈り申し上げます。

[4362] 頑張ってください 投稿者:通りすがりのファン 投稿日:2004/12/31(Fri) 12:50  
いつも楽しく拝見しています。
皆さんの寄稿や、阿部さんのコメントを読むたびに、自分の勉強不足を実感させられます。
ところで、「空母戦記2」は大体いつ頃出るんでしょうか?
ユーザーとしては少しくらい遅れても良いから、エラーやバクが無くて、じっくり楽しめる作品を、腰を据えて作ってもらいたいです。もちろん身体に無理しないでください。

 それでは皆さん、良いお年を

[4361] 日本と資源 投稿者:格闘王 投稿日:2004/12/30(Thu) 00:56  
明治以降の近代日本は鎖国主義を捨て、完全自主防衛で、国際競争力を高めるために産業を強化した貿易立国。そのためには日本にはない資源と市場を求めなければならず、その結果、最後は太平洋戦争になり、1945年8月15日の完全焼け野原の日本になってしまった。やはり、日本は強がった完全自主防衛は間違っているのかな。其の意味でこの太平洋戦記2は戦前近代日本と太平洋戦争の本質を描いていると思います。

[4360] Re[4359]: 高橋氏へお礼 投稿者:高橋 投稿日:2004/12/28(Tue) 00:02  
> 当方はものぐさで設定し忘れることがあります。

ああ、忘れていただけだったんですね。
細かいこと指摘してすいません。
また、色々な情報を投稿なされることを期待します。

[4359] 高橋氏へお礼 投稿者:C物品 投稿日:2004/12/27(Mon) 20:09  
 高橋氏には削除キーについて御指摘していただいてありがとうございました、当方はものぐさで設定し忘れることがあります。これからは気をつけるようにしますのでこれからもよろしくおねがいいたします。

[4358] 艦船の燃料 投稿者:阿部隆史 投稿日:2004/12/27(Mon) 16:00  
その昔、艦船は風で動いていた。
だが産業革命と共に動力推進が導入される。
まず最初に現れたのは固形燃料(石炭)だった。
そりゃそうだ。
機関車を筆頭になみいる動力の中心が石炭だったんだもの。
なにしろ安いしね。
でも固形燃料と液体燃料(石油)を比べると熱量や取り扱いの利便性(液体はホース1本で輸送できる)を考えると液体燃料に軍配が上がる。
かくして日露戦争時(1904年)は石炭主体だった各国の海軍艦艇は第1次世界大戦時(1914年)になると石油主体に移り変わっていった。
もっとも「世界初の液体燃料を使用した大型艦」となると1898年に竣工したロシア海軍の戦艦ロスティスラブ(うちのゲームの日露戦争にもでてくるぞ)で結構、古いのだが。
ちなみにロスティスラブの速力は石炭使用時15.6ノットだったが石油を使用した公試では18ノットを記録(世界の艦船「ロシア/ソビエト戦艦史」53頁)している。
しかし液体燃料は良い事ずくめではない。
なにしろ高い。
よって後には「先祖帰り」の様に石炭と液体燃料の併用に逆戻りするケースも現れた。
例えば英海軍はQ・エリザベス型戦艦で液体燃料オンリーに切り替えたが次のR型では石炭と液体燃料の併用(ただし建造中に高速艦至上主義のフィッシャー提督が第1海軍卿に再任された為、液体燃料オンリーに変更。でも結局の所、あまり速力は向上しなかった。)とされた。
これがR型戦艦がQ・エリザベス型戦艦と比べサイズ、火力、防御力が同等なのに速力で劣る原因である。
また日本海軍の場合、軽巡長良型(重油1260t、石炭350t)と川内型(重油1050t、石炭580t)は共に石炭と液体燃料の併用であるが先に建造された長良型より後に建造された川内型の方が石炭の使用比率が高くなり煙突も1本増えている。
でもこうしたケースは希でいつしか石炭を燃料とする艦艇はその姿を消していった。
(一般論である。日本海軍ではちょっと別。)
いや、「いつしか」と言うのは少々違うな。
やはり石炭炊きの艦艇を一掃した原因は軍縮条約と考えられよう。
なにしろ燃料の問題はインフラ整備に関わるからね。
少数の石炭炊き艦艇の為に各軍港に石炭庫を用意するのは合理的でない。
かくして軍縮条約で石炭炊き旧式艦が一挙に消滅した後、残った石炭炊き艦も次第に行き場を失っていった。
まあ、これが旧式艦を運用しずらかった一因である。
とは言え日本海軍にはまだ何隻も石炭炊きの大型艦が在籍していたのだが。
(日本は貧乏国で石油の備蓄もカツカツだったからね。条約後の新造艦でも掃海艇や小型敷設艦など低速小型艦艇は相変わらず石炭を燃料としていた。)

[4357] Re[4349][4348]: スクラップ 呉ラップ 投稿者: 投稿日:2004/12/27(Mon) 00:41  
>
> 多くのフェリーや旧式小型艦などは発展途上国へ売却される。
> そしてその後、どうなるかと言うとフェリーの場合はまだ運航されてたりホテルシップになってたりするんだな、多くは。
> 小型艦については各国で博物館の様な艦(サムナー型など)がゴロゴロ在役している。

そういえば 青函連絡船も同様の運命をたどっていたのがいましたね


なんとなく旧式艦は弾除けにもなって……ないのかな?

[4356] 石炭 投稿者: 投稿日:2004/12/27(Mon) 00:37  
職場にあった石炭についての本を昨年読みました

炭鉱は採掘しつつ,次の鉱脈を探さないといけないそうなんですが
戦時下ではとりあえず今の生産量を増やせ,
ということで計画的な生産(採掘)をしていなかったそうです
結局,それは生産量や石炭の質の低下を招いたそうで
場合によっては製鉄に適さない石炭の割合が増えていったそうです。

具体的には硫黄分が多い石炭が増えてきたとか。

確かに戦時中は蒸気機関車のボイラーも寿命が短かったり
鋼鉄の生産が減少(あるいは消費に追いつかず)
軟鉄でものを作ったりしたようです。

あとはガソリンがもったいない,ということで
国鉄が電化したり,エネルギー源は
あっちこっちでつながりがあるようで
興味が尽きないところです。

ここでの話だったか不明ですが
終戦間際,重油を気にして動けない船を尻目に
出雲(だったかな?)は石炭燃料なので
動きまくれたとかいう話を聞いたことがあります。

[4355] C物品氏へ 投稿者:高橋 投稿日:2004/12/27(Mon) 00:09  
間違って投稿した書き込みを自分で消せるように、
削除キーを打ち込んでおいたほうが良いですよ。

[4354] 製鉄について 投稿者:C物品 投稿日:2004/12/26(Sun) 23:04  
 製鉄(高炉)に使う燃料としては一般的にはコークス(すごく大雑把に言えば石炭を蒸したもの、木炭に近いイメージ)と思います。当時の主力艦艇の燃料は重油ですから、直接的には重複しないと思います。実際には燃料の輸送や保管、管理等の関係で製鉄(高炉)が艦隊や陸上部隊の運用に影響をされていたかもしれませんがその辺は浅学でわかりません。

[4353] 製鉄について 投稿者:C物品 投稿日:2004/12/26(Sun) 23:00  
 製鉄(高炉)に使う燃料としては一般的にはコークス(すごく大雑把に言えば石炭を蒸したもの、木炭に近いイメージ)と思います。当時の主力艦艇の燃料は重油ですから、直接的には重複しないと思います。実際には輸送や保管、管理等の関係で製鉄(高炉)が艦隊や陸上部隊の運用に影響をされていたかもしれませんがその辺は浅学でわかりません。

[4352] 鉄の加工に使う資源 投稿者:うらマッハ 投稿日:2004/12/26(Sun) 22:08  
無知な質問だと思うのですが、太平洋戦争時代って鉄はどんな燃料を使って加工していたのでしょうか?
溶鉱炉などのための燃料です。
石油で作った燃料なのか、石炭で作った燃料なのか、よく知らないんです。もし、石油燃料なら戦時中は貴重な資源でしょう?

鉄鉱石から鉄を生産するときも、解体した艦船から「再生鉄」(?)を生産するときにも、実際は燃料が要ると思うんです。
実際に大戦中、艦船を解体しなかったのは、解体して鉄にするのに使う燃料をケチったからかなぁ・・・と思いました。
間違っていたら、ツッコんでください。

・・・それとも、船体から鉄を再生するための「再生工場」(?)が足りなかったとか?(根拠はありません)

[4351] Re[4350]: スクラップ利用 投稿者:阿部隆史 投稿日:2004/12/26(Sun) 20:16  
> あるいは老朽軍艦でも、偵察、囮、浮き砲台くらいには使えると考えてたのでしょうか。
> (しかし、これらの機関、動力は動いたのだろうか?)

日露戦争終了時、日本海軍が保有していた戦艦4隻(初瀬、八島が戦没しているので4隻)、装甲巡洋艦8隻の合計12隻(元ロシア艦を除いてるので)のうち10隻が太平洋戦争時に残存していた。
参加しなかった2隻は記念艦となった三笠(戦艦)と解体された日進(装甲巡)だけである。
これら10隻のうち朝日(戦艦)は工作艦、常磐(装甲巡)は敷設艦へ改装されている。
また敷島(戦艦)と富士(戦艦)はワシントン条約により武装と推進器が撤去され練習特務艦となっていたので航行はできない。
さてそれ以外の6隻(全部装甲巡洋艦)はと言うと...
まず開戦時だがこの6隻は海防艦に類別されていた。
でも占守型が建造され海防艦の定義が「旧式艦−>護衛艦」へと変化するに従い1942年7月をもってこの6隻は他艦種へ変更されてしまう。
吾妻、浅間、春日が練習特務艦へ変更されたのは判るとしても八雲、磐手、出雲の3隻が類別されたのはなんと「1等巡洋艦」だった!
それだけではない。
磐手などは1945年4月に至り防空巡洋艦へ改装(主砲全部と副砲の大部分を撤去し12.7センチ高角砲4門と7.6センチ高角砲2門、25o機銃15門を装備)されている。
別の資料によると防空巡洋艦への改装は八雲、出雲にも施行されたらしい。
古鷹型重巡の高角砲が12センチ4門、五十鈴型防空巡が12.7センチ6門、一般的な5500t軽巡が高角砲なしだった事を考えれば結構な火力だ。
もっともこれらの旧式装甲巡洋艦を外洋で作戦させる事はあまり考えてなかったらしいが。

ふと思うんだがドイツのシュレジェン型旧式戦艦が第2次世界大戦勃発時、ポーランド侵攻作戦で対地砲撃に使用された事を考えると旧式装甲巡洋艦も対地砲撃で使用出来たかも知れない。
なんせ石炭炊きだから石油を使用しないのも魅力だろう。
それに戦力にはならないかも知れないが少なくとも「鉄」にはなる。

でもとりあえず言っとくけどバージョンアップの際、これら旧式艦をデータ化するつもりはないので。

(タイムスリップ物で「日本海海戦直前の東郷提督率いる連合艦隊が突如としてサボ島沖に出現する」と言うのはアリか?いや、ないだろう。)

[4350] スクラップ利用 投稿者:マイティ01 投稿日:2004/12/26(Sun) 18:42  
当時の日本では1942年5月からお寺の鐘や金属製の灰皿等、一般から徴収できる金属はほぼ根こそぎ持っていきました。スクラップも積極的に利用していたと思われます。
そう考えると、老朽船舶を解体しなかったのは船台と人手を「バラす」よりも「造る」のにまわしていたのだと思います。
あるいは老朽軍艦でも、偵察、囮、浮き砲台くらいには使えると考えてたのでしょうか。
(しかし、これらの機関、動力は動いたのだろうか?)

[4349] Re[4348]: スクラップ 呉ラップ 投稿者:阿部隆史 投稿日:2004/12/26(Sun) 11:45  
> 回収された金属,とありますが
> 私は「家庭鉱山ざっくざく」も含めて
> 錆びていても高炉で作り直すものだと思っていました。

「錆の程度」によるだろう。
また「商売」として成立するか「是が非でも」とではかなり状況が異なる。
戦後の艦船解体だと「手間をかけてまで資源化」するのは経営上、無理だろうしね。

> 戦後 鳳翔や葛城などが解体されたりはしけになったりしたそうですが
> やっぱりくず鉄としての回収なんでしょうか

自衛艦も屑鉄として売却された例が多いからそうなんじゃない?
あまり金にはならないそうだが。
だいたい鳳翔はともかく葛城は艦齢が極端に若いからあんまり錆びてなかったんじゃないかと思うよ。
(基本的に自衛艦は艦齢一杯まで使用されるので解役時に中は錆々だそうな...)

> これからの省資源の時代では
> 艦齢を迎えるマンモスタンカーも
> 同じような運命になるんでしょうか

多くのフェリーや旧式小型艦などは発展途上国へ売却される。
そしてその後、どうなるかと言うとフェリーの場合はまだ運航されてたりホテルシップになってたりするんだな、多くは。
小型艦については各国で博物館の様な艦(サムナー型など)がゴロゴロ在役している。
なお太平洋戦争当時、日本には日露戦争当時の商船、軍艦が多数、在籍していた。
これを一掃したのがなんと米海軍の潜水艦と航空機だった。
軍艦にしても1945年の米機動部隊による空襲で日露戦争時の装甲巡洋艦常磐、出雲、磐手、春日が大破着底している。
大きな戦が起こるまで結構、老朽艦船は生き続けるだろう。
マンモスタンカーについては「発展途上国が購入するか否か」が鍵となる。

[4348] スクラップ 呉ラップ 投稿者: 投稿日:2004/12/26(Sun) 10:38  
スクラップ発生品について質問です

回収された金属,とありますが
私は「家庭鉱山ざっくざく」も含めて
錆びていても高炉で作り直すものだと思っていました。

もちろん使える部品があればそのまま使えると思うのですが
C物品さんの書き込みだと結構きれいな金属も取れたみたいに思いました

海沿いで錆びやすい,というのは
傷のいった金属品を一日,海岸沿いの旅館に持って行ったとたん
見事に錆びたので なんとなく理解しているつもりです。

戦後 鳳翔や葛城などが解体されたりはしけになったりしたそうですが
やっぱりくず鉄としての回収なんでしょうか

これからの省資源の時代では
艦齢を迎えるマンモスタンカーも
同じような運命になるんでしょうか

[4347] スクラップの補足 投稿者:C物品 投稿日:2004/12/25(Sat) 20:39  
 前回のスクラップについて補足しますと、実際に船からどのくらいの再生可能資源がでるかは当然船体や艤装品の材質(木製、鋼製)が大きく影響するにしても、その船体の経歴(船齢、装備品の種類、手入れの良さの度合い、故障等)により左右されるので老朽船は解体作業を実施しないかぎり現代の船舶解体業者でも予測はできないようです。(過去の日本や現在のインド老朽船を多数処理できたのは、解体してでる資源を予測したのではなく、その船ごとの状態から、費用対効果に合う資源分配を行うために必要なきめ細かく、安価な労働力が集約できたためと考えます。)                     ゲームの上でプレーヤーが不要と判断する艦船を解体することで資源の再生ができることが明白な以上はなんらかの基準が必要にあります、しかし、老朽船の状態は千差万別であり、現実には船舶解体のプロすら再生資源発生量の予測ができない以上、ゲームデザイン上の基準は「適切」と考えます。

[4346] コンクリート船の補足 投稿者:C物品 投稿日:2004/12/25(Sat) 19:30  
 前回、投稿したコンクリート船の内容が大雑把でしたので補足させていただきます。コンクリート船の長所と短所については一般論であり、実際にこれが該当するのは港湾を走る小型船やはしけ、バージのように安定した天候で、低速、近距離を行動する船に限られます。海外に行くような大型船にした場合、コンクリート船体の養生の困難性(現代のマンションでも新築で雨漏りすることもあるようです。)、外板の抵抗による速度、燃費の低下と船体強度が十分でなく荒天時における船の安全性の問題等を加味すれば、「鉄」を使わないメリットなど些細なものになってしまいます。結論として、もし、海外に航海できるほどの商船をコンクリートで作る努力をするならば、いかにして「鉄」を集めるかに努力したほうが効果的であると考えます。

[4345] Re[4344]: コンクリート船の補足2 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2004/12/25(Sat) 19:08  
> 4343は作成途中の文章を誤って送信したので削除をお願いいたします。

投稿者依頼により発言[4343]を削除いたしました。

[4344] コンクリート船の補足2 投稿者:C物品 投稿日:2004/12/25(Sat) 19:03  
4343は作成途中の文章を誤って送信したので削除をお願いいたします。

[4342] Re[4339][4338]: 艦船解体について 投稿者:Reich Insel 投稿日:2004/12/25(Sat) 14:25  
ご回答ありがとうございました。
この次は「逐次解体」にして、各艦の働き場所(死に場所か?)を考えてやりたいと思っています。
当時の首脳たちの苦渋を体験できるのも、この作品の醍醐味だと思いますので。

[4341] スクラップについて。 投稿者:C物品 投稿日:2004/12/24(Fri) 21:33  
 スクラップについてでありますが、72年に三菱長崎が35000tのタンカーを100日かけて解体したときに売却できたのは鉄7000t、銅などが3000tで全体の1/3にもならなかったようです、老朽した船は腐食等でスクラップとして再生困難な部分が多々でるようですので海軍が老朽艦をスクラップにしなかったのは、解体の労力に比べて得られる鉄が少ないことをもこしていたのか、と邪推します。

[4340] コンクリート船について。 投稿者:C物品 投稿日:2004/12/24(Fri) 21:16  
 コンクリート船については1930年台の米国等で安価な商船建造の手段としてあったようです、現在でも海外で小型船舶(ヨット)等には建造されている例があるようです。一般にコンクリート船の長所としては、1鉄関連(1)鋼材の使用(鉄板)が少ない、(2)構造に鋼材を使用しないので大型船でもクレーン等の大規模施設がなくても建造が可能、2海水による腐食が少ないので船体が長持ちする。といったことがいわれていますが、反面、短所として1船体の外板が厚く重くなる上に海水の抵抗が大きいので高速船にはむかない。2建造時、船体のコンクリート養生には独特の経験が必要である。などの問題もあったようです。資源のない日本にとり魅力的な反面、運用面を含めた技術の蓄積の必要性を軽視したためにものにならなかったというのが私の考えです。もちろんこのほかにも当時の日本には「着想」はよかったが「実行」が伴わない場合が多々あるようなきがしますが、皆様いかがでしょうか。

[4339] Re[4338]: 艦船解体について 投稿者:阿部隆史 投稿日:2004/12/24(Fri) 20:35  
>  ところで、艦船の即時解体をデフォルトにされたのはゲーム性を考慮されてのことでしょうか?

その通り。

> というのは、実際に戦時中に解体されて鉄になった艦船はどのくらいあったのかと思いまして。

殆どない。
既に竣工している大型艦については。
なにしろ日露戦争時の戦艦や装甲巡洋艦の大部分が特務艦籍などに編入され終戦時に残存していたくらいだ。
(ただし装甲巡洋艦吾妻は昭和19年に舞鶴で解体されている。と言う事はもっと戦争が続いていたらひょっとして...?)
あまり解体されなかったのは商船にしたって同じだ。
なんと元仮装巡洋艦だった信濃丸(仮装巡洋艦ってのはすなわち商船なので)まで横須賀港に繋留されていた。
では鉄は不足していなかったのか?
そんな事はない。
船腹が足りない上に鉄不足だから「泥船ならぬコンクリート船」まで建造(量産には至らず試作で終わったけど)している。
効率の悪いコンクリート船(詳細は太平洋戦記2の史実データ参照)を建造するくらいなら「殆ど戦力にならない旧式艦をスクラップした方がマシ」と僕は思うんだけどなあ...
(それより対潜部隊を増強して潜水艦による被害を減少させ鉄消費の根元である商船建造にストップをかけるのが先だけどね。)

>  ゲームでは、使えそうにない艦船はどんどん鉄にしているのですが、空母「阿蘇」でしたか、爆発実験で沈めるくらいなら解体して航空機にでもしたらよいのにと思ってしまいます。

僕もそう思う。

>  その頃はそれほど国力が低下していたのでしょうか、それとも、おいそれと軍艦は解体できないような深い事情があったのでしょうか。

確かに国力は低下していた。
だけどそれにしても阿蘇の末路については僕も「なんで?」と思う。
(単に「なぜ解体しなかったか?」については「ドックが全て艦船の新造に手一杯で解体用に回す余裕がなかったから」となるし「新造艦船用の鉄が足りないならそれこそ旧式艦を解体して鉄を補充すべきだろう」となる。だけどドックは全て建造中の新造艦で一杯だ。う〜む...)
よってこの件に関して「実はこう言う訳なんだ。」と説明する事ができない。
日露戦争時の防護巡洋艦については戦前の段階で厳島、橋立、秋津洲、和泉など除籍のうえ解体されているし前述した如く戦時中に装甲巡洋艦吾妻を解体してるので軍艦をスクラップするのはさして難しい事ではないだろう。
戦後の話だがチリ戦艦アルミランテ・ラトーレなどはわざわざ日本へ回航してスクラップにしてる。
なおゲームに「艦船の解体」を入れたのは「ぜひやってくれ!」と言う意味ではない。
せいぜい「当時としてはこういった方法もあったんじゃなかろうか?」と言う意味合いである。

(当時の海軍関係者が「鉄不足だから三笠を解体しよう。」と言ったらどんな事になるんだろうか?)

[4338] 艦船解体について 投稿者:Reich Insel 投稿日:2004/12/24(Fri) 18:44  
初めまして。20年来の阿部さんのゲームのファンです。
 とはいえ、皆さんのような深い造詣もない素人ですので、シナリオ設定は何もいじらず「太平洋戦記2」を楽しんでいます。デフォルトこそ、ゲームデザイナー推奨の設定だと思いますので。
 ところで、艦船の即時解体をデフォルトにされたのはゲーム性を考慮されてのことでしょうか?
というのは、実際に戦時中に解体されて鉄になった艦船はどのくらいあったのかと思いまして。
 ゲームでは、使えそうにない艦船はどんどん鉄にしているのですが、空母「阿蘇」でしたか、爆発実験で沈めるくらいなら解体して航空機にでもしたらよいのにと思ってしまいます。
 その頃はそれほど国力が低下していたのでしょうか、それとも、おいそれと軍艦は解体できないような深い事情があったのでしょうか。初心者のくだらない質問ですが、解体のたびに心に引っかかるものがあるのですみません。

[4337] Re[4318][4317][4307][4309]: 軽戦車について 投稿者:シムス 投稿日:2004/12/24(Fri) 16:16  
 暴言を吐くというような行為をしたわけでもなく、過去にもゲームの内容についての発言が多数あるのですから、まず今回に限りお叱りを受ける理由をまず明記するべきでしょう。
 少なくとも初めに発言した時点でそのように指摘していただけていたならば、このような中途半端に話を終わらせ、私や返答していただいた方が無意味に時間と労力を費やさずに済んだではありませんか。
「自分の作戦が最高」という断定が何を根拠にしているのかわかりませんが、狭隘に過ぎるのではありませんか。
 私は今後ここを訪れることはありませんので、もしこの内容が不本意であるならばメールででも返答してください。

[4336] 深山!?すごい! 投稿者:洛陽不覚 投稿日:2004/12/23(Thu) 22:20  
>アカギさんへ
 「戦記2」の書き込み、拝見しました。
 深山を活用されておられるとは、恐れ入りました。(拝)
 飛竜の開発についてはプレイヤー間では意見の分かれるところでしょうが、キ91の開発が重要であることには私も同意見です。
 銀河も優秀ですが、稼働率が低いのと、対中国戦では数をそろえる必要があったので私は飛竜を開発・配備しました。
 
>嵐さん
 ども、お久しぶりです。
 マリアナ沖海戦後のキャンペーンは沖縄を奪回したところで止まっています(プレイする時間が‥‥)。
 ホロムシロに陣取るB29に本土空襲を受けるようになりました。
 震電の開発にはあと約2ヶ月かかるため、5式戦闘機、紫電改を量産して対応しています。
 このゲームだと、当時の日本軍にとってB29がいかに厄介であったか、あらためて認識させられますねぇ‥‥。 
 迎撃は難しい、根拠地は遙か彼方で攻撃できない、そりゃ飛行場を焼き払うために片道切符の特攻作戦したくなりますわ‥‥(苦)。

[4335] Re[4334][4333]: 太平洋戦記2 投稿者:アカギ 投稿日:2004/12/23(Thu) 21:05  
> とりあえず米軍機は強力です
> 自走対空砲か対空戦車が欲しいと思う今日この頃w
> 88mm砲で撃墜したいです。
> (あたるのかは知りませんが)

たしかに、対空砲は欲しいですね。史実では東京・久我山に射程1万5千メートル?の超巨大砲があったとか。それがB29を打ち落とし、米軍は以後その空域を飛行禁止にしたとか。でも数台しかなかったために戦局には大きな影響を与えなかったらしいのですが、ゲーム上であれば100門ぐらい配置して米軍のド肝を抜いてみたいものです。

> 思いっきり艦隊戦してました
> これが原因なのかな・・・

艦隊決戦をしても損傷を補修しなければよいかも(笑)

> 私も独逸にはどんどん潜水艦を送り込んでいます
> 上部構造が欠けているものでもどんどん。
> 呂500でしたっけ・・・あれも結構使えますよね
> 爆雷がなんとなく当たりにくいような気がします
>
パナマ運河爆撃は労ばかり多くて効果が少なかった…。
通商破壊作戦は2回目のプレイのときにMAXの60隻で挑みましたが全滅できませんでした。やればやるほど駆逐艦だらけになってしまいました。

> > おかげで、イ号誘導弾は43年の早い段階で完成。誘導魚雷が出来たときにはすでにアメリカ軍には組織的な戦闘行動をとれる艦隊はないという状態でした。
>
> 深山は使っていませんが飛龍は銀河あるとおもって
> 私もパスしました
>
> 史実では優秀な航空機だったようですね

僕も今回初めて深山使いました。史実では深山はなかなかうまく飛ばなかったとか。一号機は開戦前に出来たようですがトラブル続出で試作機6機で打ち切りとなったとどこかで読みました。ゲームではしっかり飛んでますけど(笑)。完成も開戦後なので、恐らく技術陣はそれら問題を克服してついに量産に対応できる機体を開発したのでしょう。

[4334] Re[4333]: 太平洋戦記2 投稿者: 投稿日:2004/12/23(Thu) 19:33  
やり遂げないとだめかもしれませんが・・・
私も似たようなもんです。

> 勝因は何といっても開発兵器の選別でした。戦闘機は震電、重爆はキ91をとにかく早く開発するためにどの兵器を開発し、どの兵器を中止すべきかにかなり悩みました。結局震電開発までに制式化した戦闘機はショウキ2と紫電改の2種です。これだけでもけっこう戦えました。

こちらも同じ選択でした。
制式化したのは屠龍,震電,零戦52型,飛燕乙でした
戦闘機の種類は多いですよね
ある本では閃電の開発は結構早かったそうですが
過去ログでもあったように軍用機開発のパターンには
いろいろあるそうです

とりあえず米軍機は強力です
自走対空砲か対空戦車が欲しいと思う今日この頃w
88mm砲で撃墜したいです。
(あたるのかは知りませんが)

>
> 艦隊決戦は行わないようにし、敵艦隊は航空機で攻撃。鉄は艦船建造ではなく弾薬にまわす。戦車は大量建造し陸上部隊の不足を補うと同時に、抑止力として効果を有効に使いました。

思いっきり艦隊戦してました
これが原因なのかな・・・

97式戦車でも200両っも配置していれば進攻してきませんからね。あとは大型輸送艦の建造。ドイツ派遣の継続といったところが勝因でしょうか。

私も独逸にはどんどん潜水艦を送り込んでいます
上部構造が欠けているものでもどんどん。
呂500でしたっけ・・・あれも結構使えますよね
爆雷がなんとなく当たりにくいような気がします

>
> おかげで、イ号誘導弾は43年の早い段階で完成。誘導魚雷が出来たときにはすでにアメリカ軍には組織的な戦闘行動をとれる艦隊はないという状態でした。

さすがに誘導魚雷まではできなかったです
あれって対艦兵器開発ですよね
私は艦船メインで海防艦目当てで建造していました

>
> キ91も、4式重爆!を開発中止にしてまで優先した結果、43年11月には完成しました。この時期にこれがあると無敵です。4式重爆の開発中止にはずいぶん悩みましたが、いずれ銀河が出来るということ、それまでは深山で代用できるだろうということを計算してのことでした。ところが、この深山がけっこう使える。史実では全く活躍の場が無い深山でしたが、こちらの世界では日本が誇る中距離重爆撃機として活躍してくれました。

深山は使っていませんが飛龍は銀河あるとおもって
私もパスしました

史実では優秀な航空機だったようですね
[4333] 太平洋戦記2 投稿者:アカギ 投稿日:2004/12/21(Tue) 21:12  
かくいう、私も3回目の挑戦です。しかも今度は「絶対に勝つ」ことを目標にやっているので、思い入れは捨て、戦略に徹したところ、どうやら勝てそうです。その目処が立ちました。

勝因は何といっても開発兵器の選別でした。戦闘機は震電、重爆はキ91をとにかく早く開発するためにどの兵器を開発し、どの兵器を中止すべきかにかなり悩みました。結局震電開発までに制式化した戦闘機はショウキ2と紫電改の2種です。これだけでもけっこう戦えました。

艦隊決戦は行わないようにし、敵艦隊は航空機で攻撃。鉄は艦船建造ではなく弾薬にまわす。戦車は大量建造し陸上部隊の不足を補うと同時に、抑止力として効果を有効に使いました。97式戦車でも200両っも配置していれば進攻してきませんからね。あとは大型輸送艦の建造。ドイツ派遣の継続といったところが勝因でしょうか。

おかげで、イ号誘導弾は43年の早い段階で完成。誘導魚雷が出来たときにはすでにアメリカ軍には組織的な戦闘行動をとれる艦隊はないという状態でした。

キ91も、4式重爆!を開発中止にしてまで優先した結果、43年11月には完成しました。この時期にこれがあると無敵です。4式重爆の開発中止にはずいぶん悩みましたが、いずれ銀河が出来るということ、それまでは深山で代用できるだろうということを計算してのことでした。ところが、この深山がけっこう使える。史実では全く活躍の場が無い深山でしたが、こちらの世界では日本が誇る中距離重爆撃機として活躍してくれました。

[4332] 太平洋戦記2 三回目 投稿者: 投稿日:2004/12/18(Sat) 22:31  
太平洋戦記2,三回目の挑戦でしたが
アリューシャンを取られたあと
本土をB29にやられて…
昭和19年,まだ 粘れたかもしれませんが降伏しました。

建造した戦艦も空母もほとんど使わないまま
航空戦に終始し,なんだったんだろう,と
思えるキャンペーンでした。

これって 阿部さんの思う壺なんでしょうか…。

仕事がありますが,それほど忙しくないので
合間をぬって これから四回目にチャレンジしたいと思います。

[4331] Re[4330]: 無題 投稿者:阿部隆史 投稿日:2004/12/17(Fri) 01:20  
いや...
別に気を悪くしてる訳じゃないから御安心を。
ここは「なあなあ」で進行する場所だから「もめ事」の持ち込みは御遠慮願いたいと言ってるだけなので。

[4330] 無題 投稿者:まこ 投稿日:2004/12/17(Fri) 00:59  
毎日掲示板を楽しみにしてチェックしているので、阿部さんが気を悪くして書き込みが少なくなったら寂しいです。

[4329] Re[4326]:2767 投稿者:阿部隆史 投稿日:2004/12/17(Fri) 00:42  
[4323]
>>よそ様のHPを紹介する程度ならともかく文章をそのまま転載しちゃダメだよ。
>>苦労して書いた文章を流用されたらBUN氏も怒るだろう。
>>よって[4320][4322]は内容的には良いんだけどとりあえず削除しといた。

[4326]
>省エネというものです。

無断転載を容認する事はできません。
よってこれを「省エネ」と仰るならもはや申し上げる言葉はありませんので以降、貴殿の弊社掲示板に対する書き込みをお断り致します。

[4328] 軽戦車 投稿者:K−2 投稿日:2004/12/16(Thu) 21:00  
>「日本の軽戦車は、歩兵の小銃弾が貫通する。」
いや実際九五式なんかは中国軍のZB26なんかの弾で撃ち抜かれた
って例があるみたいだし、また、当時の冶金学のレベルってものもあるし。
それに、現在の装甲車でキャリバーの弾を防げるものがどれほどあるか。
キャリバーの威力をあなどっちゃいけません。

>戦車戦において、旋回砲塔を持たない自走砲が
そこらへんは計算に入れて性能を決定してるんじゃないのでしょうか?
戦闘の規模も舞台も大きいわけだし。
海戦がリアルじゃないとか言う人には激闘ソロモンや空母戦記を用意したように、
リアルな戦車戦ならば鋼鉄の騎士Uを買って楽しめば良いのではと思います。
(実際の旧陸軍では、そこらへんの欠点は解っていたからチリ車との混成を考えていた訳ですが)

[4327] Re[4321]: 無題 投稿者: 投稿日:2004/12/16(Thu) 19:17  
「日本の軽戦車は、歩兵の小銃弾が貫通する。」
そんな事は無いですよ〜キャリバー50なら弾種と命中個所によっては抜けますけどね。一応鋼鉄で出来てますから厚さ5mm有れば歩兵の装備している7.92mmや7.62mmの弾丸ではキズしか点きませんよ、もっとも銃が壊れるほどの強装薬でタングステンや鋼の弾丸を10m以内で撃ちこめば装甲が割れる場所も有るかもね?

[4326] Re:2767 投稿者: 投稿日:2004/12/16(Thu) 10:18  
>削除のお知らせ
省エネというものです。
阿部さんもここの掲示板の文章に費やされた時間の一割でも、エンディング文の作成に割いていれば、太平洋戦記2のエンディングは、今より遥かに豪華でバリエーション豊かなものになっていたはずです。

>ホリ車3両で2両のJS3に対抗できれば充分なのだ。
>その分、たくさんのホリ車の生産すればよいのだから。

戦車戦において、旋回砲塔を持たない自走砲が、
ペナルティ無しで戦車と戦えるという設定がリアリティに欠きます。自走砲の場合は、二回戦目から、次第に防御力が落ちていくとか、対戦車攻撃力が下がっていくとか、何らかのペナルティを課すべきでした。

実際、ヤークトティーガーやヤークトパンターは側面や後方に回られた敵に対応する為に車体全体を回さねばならず、
その過程で故障や被撃破が続出したといいますから。

[4325] Re[4324]: 「航空戦の実相」の感想 投稿者:阿部隆史 投稿日:2004/12/14(Tue) 18:48  
> 配備されていた航空機の数よりも搭乗員の人数はかなり少ないものなんですね。

開戦時、台南空に配備されていたのは酣燈社の航空情報別冊「日本海軍戦闘機隊」だと零戦45機、96式艦戦12機、陸偵6機。
搭乗員は出撃した45機で45名の他、海兵67期の中尉4名などが基地に残っていた。
他に何名残っていたのかはちょっとわからない。
さて、配備機数と乗員の数についてなんだが戦史叢書「ミッドウェー海戦」215頁で1942年5月29日時点での第24航空戦隊と第25航空戦隊の現状が記述されている。
千歳空戦闘機隊(定数が常用27+補用9)が零戦23(うち整備中などが3)、96式艦戦20(1)で搭乗員が32名(練度A級6,B級2,C級24)。
定数より航空機が多く航空機数より搭乗員が少ないのが特徴だ。
また台南空や3空にベテランが抽出されCクラスが多いのも特徴と言えよう。
千歳空陸攻隊(27+9)は1式陸攻13(1)、96式陸攻16(3)で搭乗員は23組(A8,B9,C6)。
定数より航空機が少なく航空機より搭乗員が少ない。
1空戦闘機隊(27+9)は零戦6(6)、96式艦戦11(1)で搭乗員が22名(A5,B2,C15)。
開隊したばかりで機材、人員とも未充足なのが特徴だ。
1空陸攻隊(27+9)は96式陸攻32(2)、搭乗員が29組(A24,B5)。
木更津空(27+9)は1式陸攻23(7)、搭乗員27組(A22,B5)。
航空機より搭乗員が多いのが特徴。
三沢空(27+9)は1式陸攻27(4)、搭乗員28組(A19,B3,C6)。
6空(45+15)は零戦33(0)、搭乗員56名(A25,C31)。
3空、台南空から抽出されたベテランがゴッソリいるのと新設部隊なので航空機が全然足りないのが特徴だ。
この様に航空機数と搭乗員数は航空隊によってまちまちなのである。
必ずしも航空機数より搭乗員数が少ない訳ではないし中には定数より多く航空機や搭乗員が配備されている場合もある。
(前線じゃ滅多にないけど)
それに事故で壊れりゃ航空機数は減るし病気やケガで搭乗員数は減るからバランスをとるのは難しいのだ。
前線に於ける「乗り手のない航空機」は結構、多く1944年初頭はラバウルでは航空機不足に悩みながらもトラックでは補充用航空機が満ちあふれていた。
1944年2月17日のトラック空襲で日本海軍が失った航空機数は270機とも300機以上とも325機とも言われているが戦史叢書「マリアナ沖海戦」によればうち170機は補充用に保管されていた航空機であった。
搭乗員がいて部隊編成されていれば大きな戦力になったろうに残念な事だ。

[4324] 「航空戦の実相」の感想 投稿者:うらマッハ 投稿日:2004/12/14(Tue) 10:43  
抜書帳の「航空戦の実相」読ませていただきました。機体や搭乗員の消耗についてとても勉強になりました。

>僕が本論で述べたいのは「戦闘以外での損耗がかなり多い」と言う事である。

壊れやすいんですね、航空機。
特に零戦なんか見るからに(実物拝んだことないですが)デリケートそうですからね。零戦は工場から最寄りの飛行場へ運ぶとき、自動車や鉄道で運ぶと振動で壊れるので、牛車で運んだという話を本で読んだことがあります。牛車で運ばれるようなデリケートな機体が、ほこりっぽい飛行場や、波間に揺れる空母に配備されるんですからすごく消耗しただろうと想像できます。

>台南空の搭乗員数はこの45名プラスアルファでありあまり多くはない。

配備されていた航空機の数よりも搭乗員の人数はかなり少ないものなんですね。搭乗員はとても貴重な戦力だと感じます。
それにしても搭乗員の消耗率は大きいですね。簡単には補充できない搭乗員を死なせてしまうことは、航空戦力の低下につながるのでしょうね。航空機の防御力は搭乗員を生還させるための大切な要素だと感じました。

[4323] 削除のお知らせ 投稿者:阿部隆史 投稿日:2004/12/14(Tue) 09:34  
よそ様のHPを紹介する程度ならともかく文章をそのまま転載しちゃダメだよ。
苦労して書いた文章を流用されたらBUN氏も怒るだろう。
よって[4320][4322]は内容的には良いんだけどとりあえず削除しといた。

[4321] 無題 投稿者: 投稿日:2004/12/14(Tue) 05:25  
>軽戦車の利点

日本の軽戦車は、歩兵の小銃弾が貫通する。
これに尽きるでしょう。

[4319] Re[4316]: 台南空のエース 投稿者:リューリック 投稿日:2004/12/13(Mon) 22:43  
詳細なご説明まことにいたみいります。
やはり1位が西沢、2位が坂井は普遍なのですね。
てっきり3位を太田、笹井が争うのかと思っていましたが奥村と言うパイロットがでてきたのは意外でした。
今後も色々と質問させて頂くと思いますのでよろしくお願いします。

[4318] Re[4317][4307][4309]: 軽戦車について 投稿者:阿部隆史 投稿日:2004/12/13(Mon) 17:19  
>  このことについてはかなりテーマが大きいので、時間があれば後ほど議論しましょう。

ここは「なあなあ」で親睦を深めるメーカーサイドの公式掲示板だからここで議論しちゃダメ。
プレイの仕方は人それぞれだから「自分の作戦が最高」と自分で思うのは結構。
でも自分は自分、他人は他人。
それに太平洋戦記2をプレイしている人の約4割くらいは「勝つ事を目的」とせずにプレイしてるみたいだし。

[4317] Re[4307][4309]: 軽戦車について 投稿者:シムス 投稿日:2004/12/13(Mon) 16:43  
>> ともあれ、戦場は大陸戦のみではありませんので、地積制限のほとんど伴わない他地域での運用例を考えてみましょう。
(これ以降の文章について)

 同じように運用できるならば、鉄効率が悪く開発に時間がかかる重戦車より、鉄効率が良く開戦時より量産できる軽戦車を使う方が良いでしょう。

>> 他にも、各プレイヤーが戦車の生産に必要な鉄をどう評価するのか

 これについてはうらマッハさんは違うようですが、戦車は生産するだけ鉄の無駄である、という方々のことを考えて付け加えておきました。 鉄のために早期にピサカパトナムを制圧したり戦艦を廃棄するプレイヤーがいることを考えれば、さほど不自然ではないように思われます。
 私の場合は空母や対空艦の新造をしないので、鉄が足りなくなったことはなく、戦車の生産にかかる鉄のことはあまり気にしないのですが(むしろ潤沢な鉄をなんとか敵戦力に指向できないか、というところから発しているようです。)

< 自軍の被害を減らすには、小さい敵戦力に対して大きい自軍戦力をぶつけるのが基本ですよね。
大陸方面の攻勢において、「被害を嫌う」僕の攻め方だと航空戦力が主力になってしまい、こちらの戦車がほとんど消耗しないのです。
 
 このことについてはかなりテーマが大きいので、時間があれば後ほど議論しましょう。

< それよりも気にするのは、鉄の重さによる輸送コストでしょうね。航空機だと空を飛んで大陸へ移動できますが、戦車は敵潜水艦が徘徊する海上を輸送艦で運ばないといけません。

 輸送量は鉄量で規定されますから、鉄効率の良い軽戦車のほうが輸送効率が良いでしょう。
 敵潜水艦についてですが、これは「軽戦車か重戦車か」ではなく「戦車は有効か否か」ですね。
 では軽戦車と重戦車のそれぞれの利点をあげてから、「戦車は有効か否か」に移りましょう。

 軽戦車の利点
 1 鉄の効率が良い
 2 開戦時より、もしくは早期に生産可能
 3 輸送効率が良い
 
 重戦車の利点
 1 戦力を集中しやすい
 (2) 陸上部隊との併用で鉄効率の悪さを緩和できる

[4316] 台南空のエース 投稿者:阿部隆史 投稿日:2004/12/12(Sun) 21:27  
[4310]
>台南空エースについて御教授願えればと思います。

それではまず台南空について。
以前、「航空戦の実相」で触れたが開戦時の台南空は初日のフィリピン攻撃へ45機出撃させこれら45名中4割の18名が開戦から7ヶ月以内に戦死した。
当時の台南空は1個中隊9機(中隊は3個小隊なので1個小隊は3機となる。また中隊長は第1小隊長を兼任する。)で編成されていたが各中隊で損耗に大きな差がある。
第4中隊の場合、開戦から2ヶ月を経ずして過半数の5名(55%)が戦死したが坂井上飛曹が所属した第1中隊の同期間に於ける戦死者は2名(22%)だけだった。
不運だったのは第4中隊ばかりではない。
第1中隊は過半数の5名が太平洋戦争を生き抜き終戦を迎えたが第3中隊の場合、1名を除いて全て戦死している。
戦後の戦友会が中隊単位で開催された場合、出席者が自分だけであるのと過半数の5名が出席するのとでは印象がだいぶ異なるであろう。
(1人だけだったら戦友会自体、開催されないと思うが...)
第2中隊にしても生き残ったのは1名だけに過ぎない。
まず搭乗員45名の搭乗員歴を見よう。
搭乗員歴1年以上のベテランが35名、1年未満の若年搭乗員が10名である。
ではこれらの搭乗員は均等に配員されていたのだろうか?
そんな事はない。
第1〜3中隊まではベテラン8名と若年搭乗員1名で編成されていたが第4中隊はベテラン6名に若年搭乗員3名、第5中隊に至ってはベテラン5名に若年搭乗員4名で編成されていた。
また小隊レベルで見ると第4中隊の第3小隊と第5中隊の第3小隊などはベテラン1名と若年搭乗員2名である。
ベテランと若年搭乗員の生存比率を比べて見よう。
ベテラン35名中で太平洋戦争を生き残ったのは12名で生存率34%。
一方、若年搭乗員10名中生き残ったのは1名で生存率は10%に過ぎない。
実に3倍以上の開きがある。
しかし「物は言いよう」でもある。
まったく同じデータを戦死率で比較すると「ベテランは35名中23名が戦死して戦死率65%、若年搭乗員は10名中9名が戦死して90%。ベテランと若年搭乗員の差は1.5倍未満に過ぎない。」となる。
かくも数値から実相を反映させるのは難しい。
坂井上飛曹が所属した台南空第1中隊は「運と実力を持ち合わせたベテラン揃い」であり精強を誇った台南空でもちょっと特殊なのである。
「大空のサムライ」の語る言葉は真実であると僕は思うが違った観点から台南空を見る事もまた重要であろう。
それではお待ちかねの「台南空のエース」について。
なお以降、階級は最終階級(よって坂井上飛曹ではなく坂井中尉となる。また死後昇進した場合も適用する。)で記述する。
日本海軍のエースでスコア11機以上は90名存在するがそのうち26名が台南空での在隊経験をもつ。
ちなみにスコア16機以上に限れば39名中14名だ。
この14名中で開戦時から台南空に在籍していたのは7名。
ただし開戦初日の攻撃で出撃したのは6名であった。
坂井三郎中尉(スコア64機)、太田敏夫飛曹長(34機)、石井静夫飛曹長(29機)、田中国義少尉(17機)、上平啓州中尉(17機)、石原進少尉(16機)の面々だ。
また開戦時に出撃した45機のうち16機未満のエースでは宮崎儀太郎中尉(13機)、磯崎千利大尉(12機)、和泉秀雄1飛曹(9機)などがいる。
合計9名のうち石原進少尉と和泉秀雄1飛曹以外の7名は開戦時のベテランである。
45機のうち9名が著名なエースとなるのだから流石と言うしかない。
一方、開戦時には若年搭乗員ゆえ先発メンバーには入らなかったが以後、メキメキとスコアを伸ばしたエースに笹井醇一少佐(27機)がいる。
彼は若年搭乗員のまま撃墜王となり若年搭乗員のまま戦死した。
一種の天才型エースと言えよう。
さてここまで書いてきて「何故、日本一のエースである西沢の名前が出てこない?」と思った方が多いであろう。
前述した様に開戦早々、台南空は多くの搭乗員を失った。
失った搭乗員は補充されねばならない。
その補充源は内地から送られてくる若年搭乗員と教官出身などのベテラン、他隊のベテランが大部分を占める。
しかし他隊とはなんぞや?
開戦時に日本海軍の戦闘機搭乗員は空母、内地の教育部隊、台南空、3空、千歳空、ペリリュー派遣隊、山田部隊などに配備されていた。
これらのうちペリリュー派遣隊と山田部隊は台南空と3空から抽出された搭乗員で構成されているので正確に言えば他隊から転属ではなく原隊復帰である。
さて千歳空であるがこの部隊は96式陸攻36機(常用27+補用9)と96式艦戦36機(常用27+補用9)の混成で開戦時はマーシャル諸島に配備(艦戦についてはルオット、タロア、トラックの分散配備)されていた。
フィリピン攻略作戦とマレー攻略作戦の為に台湾と仏印へ基地航空隊の主力が集中されていたのに対し太平洋正面には水上機部隊や飛行艇部隊を除くと千歳空だけしか配備されていなかったのである。
この千歳空戦闘機隊は1942年2月1日のヒットエンドラン作戦に対する迎撃以外、殆ど戦闘に巻き込まれていなかったので緒戦期には多くのベテラン搭乗員が温存されており多くの搭乗員を失った台南空、3空への補充源となっていった。
また千歳空の一部とペリリュー派遣隊で4空(陸攻と艦戦)がラバウルに新設されここから台南空へ編入される事もあった。
開戦時、千歳空に所属していた台南空エースには西沢広義中尉(87機)、岡野博飛曹長(19機)、中谷芳市飛曹長(16機)、吉野さとし少尉(15機)、山下佐平少尉(13機)、国分武一2飛曹(11機)などがいる。
なお台南空に所属する事はなかったが開戦時、千歳空に所属していたエースには荻谷信男飛曹長(24機)、長野喜一飛曹長(19機)、志賀正美少尉(16機)などがいた。
一方、内地から台南空へ転属してきたエースにはベテラン組として奥村武雄飛曹長(54機)、大木芳男少尉(17機)、高塚寅一少尉(16機)、吉田素綱飛曹長(14機)、半田亘理中尉(13機)などがおり若年搭乗員には羽藤一志2飛曹(19機)、遠藤桝秋1飛曹(14機)、山崎市郎平1飛曹(14機)、堀光雄飛曹長(11機)などがいる。
吉村啓作3飛曹(12機)や安井孝三郎少尉(11機)は開戦時、山田部隊に所属していた転入組である。
ちなみに補充として台南空へ転属してきた搭乗員の全てがエースとなった訳ではない。
開戦時の先発メンバー45名中4割の18名が開戦から7ヶ月以内に戦死したが1942年6月までにそれ以外の15名(開戦時、既に台南空に所属していたが初出撃には参加できなかった搭乗員を含む)が戦死した。
エースが誕生する背景には多くの搭乗員が無名のまま戦死していった事も忘れてはならないだろう。
開戦から7ヶ月(1942年6月)で33名(11機以上のエース2名)が戦死した台南空では翌月2名、8月には13名(11機以上のエース2名)の搭乗員が戦死している。
もはやこの15名の中には先発メンバー45名は僅か2名しか含まれていない。
先発メンバーの多くが戦死した他、1942年4月の人事異動で新設の6空へ転属(新郷中佐以下日高、島川、上平、西山など5名以上)したり内地の教育部隊に転属(田中、石井、石原、磯崎など4名以上)した為、「先発メンバーより補充で転属してきた搭乗員の方が多くなっていたから」である。
(やはりなんと言っても平均的に見れば内地からやってきたばかりの若年搭乗員より古参の先発メンバーの方が空戦が上手いので戦死率が低いしね。)
45名から20名戦死し9名以上が転属し2名以上が傷病(坂井、小池)で内地へ戻ったのだから1942年9月時点で台南空には開戦時の先発メンバーは14名以下しか残っていない。
もはや完全に代がわりしていたと言えよう。
ちなみに9月の戦死者は6名(11機以上のエース3名)、10月の戦死者は7名(11機以上のエース2名)であった。
すなわち台南空での在隊経験をもつ11機以上のエース26名中9名が台南空で戦死したのである。

台南空には他にもエースがいるがとりあえず今日はこの辺で。

[4315] Re[4314]: 夜間雷撃 投稿者:利根4号機 投稿日:2004/12/11(Sat) 13:18  
ご丁寧な回答、ありがとうございます。今後もご教授ください。

[4314] 夜間雷撃 投稿者:阿部隆史 投稿日:2004/12/10(Fri) 22:51  
[4312]
>夜間雷撃の史実について教えていただけないでしょうか。

それじゃ今日は夜間雷撃について。
ひとくちに夜間雷撃と言っても通常の昼間雷撃と同じ行動を暗くなってからおこなうケース(とりあえず夜間通常雷撃としておこう)と照明弾を使用した夜間照明雷撃に分かれる。
闇夜で敵艦を探すのは大変だし闇夜で低空飛行(雷撃は低空飛行でなきゃ発射できない)するのも一苦労だ。
となると夜間通常雷撃は自然光を利用できる薄暮攻撃に限られる。
よって吊光弾を搭載した照明機の出番となる訳だが照明機に機数を割くと雷撃機が減るし照明機と雷撃機のコンビネーションが合わないと全く効を奏さない。
さて夜間通常雷撃の例としては珊瑚海海戦で主力決戦の前夜、攻撃隊が薄暮攻撃で出撃したケース(雷撃できなかったが)やミッドウェー海戦で第3次敵空母攻撃隊が準備(出撃できなかったが)されたケースなどがある。
一方、夜間照明雷撃を大規模に行った例としては1943年1月29日のレンネル島沖海戦が有名だろう。
それではなぜ夜間雷撃が戦術として導入されたのであろうか?
できれば昼間雷撃の方が大きな戦果を挙げられるだろうに。
マレー沖海戦の戦艦プリンス・オブ・ウェールズとレパルス、珊瑚海海戦の空母レキシントン、ミッドウェー海戦の空母ヨークタウンなど日本の艦攻、陸攻は昼間雷撃で大きな戦果を挙げている。
だが1942年8月8日、ガダルカナル泊地の米船団を雷撃した4空と三沢空の陸攻23機(別資料によれば26機)は18機もの損害をだし戦果は駆逐艦1隻及び輸送船1隻を撃破したに過ぎなかった。
それ以前にもヒットエンドラン作戦やニューギニア沖海戦で米空母に苦杯を呑まされていた日本海軍の陸攻部隊はこの大損害に大きな衝撃を受けた。
かくして「陸攻の昼間雷撃は損害が多い」とされ1942年12月頃から夜間照明雷撃に戦術が転換(「巌谷二三男著「海軍陸上攻撃機104頁)されたのである。
とは言っても訓練を積まなければおいそれと転換できる物ではない。
同書117頁によると701空は既に同年10月、テニアンで夜間照明雷撃の訓練を行っている。
また同部隊は96式陸攻を装備しており1式陸攻に比べ排気炎による視界障害が少ない事も夜間作戦で積極的に運用された要因であった様だ。
それではレンネル島沖海戦について。
戦史叢書「南東方面海軍作戦2」によればその日の哨戒兵力は851空が飛行艇2、751空が陸攻6、705空が陸攻3、701空が陸攻4であった。
これらのうち午前7時から8時にかけ751空の哨戒機が敵艦隊(ギッフェン提督指揮下の第18機動部隊:兵力は護衛空母2隻、重巡3隻、軽巡3隻、駆逐艦8隻、ただし護衛空母2隻及び駆逐艦2隻は攻撃前に分離)を発見する。
そして日本軍は飛行艇1、陸攻5の触接機を発進させた。
時間からいって昼間攻撃も不可能ではない。
だが日本軍はあえて夜間攻撃を企図し701空の96陸攻を雷装16機(途中1機が帰投)、照明6機で1240に発進させ705空の1式陸攻16機も1310に発進させる。
ちなみに発進時刻が異なるのは96式陸攻の巡航速度が1式陸攻より遅い為であり同時攻撃を予定していた。
また「海軍陸上攻撃機」によれば701空の兵力を雷装18機、照明6機としている。
1636、触接機は敵を発見し1649に日没を迎えた。
1720、触接機は目標針路上の海面に航法目標灯10を投下し続いて1721には吊光弾6を高度3000から投下する。
それを見はからったかの如く1719に705空が突撃を開始したが残念ながら命中弾は得られなかった。
この攻撃は薄暮攻撃だったらしい。
ついで敵艦隊が航法目標灯付近に差しかかった頃、701空が到着。
(米艦隊は「何の為に航法目標灯が存在するか?」が判らず盛んに航法目標灯を砲撃したそうだ。「雉も鳴かずば撃たれまい。」と言う格言もある。)
1738に進撃命令を受けた照明機は高度1500で吊光弾を投下し1740、突撃が開始された。
この攻撃は完全な夜間攻撃であり重巡シカゴに2本、重巡ルイスビルに1本(ただし不発)、重巡ウィチタに1本(これまた不発)の魚雷を命中させている。
損害は701空、705空を合わせて3機であった。
31機の攻撃で4本命中させているのだから夜間雷撃としては充分な戦果と言えよう。
なお敵艦隊は翌日、751空の昼間攻撃(雷装の1式陸攻11機)を受け重巡シカゴに4本(沈没)、駆逐艦ラ・バレットに1本(大破)の命中弾を受けた。
機数が少ないにも関わらず751空の攻撃が大戦果を挙げた理由は前夜の被害で敵艦隊の速力が6〜8ノットまで低下していた事による。
まあこれが日本海軍初の大規模な夜間雷撃だ。
結構、戦果を挙げた戦いであり日本海軍が「夜間雷撃はいけるぞ。」と思っても不思議はない。
(以降、夜間雷撃は日本海軍航空隊の常套戦術となる。そしてこれが「戦果誤認」の多発を招く要因となる。)
それではなぜ台湾沖攻空戦では戦果を挙げられなかったのだろう。
ひとつには練度の差がある。
夜間雷撃で魚雷をバシバシ当てた701空は開戦時の美幌空を改称した部隊であり1943年当時としては日本海軍陸攻部隊中でもっとも練度の高い部隊であった。
1944年時のT部隊の比ではない。
またT部隊は「敵が航空機を発進できない台風下の攻撃」を目的(ちょっと虫の良い季節限定の作戦である)としていたので悪天候時の攻撃が主眼であり夜間攻撃は「悪天候時の攻撃ができない時の副次的手段」として訓練されていた。
(既に当時の米海軍はレーダー装備の夜間艦戦を部隊配備していたのだが日本海軍は承知していたのだろうか?)
悪天候や夜間に敵艦隊を捜索、攻撃するのは難しい。
練度が高ければレンネル島沖海戦の様に戦果を挙げる事も可能だろうが低練度では...
よってT部隊にはレーダー装備機が多数配備されこれに大きな期待がかけられていた。
だが様々な問題によって「日本機のレーダー」は使い物にならずこれも「T部隊が戦果を挙げられなかった大きな要因」となった。
雷撃機と照明機のコンビネーションが上手くいかなかった事も要因と考えられよう。
なにしろ雷撃機も照明機も400km/h以上の速度で移動しており敵艦も50q/h以上の速度で移動しているのだから「丁度よい位置」に占位するのは大変だ。
なかなかやりなおしはきかないであろう。
もっとも台湾沖航空戦では未帰還機が多いので何が原因だったのかハッキリしない面もあるが。

[4313] Re[4311]: 航空隊の人事異動 投稿者:阿部隆史 投稿日:2004/12/09(Thu) 21:42  
>母艦航空隊と基地航空隊とは、組織としてはまったく別である。
したがって基地航空隊では母艦の発着訓練はしない。
しかし人事異動によって、母艦経験のある搭乗員は基地航空隊にもいた。
このあたりのことを教えていただけますでしょうか。

母艦航空隊と基地航空隊(本文中に於ける基地航空隊は台南空や3空などの実戦部隊を指しており大村空や大分空などの錬成部隊、横空などの実験部隊はカテゴリーに含めない)は明らかに別組織だ。
同じ零戦21型を装備していても運用構想が「基本的」に違う。
でも「い号作戦」や「ろ号作戦」、「台湾沖航空戦」では母艦航空隊が陸上で作戦行動をとっているし基地航空隊の6空は空母から発進して前線に展開する事を前提(よってミッドウェー開戦時には各空母に分載されていた。)としていた。
となると「なんらかの理由で空母に帰還する事」も考えられるのだから運用構想が「完全」に違うとまでは言い切れない。
更に「台南空や3空を空母から発艦させてフィリピンを空襲する計画」も戦前はあった。
さてそれでは「基地航空隊の戦闘機とは何か?」を考えて見よう。
鍵を握るのは陸攻の存在である。
まず大正から昭和ヒトケタまでの海軍航空隊は母艦航空隊と水上機部隊が主力であった。
よってほぼ全ての戦闘機は艦上戦闘機である。
当然、この頃養成された戦闘機搭乗員は母艦の経験をもつ。
だがここに日本海軍初の量産型陸上爆撃機として96式陸攻が登場する。
96式陸攻の航続力は長大でとても96式艦戦が追随する事はできない。
では96式陸攻は96式艦戦が護衛できる範囲でしか作戦できないのか?
それでは宝のもちぐされだ。
当時96式陸攻は「戦闘機の護衛なんかなくても大丈夫」と考えられていたのである。
そしてこれが「戦闘機無用論」へと繋がった。
戦闘機無用論なんだから基地航空隊の戦闘機など要地防空以外では必要ないのだ。
(艦攻の護衛として空母には若干、必要だとしても。)
でも日華事変で蓋を開けてみるとあにはからんや、敵戦闘機の為に損害が続出し「陸攻にはどうしても戦闘機の護衛が欲しい」と言う事になった。
急遽、96式艦戦が派遣されたが航続距離が短いので充分に護衛できない。
そこで開発されたのが零戦である。
かくして日本海軍に本格的な「戦闘機の基地航空隊」が誕生するに至った。
誕生したばかりの基地航空隊には「これまで母艦に乗っていた搭乗員」が配員されるのだから基地航空隊と母艦航空隊で人事異動させるのは簡単な事だ。
ちなみに有馬元少佐にうかがった話だが「かつて母艦勤務をした搭乗員でも一旦陸上勤務についたらもう一度母艦勤務に戻すには発着艦訓練をしなければならない」との事。
訓練期間は約2ヶ月(ベテランなら1ヶ月)だそうな。
すべての戦闘機搭乗員に発着艦訓練を施すのは無駄である。
よって必要に応じて施せば良い。
別に母艦航空隊と基地航空隊にコースが分かれていた訳ではなく必要に応じて発着艦訓練が行われていたに過ぎない。
ここまで書いてお判りだと思うが基地航空隊の歴史は短い。
そして大戦中に初陣を迎えた搭乗員のうち基地航空隊へ配属された搭乗員の大部分は発着艦訓練を修得していない。
彼らに訓練を施すと2ヶ月のロスが生じる。
とてもそんな余裕はない。
基地航空隊だって搭乗員不足なのだ。
かくして「ベテランは基地航空隊と母艦航空隊の共用」、「若年搭乗員はどちらかの単一」で人事がなされていった感がある。
ただし開戦時は基地航空隊に所属しており「それまで母艦搭乗員経歴がないにも関わらず戦中、母艦搭乗員へ転じた例」として奥村武雄飛曹長(スコア54機)や中仮屋国盛少尉(16機)、前田英夫中尉(13機)、岩井勉中尉(11機)、小平好直少尉(11機)などが存在する。
やはり搭乗員をベテラン主体で見るか若年搭乗員主体で見るかの違いによって基地航空隊と母艦航空隊が別系統の人事に見えたり同一系統の人事に見えたりするのではなかろうか。
なお「空母に搭載された基地航空隊」と言う点では米軍の海兵隊航空部隊も良い対比対象と言えよう。

夜間雷撃についてはまた明日ね。

台南空エースについても今、資料をまとめてるので。

[4312] 夜間雷撃 投稿者:利根4号機 投稿日:2004/12/08(Wed) 21:14  
(ほんとうはゲームへ要望したかったのですが)ここでは史実についてうかがいます。
夜間雷撃は、実際にはどの程度行われ、どの程度の戦果があったのでしょうか。
夜間雷撃で思い浮かぶのはT攻撃部隊です。台湾沖航空戦だったと思いますが、夜間雷撃に向かったものの「雲が低くて失敗した」そうです。低い雲の下から照明弾を投下しても、雷撃機が突入する前に海面に到達してしまい雷撃できなかったそうです。
しかし、シロウトには納得しがたいです。雲が低いなら、照明弾が海面に到達する前に次の照明弾を投下すればいいのではないか、などと考えてしまいます。これは実情を知らない素人考えなのでしょうか。
これ以外にも、夜間雷撃の史実について教えていただけないでしょうか。

[4311] 航空隊の人事異動 投稿者:利根4号機 投稿日:2004/12/08(Wed) 21:11  
はじめまして。新参者です。
GS掲示板は最近見るようになりました。抜書帳も最近拝見しました。たいへん勉強になります。今後も楽しく勉強させていただきます。
ただしゲームは「初代」…阿部さんが「そんなゲームをデザインしたこともある」という時代…から楽しませていただいています。
艦載機搭乗員概説を読んで、母艦航空隊と基地航空隊とで頻繁に人事異動があったとは驚きました。というのは、私は以前に読んだ本で「母艦航空隊と基地航空隊とはまったく別である」と書いてあったのを信じていたのです。
うる覚えですがこんな記述がありました。
「ラバウルかどこかの基地へ航空隊を進出させるため、基地航空隊の九六艦戦を空母で輸送することになった。九六艦戦は母艦から発進したものの、基地の天候が悪く引き返すことになった。そこで艦内は騒然となった。『基地航空隊の連中は着艦できるだろうか』。しかし全機無事に着艦した。」
「母艦航空隊と基地航空隊とはまったく別である」という記述と、頻繁に人事異動があったこととは矛盾するのでしょうか。両立させようとすれば、以下のような解釈ができないことはないですが…。

母艦航空隊と基地航空隊とは、組織としてはまったく別である。
したがって基地航空隊では母艦の発着訓練はしない。
しかし人事異動によって、母艦経験のある搭乗員は基地航空隊にもいた。

このあたりのことを教えていただけますでしょうか。

[4310] 台南空についての質問 投稿者:リューリック 投稿日:2004/12/07(Tue) 07:44  
「抜書帳」にて「航空戦の実相」を再読致しました。
色々と加筆されており大変嬉しく思います。
以前より坂井、西沢、太田、笹井など台南空のエースには深い関心をよせていたのですが開戦時に置ける彼らの位置づけや彼ら以外の台南空エースについて御教授願えればと思います。

[4309] Re[4306]: 軽戦車について 投稿者:うらマッハ 投稿日:2004/12/06(Mon) 00:17  
>  ただ、はたして「地積制限による影響を軽戦車の方がより受けやすい」ということは、「大陸での攻勢に軽戦車は不向き」ということに直結するのでしょうか。
>  更に、陸上部隊の評価が各プレイヤーごとに異なる、ということも考えねばなりません。

よく考えてみたら、必ずしも「大陸での攻勢に軽戦車は不向き」でもないですね。序盤の陸戦での強敵は戦車ではなく守備部隊ですから、軽戦車で数をそろえるとこちらの攻撃部隊の被害が減りそうです。

それと、プレイスタイルによって陸上部隊(歩兵や戦車)の評価が大きく異なると僕も思います。
僕の場合、可能な限り被害を少なくするような戦略をとっています。自軍の被害を減らすには、小さい敵戦力に対して大きい自軍戦力をぶつけるのが基本ですよね。ほかにも、戦艦に対して雷撃、戦車に対して航空機、敵航空戦力に対しては飛行場を爆撃、みたいな感じに有利になる戦法を取ることだと思います。後は、戦う必要のない敵とは戦わないことでしょうか。
大陸方面の攻勢において、「被害を嫌う」僕の攻め方だと航空戦力が主力になってしまい、こちらの戦車がほとんど消耗しないのです。そういうわけで、軽戦車を量産して前線に送ると、攻勢に出ている根拠地が軽戦車でいっぱいになってしまうのです。どうして航空戦力だと被害が減るのかと言えば、敵の陸上戦力を各個撃破できるからです。爆撃しても敵は逃げませんからね。
戦車は、退路のない敵根拠地の陸上戦力を全滅させるのに使います。滅多に使わない戦車なので、中戦車・自走砲でもそれなりに数が揃うわけです。戦力差が大きければ、すぐに敵は全滅し味方の被害もわずかです。
ただ、攻勢に航空戦力を大量に用意できない場合は、コストの安い軽戦車の量産が効果的だと僕も思います。消耗しても補充し安そうですし、数がすぐに揃うのは嬉しいです。

>  他にも、各プレイヤーが戦車の生産に必要な鉄をどう評価するのか、

生産に必要な鉄は、あんまり深く考慮するプレイヤーは少ないでしょうね。鉄10000トン分の輸送船が魚雷一本当たると沈む世界ですから。
それよりも気にするのは、鉄の重さによる輸送コストでしょうね。航空機だと空を飛んで大陸へ移動できますが、戦車は敵潜水艦が徘徊する海上を輸送艦で運ばないといけません。
戦車そのものもあまり使わないプレイヤーが多いのは、海上輸送が嫌なんでしょうね。そして、せっかく大陸まで無事に運べた戦車を消耗戦に使いたくないと思うんじゃないでしょうか。航空機だったら多少消耗しても補充が簡単だから、攻めるときは航空機を前面に押し出すというわけです。

海上輸送と消耗戦の恐怖(?)を乗り越えれば、軽戦車のコストの良さは効果を十分発揮できると思います。「95式軽戦車 VS JS3」はさすがに極端な例ですが、各根拠地に定数いる守備部隊相手には効果的だと思います。2式軽戦車は耐久力が20ありますし、3式軽戦車は火力がわりと高いです。そして、工数が1で重さも7、8トンですからね。軽戦車も結構使えそうな気がします。

[4308] ホームページ更新のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2004/12/05(Sun) 19:45  
本日「抜書帳」を更新し「航空戦の実相」を追加いたしました。
トップページよりリンクしておりますのでご覧下さい。

[4307] 軽戦車について 投稿者: 投稿日:2004/12/05(Sun) 18:44  
>ともあれ、戦場は大陸戦のみではありませんので、地積制限のほとんど伴わない他地域での運用例を考えてみましょう。
(これ以降の文章について)

この文章は、軽戦車の利点を説明している文章だと思いますが、
一体、なぜ重戦車に比べて軽戦車が有利なのかよくわかりません。
重戦車でも同じ戦法をとれる気がします。

それとも、歩兵のみの軍隊と、歩兵+戦車の軍隊を比べたときのお話でしょうか。

[4306] Re[4297][4296]: 軽戦車について 投稿者:シムス 投稿日:2004/12/05(Sun) 16:03  
 お二人とも返答していただき、ありがとうございます。
 ひとまず、戦力計算について異論が出なかったため安心しております。さて…

 なるほど、戦力が懸絶しているにもかかわらず一人しか違わないのでは、よほどの戦力差が無くては人的損害まではカバーしきれませんね。 一人当たりの戦力では日:露=1:20,5… 
 鉄量で6,57倍であるのに、工数は4倍でしかない、と大分異なる理由がわかりました。
 
 防御力を装甲ではなく確率で表している上、戦力集中のデメリットが地積による投入数の制限のみである以上、軽戦車のほうが重戦車よりも効率が良いのは自然なことでしょう。 装甲を導入すると、極めて煩雑になりそうですね。
 

 確かにうらマッハさんのおっしゃるとおり、中戦車・自走砲よりも軽戦車のほうが地積制限による影響を受けやすいでしょう。
 ですから敵陸上部隊数の多い大陸戦では軽戦車が戦力になりづらい、という流れは理解できます。

 ただ、はたして「地積制限による影響を軽戦車の方がより受けやすい」ということは、「大陸での攻勢に軽戦車は不向き」ということに直結するのでしょうか。
 
 大陸戦で陸上戦を行うことの意味は必ずしも相手を撃滅することだけではないでしょう。
 前線を進出させ航空部隊を前進させることや、戦力差をつけ過ぎず、こちらのある程度の損害に目をつぶって、敵戦力の減殺を図ることもあり得ます。 個人的には攻撃的なプレースタイルなので、後者の攻撃方法を多用しております。
 また、95式軽戦車は開戦時より量産可能ですが、他の中戦車などは開発、量産に時間がかかり、その間の敵戦力の増大もあわせて考える必要があります。 
 更に、陸上部隊の評価が各プレイヤーごとに異なる、ということも考えねばなりません。
 他にも、各プレイヤーが戦車の生産に必要な鉄をどう評価するのか、戦車や航空機は何を優先開発するのか、各国とどの条件で講和するのか、対米・対中・対英への戦力配分はどうするのか、対ソ戦は行うのか行わないのか、そもそも短期決戦を目指すのか長期持久を目指すのか…
 
 長々と書きましたが、要するに軽戦車と中戦車・自走砲のどちらが大陸戦での攻勢に有効かということは、直ちには判断しかねます。
 しかし他地域への転用、開戦時から量産可能ということをふまえると、鉄効率の良い軽戦車は無難な選択でしょう。 
 確かに戦力集中のしやすい中戦車・自走砲を巧緻に運用すれば鉄効率の悪さを覆せるかもしれませんが…
 
 ともあれ、戦場は大陸戦のみではありませんので、地積制限のほとんど伴わない他地域での運用例を考えてみましょう。
 まず上陸戦を行う必要が無く、地続きのフィリピン・マレー・スラバヤ・ジャカルタ・香港が候補となります。
 例えばフィリピンでは鉄鉱石を産出し弾薬工場のあるマニラを制圧、戦車を上陸させてバターン・バギオを占領、戦力が集積したらアパリへ進行、もしくはバギオを占領しアパリを孤立化させてアパリの敵部隊を壊滅、両基地を放棄、またバギオを占領…を繰り返し敵戦力を削ぐという方法もあるでしょう。スラバヤ・ジャカルタでもチラチャップを占領し両基地を孤立化すれば各個撃破が可能です。
 また兵站路が沿岸の対英戦では敵部隊を孤立化させやすく、軽戦車部隊は獅子奮迅の活躍をみせます。 後方を遮断する際にコロンボの英国艦隊が脅威ならば、タイや仏印まで引き込むと良いでしょう(仏印まで侵攻させるというのは他の方の案です) 特に航空部隊の活躍しにくい雨季には、敵戦力の集積を防ぐことができます。
 逆襲を利用することで、わざと侵攻させて出血を強いるのも良いでしょう。 逆襲は一度しか使えませんが、火力が二倍になるので、敵がこちらより優勢でも痛打を与えることができます。 
 攻勢を仕掛ける以外にも、基地の守備をしている陸上部隊と入れ替えることで、間接的に島嶼戦の攻略に寄与することもできるでしょう。 通常の戦車は上陸戦で25%が戦闘前に失われ、実に戦力の44パーセントが失われるため使用をためらいがちですが、軽戦車部隊で歩兵部隊の負担を減らせば、より歩兵部隊を島嶼戦に投入することができます。

[4305] 勉強になりました。 投稿者:まこ 投稿日:2004/12/04(Sat) 23:54  
丁寧な解説ありがとうございました。

[4304] Re[4303]: 無題 投稿者:阿部隆史 投稿日:2004/12/03(Fri) 22:00  
> あと、やっぱり今回も補用機は搭載機数に含まれないのでしょうか。

空母戦記2は海戦シミュレーションなので「海戦当日、使用する事のできない航空機」はデータ化しない方針でデザインしており今回も補用機は含まれない。
それと補用機なんだが果たして本当に搭載されていたんだろうか?
以前、有馬敬一元少佐(艦爆の指揮官:日華事変、第2次ソロモン海戦、南太平洋海戦などに参加)に補用機についてうかがったんだけど「僕は空母の艦内でそんな物見た事ない。」と仰られた。
でも後日、「同期の人間が空母の艦内で見た事があるそうだ。」と付け加えられたので全く存在しない物でもないらしい。
それでは補用機について...
航空機はデリケートな消耗品だ。
よって平時に於いては消耗した航空機はとりあえず補用機によって補充され足りなくなった補用機は年度単位で補充される。
つまり年度内に全ての補用機を補充しつくしてしまったら次年度まで待たなくてはならなくなるのだ。
でも戦時になったらそんな事は言ってられない。
よって戦時になると補用機は意味をなさなくなる。
なお多くの場合、補用機はプロペラ、主翼、尾翼を胴体から外して分解格納されるがこうすると大幅な省スペース化ができる。
(組み立てるのに凄く時間がかかるが)
逆を言えば補用機の搭載スペースは常用機で換算できないのだ。
試しにプラモデルの航空機を補用機の形にして箱に入れてみて欲しい。
ひとつの箱に何機も収められる事が判っていただけよう。
だいたい空母の搭載機定数なんてコロコロ変わっちゃうのだ。
ちなみに丸スペシャル「軍艦メカ3 日本の空母」によると蒼龍の搭載機定数(常用+補用)は計画時に94式艦爆33+12、90式艦戦18+6の常用合計51+補用合計18だったが竣工時には96式艦戦9+3、97式艦攻18+6、96式艦爆18+6、97式艦偵8+3の常用合計53+補用合計18になったとしている。
また丸スペシャル「日本の空母1」では蒼龍の竣工時搭載機定数を96式艦戦12+4、97式艦攻9+3、96式艦爆27+9、97式艦偵9+0の常用合計57+補用合計16としている。
でも開戦前の搭載機定数は零戦18+3、99式艦爆18+3、97式艦攻18+3の常用合計54+補用合計9でこれは多くの資料で共通だ。
では実際、蒼龍は開戦時に何機を搭載していたのか?
戦史叢書ハワイ作戦だと零戦21、99式艦爆18、97式艦攻18の合計57としている。
またミッドウェー海戦に於ける蒼龍の搭載機(軍事研究「海軍機動部隊」)は2式艦偵2、零戦21、99式艦爆18,97式艦攻18の合計59機だ。
補用機を搭載しない分、常用機より若干、多く搭載できたのだろう。
よって空母戦記2でも蒼龍の搭載機を59機としている。
翔鶴型の搭載機も「もっとも多く搭載機したマリアナ沖海戦時の翔鶴」をデータ化し77機とした。
翔鶴型の搭載機定数は竣工時(丸スペシャル「空母翔鶴・瑞鶴」)で零戦18+2、99式艦爆27+5、97式艦攻27+5の常用合計72+補用合計12だったが開戦時(戦史叢書「ハワイ作戦」)には零戦18+3、99式艦爆27+3、97式艦攻27+3の常用合計72+補用合計9になり1942年1月(戦史叢書「ミッドウェー海戦」)には零戦18+3、99式艦爆18+3、97式艦攻18+3の常用合計54+補用合計9になった。
それで実際に何機搭載したかと言えば開戦時(戦史叢書「ハワイ作戦」)が零戦18、99式艦爆27、97式艦攻27の合計72、マリアナ沖海戦(横谷英暁著「マリアナ沖海戦」の翔鶴)が零戦34、彗星28、天山12,99式艦爆3の合計77、レイテ海戦(戦史叢書「捷号作戦2」)が零戦28、爆戦16、天山14、彗星7の合計65であった。
すなわち空母戦記2に於ける搭載機数は「常用機のみ」でも「常用機+補用機」でもなく「実戦でもっとも多く搭載された機数」なのである。

[4303] 無題 投稿者:まこ 投稿日:2004/12/02(Thu) 22:33  
色々な本で、日本の空母だけ補用機が+何機となってますが
(赤城が66+25とか)、定数も満たせなかった空母機で補用機
を使用する機会はあったんでしょうか?
あと、やっぱり今回も補用機は搭載機数に含まれないのでしょうか。

[4302] 開発が忙しくて返事が遅れてしまった 投稿者:阿部隆史 投稿日:2004/12/02(Thu) 21:58  
[4299]
>では太平洋戦記2の航空機の機動力はどんなデータをもとにしているのでしょうか?カタログスペックそのままなら日本不利な設定になってしまうということですよね?

御安心下さって大丈夫。
かなり日本有利にしてあるから。
まず機動力の算出についてちょっと書いておこう。
零戦21型の速力は518q/h(4300m:280ノット)。
この数値は「日本航空機総集」の海軍の数値だ。
ちなみに零戦21型の最高速力には他にも509q/h(4300m:275ノット、一連の戦史叢書が皆この数値)、533q/h(4550m:288ノット、メーカーの数値)などがある。
一方、P40B型の速力は566q/h(4570m)だ。
データの出所は「世界の傑作機」。
機動力の算出はまず速力を300q/h以下を1とし301〜500q/hについては50km/hについて+1、501〜800q/hについては25q/hについて+1、801q/h以上については50q/hについて+1し19段階評価する。
よって零戦21型は6、P40B型8となる。
でも零戦21型は旋回性が特に優れているので+1、P40B型は劣悪なので−1して双方とも機動性7としてデータ化している。

ここで「なんだ、同等か」と思ってはいけない。
開戦時に日本軍の搭乗員練度は圧倒的に高く設定してある。
と言う事は「何かの理由で練度差が逆転」しない限り同等ならば常にイニシアティブが取れる事を意味する。
太平洋戦記1ではそうだった。
しかし太平洋戦記2をデザインするに当たり「もっと空戦のイニシアティブに不確定要素を導入して欲しい」と言う意見が寄せられた。
そこで機動力の比較時に乱数を加味したので「機動力に劣る零戦52型がF6F3型にかつ事も場合よっては可能」になった反面、「零戦21型がP40B型に負ける事」も場合によってはあり得るようになってしまった。
でも「場合によっては程度」に過ぎない。
基本的に「ゲーム上」では零戦21型は機動力7以下の連合軍機に勝てる。
連合軍が機動力8の戦闘機を出してきた時はどうするかって?
大丈夫、大丈夫。
その頃には機動力8の22型が完成してるから。
この調子で機動力10のF6F3型やスピットファイア9型、機動力11のP47D型が出てくる1943年後半まではなんとかなる。
ただしやっかいなのは1942年中頃に顔を出してくるP38F型だな。
これはあまりたくさん生産しないが機動力が10ある。
P38F型に対抗する為には陸軍の鍾馗2型がちょうど良い。
まともに開発すると約16ヶ月かかるが重点開発すれば8ヶ月で済むし他機の開発を試作機で中止すれば6ヶ月でなんとかなる。
空母にこれが積めないのがなんとも悔しいがこればかりはしょうがない。

[4300]
>SBDと99艦爆が、同じ航続距離という今回の設定が???
>あの固定脚タイプの広〜い主翼内に、大きな燃料タンクを持ちゼロ戦と同じ燃費の良い栄エンジンで250キロ爆弾搭載の99艦爆と小さな翼に引き込み脚、450キロ爆弾搭載のSBDが、まったく同じというのは腑に落ちないのですが・・・

99式艦爆11型は翼内タンクを持ってないよ。
翼内タンクは22型からでしかも79リットルに過ぎない。
一方、SBDは米海軍機には珍しく翼内に燃料タンク(3型で304リットル:ゴム防弾付)を備えていた。

>今回はどんなデータが基になったのでしょう?
それって、爆装していない状態でのスペックでは?

SBDの出典は「世界の傑作機」の1979年6月号と1993年5月号。
3型で爆装2160q、偵察2540qと記述されている。

ちなみに99式艦爆11型のデータを1852q(1000浬)とした理由は以下による。
99式艦爆11型の燃料搭載量は正規725リットル(「日本航空機総集」のメーカー数値:他に800リットルとする資料などもある)、で航続力は795浬(「日本航空機総集」の海軍数値)である。
これは明らかに爆装時だ。
「海軍航空教範」61頁の表だと99艦爆11型の航続力は正規789浬、最大1286浬とあり同じ表で97式艦攻を正規692浬、最大1231浬としている。
果たして最大は爆装しての最大なのか偵察時での最大なのか?
ここで「海軍航空教範」80頁を見ると97式艦攻の爆装時の航続距離を1080浬(日本航空機総集や多くの資料で97式艦攻の航続距離を1080浬前後としている)としているので前掲の1231浬は偵察時なのだと判る。
となれば99式艦爆の1286浬も偵察時だ。
戦史叢書の「ハワイ作戦」、「ミッドウェー海戦」で97式艦攻の航続距離を1315浬、99式艦爆11型の航続距離を1312浬としているのも偵察時だろう。
ひとつ燃料を比べてみよう。
97式艦攻の燃料搭載量は最大1150リットルで99式艦爆11型は最大1000リットルで排気量はあまり変わらない。
積んでいる爆弾/魚雷は97式艦攻の方が随分重いが自重は97式艦攻の方が軽いので全備重量はあまり変わらない。
ここからしても97式艦攻の爆装時航続距離が1080浬なら99式艦爆11型が1000浬で妥当と考えられる。
丸の「写真集日本の爆撃機」で99式艦爆11型の航続距離を1000浬としていたから1000浬としたと答えるのは簡単だがそれじゃ味気ないので数ある資料から1000浬を選んだ理由をここに開陳した次第である。

なお戦史叢書「マリアナ沖海戦」の海軍主要航空機性能表では99式艦爆22型の航続距離を842浬(1559q)、SBDの航続距離を1360浬(2520q)としている。
凄い差だ。
これは99式艦爆22型は「燃料を約800リットルしか搭載しない正規状態」、SBDは「爆弾を装備しない偵察状態」として記述した為だろう。
戦史叢書とても数値を鵜呑みにしてはならないと言う好例と言えよう。

実の所、僕は「SBDの航続力は99式艦爆と同等」どころではなく「SBDの方が上」と考えている。
(SBDの方が航続力に優れていたのは引込脚だったので飛行性能が良い事が影響しているだろう)
にも関わらず同等としたのがゲームバランスを考えての処置なのである。
マリアナ沖海戦の6月20日の攻撃で米海軍は多数の航空機を日本空母への攻撃に向かわせ80機に上る不時着/事故機を出したと書いたが別の資料では不時着/事故機を81機としており機種別の損害数も記載されていた。
これによると往路で300浬、復路で240〜298浬の破天荒な長距離攻撃(資料によって異なるが大戦前半期、日本海軍は空母機動部隊の攻撃距離を200〜260浬と考えていた)で不時着/事故したのはF6Fの場合17%、TBFの場合51%、SB2Cの場合82%、SBDの場合12%であった。
カタログスペックでだとSBD5型とSB2C1型はほぼ同等なんだけど実際にはSBD5型の方が航続力が優れていた様である。
僕としては基本的にカタログスペックを中心にしてデザインするしかないのだが。

>日本は戦前の「艦隊決戦・漸減作戦構想」の時から、航空機のアウトレンジ攻撃を前提にプランを練っていたはずです。

艦上機については違うと思うけど...

[4301] あっと訂正です 投稿者:流星号 投稿日:2004/12/02(Thu) 11:50  
失礼、99艦爆は金星か瑞星エンジンでしたっけ

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