GS新掲示板 発言集[16](No.1501〜1600)



[1600] Re:[1599] 素朴(?)な疑問・・・・ 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/12/01(Wed) 10:37
> あの・・・・・聞いていいのか分かりませんが、海の先生方とか陸の先生方って誰(?)の事なんでしょう?
> 失礼でしたらすみません。気になるもので・・・・

そうね、具体的には旧陸海軍の方もしくは自衛隊の方で個人的に僕がなんらかの御教示を受け相手が「阿部隆史」を認識してるって人の事かなあ。
まあ、おいそれと名前を出す事はできないし、だからこそ「海の先生方」や「陸の先生方」って曖昧にぼかしてあるんだけど既に物故されており名前を出しても問題ない例としては源田実先生、吉田俊雄先生、有馬敬一先生、阿部善次先生、伊藤治義先生、土井寛先生、野村実先生などがいる。
他にも大勢いらっしゃるけど今、ここでは書けない方が多いのであしからず。

[1599] 素朴(?)な疑問・・・・ 投稿者:聯合艦隊司令長官 投稿日:2010/11/30(Tue) 22:04
あの・・・・・聞いていいのか分かりませんが、海の先生方とか陸の先生方って誰(?)の事なんでしょう?
失礼でしたらすみません。気になるもので・・・・

[1598] Re:[1597] ところで 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/30(Tue) 08:52
> ところでこの場合もし仮に安部提督が引き上げを命じ
> 山口提督がネルソン提督よろしく「信号?見えんな」とか言って攻撃を開始した場合当然独断専行になるのですがその後史実道理の戦果を挙げて帰還した(飛龍は中破程度として)としてどの程度の罪になるのでしょうか?

法律的な話?
それとも実際的な話?
法律的な話だったら海軍刑法の資料がここにないからちょっと判らないね。
まあ海自だったらさしずめ懲役7年になるんだろうけど。
自衛隊の刑法は画一的でね、歩哨が居眠りした場合でも上官を殺害した場合でも敵前逃亡した場合でも一律に懲役7年なのだ。
まるで100円ショップみたい...
日本海軍はと言うと...
命令に違わないんだから抗命罪であり敵前なんだから恐らく死刑だろう。
でもこれは法律上のお話。
実際的な話となるとまず、罪に問われる事はないだろうね。
太平洋戦争中、命令に従わなかった提督、将軍はゴマン(5万ははいないか、ゴロゴロに言い代えとこう)といるけど「軍法会議で抗命罪として処断された例」なんて殆ど聞かないからね。
なにしろ勅任官を罪に問えばその累は限りなく広がる。
だからあからさまな「抗命に類する事」であっても抗命罪として裁かれる事はちょっと考えられない。
インパール作戦を見れば判るでしょ。
陸軍だけじゃない。
海軍だってサンゴ海、マリアナ、レイテの全てで現地部隊は上層部の命令を無視(みんな事後追認で済まされちゃってる)してるし。
そもそもハワイ作戦からして現地部隊(連合艦隊)が「やらせてくれなければ辞職してやる」と脅し上層部(軍令部)の意向を無視して押し進めた作戦だ。
その連合艦隊司令部だもの、指揮下の艦隊司令長官、司令官達が言う事聞かないからって責め立てる事はできない。
まあ、山口提督が命令に反して進撃したら後世史家は「ミッドウェー、謎の進撃」として本を書くんだろうな。
僕?
海の先生方に怒られるから知っててもそんな本は書かないだろうよ。
陸の先生方は「良いと思うならなんでも好きな事を書けば良い」と言ってくれるけど海の先生方は違うからね。

[1597] ところで 投稿者:ケンケン 投稿日:2010/11/30(Tue) 00:59
>両提督の思惑が一致していたから良かった物の違ってたら厄介な状況になるとこだ。

ところでこの場合もし仮に安部提督が引き上げを命じ
山口提督がネルソン提督よろしく「信号?見えんな」とか言って攻撃を開始した場合当然独断専行になるのですがその後史実道理の戦果を挙げて帰還した(飛龍は中破程度として)としてどの程度の罪になるのでしょうか?

[1595] 間宮 投稿者:風神RED 投稿日:2010/11/29(Mon) 16:57
間宮は出ないのですね。輸送艦に「間宮」と名付けて
脳内補完で可愛がることにします。
太平洋3、楽しみにしてます。

[1594] Re:[1593] [1592]  3隻被爆後の指揮権について 投稿者:ハルトマン 投稿日:2010/11/29(Mon) 12:18
> 両提督の思惑が一致していたから良かった物の違ってたら厄介な状況になるとこだ。

 早々のご回答ありがとう御座いました。
 これで長年の疑問がスッキリしました。

[1593] Re:[1592] MI作戦 3隻被爆後の指揮権について 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/29(Mon) 09:27
飛龍の進撃は山口提督の独断専行なのか阿部提督の命令による物なのか?
この問題は一件矛盾して見えるが実は矛盾していない。
戦史叢書に経緯が書いてあるのでざっと説明しよう。

まず南雲提督が赤城を去ったのが0746とある。
阿部提督は赤城のマストから将旗が無くなったのに気づき指揮権を継承、飛龍による米空母攻撃を決意し0750、これを山口提督に発令した。
一方、山口提督は赤城の惨状を見て阿部提督の命令を待たず進撃を決意、0750に阿部提督へ向け「全機今ヨリ発進敵空母ヲ攻撃セントス」と送った。
戦史叢書ではこれを「行き違い」と表現している。

両艦の通信員はさぞ慌てた事だろうね...
両提督の思惑が一致していたから良かった物の違ってたら厄介な状況になるとこだ。

[1592] MI作戦 3隻被爆後の指揮権について 投稿者:ハルトマン 投稿日:2010/11/28(Sun) 17:59
 お久しぶりです。突然ですが、「飛龍」のプラモデルを作っていてふと疑問がわきました。
 阿部さんにお伺いしたいのですが、子供のころ「決断」と言うアニメ?番組があり、その中では、山口多聞少将は「今度は俺がやる」と、赤城・加賀・蒼龍の被弾後、殆ど航空戦の指揮を執っていましたが、公式記録では7時50分に第8戦隊司令の阿部弘殻少将が指揮権を移譲されているはずです。
 どの戦記か覚えていませんが、山口多聞少将が「コレヨリ航空戦ノ指揮ヲ執ル」と艦隊に明確に宣言し米艦隊に向かったとありました。
 公式の日本海軍の記録は第8戦隊の戦闘詳報に機動部隊の記録を上書きしたものと言われますが、実際はどうだったのでしょうか?

[1591] Re:[1590] 間宮 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/27(Sat) 13:01
>  阿部さん、太平洋3に「間宮」は出ませんか?

食糧をデータ化していないんだから当然、間宮はでないよ...
ちなみに間宮の羊羹はかなり有名だったが戦後はアイスクリームがこれに代わった。
海自の練習艦「かとり」が竣工した時、同艦には当時としては珍しい大型アイスクリーム製造器を装備されていてね、竣工直後の艦内見学で食った事がある。
何も印刷されていない殺風景な丸い紙カップのパッケージだった様な記憶があるんだけど僕もまだ子供だったから今ひとつ判然としない。
「かとりのアイスクリーム製造器は就役以来一度も使用されなかった」なんて話があるけど食った覚えがあるんだよなあ。
それとも「砕氷艦ふじ」と記憶が混同してるのかな?
小さい頃、親や親戚、知人に連れられて米空母レンジャーやサムナー型駆逐艦、戦艦ニュージャージー、フレッチャー型駆逐艦、練習艦かとり、オランダ坂護衛艦、砕氷艦ふじに乗せて貰ったんだけど1年に何隻も乗るから記憶がごちゃごちゃになっちゃってる部分があるんだ。
小学校高学年以上だと友達と誘い合い自分たちで計画して艦内見学したから記憶(クリーブランド型巡洋艦のオクラホマシティやら就役直後の「はるな」やら空母ミッドウェーやらいっぱい乗ったなあ)がしっかりしてるけどね。

それと「アイスクリームと海軍艦艇」と言えば映画「ケイン号の反乱」では「アイスクリームつまみ食い事件」が軋轢の発端だったなあ。
食い物の恨みは怖いよ。
くわばらくわばら...

[1590] 間宮 投稿者:風神RED 投稿日:2010/11/26(Fri) 18:00
 「歴史群像」12月号に給料艦「間宮」に関するコラムが載ってました。カモラン湾を出航するにあたって打ち合わせに現れた水偵員に頼まれて、紅葉饅頭をバッグ1杯上げたら、喜んだ隊員が、「間宮を沈めてはならない。」と
翌朝の出航時、稼動全水偵(といっても5機ですが)で前方哨戒に出た、という内容の記事でした。

 阿部さん、太平洋3に「間宮」は出ませんか?

[1589] Re:[1586] 世界の艦船 投稿者:ワルター少尉 投稿日:2010/11/21(Sun) 20:56
> この度、世界の艦船12月号に「連合艦隊はいかに戦ったか?」と言う記事を書かせて頂いたので興味のある方は是非、御一読下さい。

読みました。
日本海軍は太平洋戦争の開戦前に随分、航空機と搭乗員を失っていたんですね。
その分、練度が向上した訳ですが最終的には搭乗員の補充で破綻したのですから根本的に消耗戦や総力戦に対する認識が甘かったのかも知れません。

[1588] Re:[1587] [1586] 世界の艦船 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/19(Fri) 17:39
> そう言えば以前「丸」に書かれた記事を拝見しましたが、こういうのは出版社の方から特集に合わせて執筆依頼が来るものなんでしょうか?

特集記事の場合は出版社からの依頼だね。
僕はやった事ないけど単発記事の場合は執筆者の方から持ち込むケースもあるみたいだ。
それと世界の艦船の場合は読者交歓室(投稿頁)の常連から執筆者になる場合も見られる。
30年位前は執筆者が読者交歓室で甲論乙駁したりして面白かったものだ。
最近はそんな事、考えられないけど。
執筆者の方々も若くて血気盛んだったんだね。
そうした執筆者も今は鬼籍に入られた方が多い。

[1587] Re:[1586] 世界の艦船 投稿者:魔界半蔵 投稿日:2010/11/19(Fri) 01:46
がーん! 買ったのに全然気付きませんでした(汗)
改めて熟読させていただきます。

そう言えば以前「丸」に書かれた記事を拝見しましたが、こういうのは出版社の方から特集に合わせて執筆依頼が来るものなんでしょうか?

[1586] 世界の艦船 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/15(Mon) 19:34
この度、世界の艦船12月号に「連合艦隊はいかに戦ったか?」と言う記事を書かせて頂いたので興味のある方は是非、御一読下さい。

[1585] Re:[1584] [1573] [1572] [1571] [1570] [1569] まとめレス 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/14(Sun) 14:46
> ところで師団の規模が大きくなるとどの様な弊害があるのですか?
> 戦力的には大きい方が有利に思えますが?

行軍長径が大きくなるのだ。
軍隊は普通、移動する時、道路を進む。
狭い道は一列縦隊で。
広い道は二列縦隊で。
凄く広い道(シャンゼリゼ通りとかウンターデンリンデンとか)は四列縦隊で。
考えてもみてよ。
前の人にぶつかっちゃまずいから1mは間隔を空けなきゃならないとして2万5千名だよ。
単純計算しただけでも1列縦隊では25kmになる。
それに馬と装備だ。
馬は大きいからね。
人間と違いすぐには止まらないから間隔も大きくとる必要がある。
かくして師団が道路をズラズラと行軍する時、結構長い列になってしまうのだ。
こうした「行軍した時に師団の最先頭から最後尾までの距離」を「師団の行軍長径」と言う。
ちなみに歩兵師団の速度は通常、歩度1分に120歩、歩幅75cmだから時速5.4km/h、休憩時間を入れると約4km/hになる。
つまり1列縦隊だと師団の先頭が出発してから6時間15分経ってから最後尾が動き出すのである。
先頭が日の出と共に行軍を始め日没と共に野営地に到着したとしても最後尾は正午頃に出発し深夜も深夜、日付が変わる頃、野営地に着かねばならない。
ちょっとやでしょ?
だから師団が単一組織として行動する以上、あまり大きくなりすぎるのは問題なのである。

[1584] Re:[1573] [1572] [1571] [1570] [1569] まとめレス 投稿者:プラモ派 投稿日:2010/11/14(Sun) 08:37
> う〜んとね、困ったな...

答えにくい質問をしてしまい申し訳有りません。
実は判ってはいたのですが阿部デザイナーがどうお答えになるか興味があったもので(笑)

ところで師団の規模が大きくなるとどの様な弊害があるのですか?
戦力的には大きい方が有利に思えますが?

[1583] Re:[1581] 山岳師団 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/13(Sat) 17:47
> 独軍には山岳師団なんてのがあったと思いますが精鋭山砲師団、一般山砲師団がコレに当るのでしょうか?

まあ、そんな感じかな、砲兵に関しては。
歩兵だとドイツでは歩兵師団の歩兵はブーツ、山岳師団ではゲートルだけど日本軍では全部ゲートルだから「全師団が山岳師団」と言えなくもない。
でもスキーに関しては日本の歩兵は訓練しないから「日本に山岳師団はない」とも言える。

>平時には基本定数どおりに完全充足されている師団ばかりなのですか?

日本陸軍の師団には常設師団と特設師団がある。
常設師団ってのは平時から存在している師団で特設師団は常設師団を母体に戦時に特設される師団だ。
日露戦争時の後備師団がこれに相当する。
日華事変が始まった当初、特設師団は母体となった常設師団のナンバーに100を足した数字が当てられていたので判りやすかった。
例えば第4師団(大阪)を母体とした第104師団(39年シナリオでは南支にいる)や第10師団(姫路)を母体とした第110師団(39年シナリオでは北支にいる)などだ。
だけど4単位制を3単位にして常設師団が増えたり常設師団の満州駐在で師団数が増えたりして様々な混乱の末、「特設師団は100番台」ってルールは無くなり「ナンバーだけじゃ常設師団か特設師団かわからん」って事になるのである。
まあ、一般的にナンバーの小さな師団が常設師団、大きな師団が特設師団ってケースが多いけど色々な事情があって必ずしもこの限りではない。
更に100番台の師団は実戦投入された後、内地に復員して解散したり、大戦末期に同一ナンバーで治安師団が編成されたりしてるので「ナンバーだけじゃ何が何やら判らない状態」になる。
一例を示すと1937年に第14師団を母体として第114師団が編成されるのだが1939年に第114師団は復員して消滅、同年には第14師団を母体として新たに第33師団と第41師団が特設師団として編成される。
加えて翌年、第14師団は満州に移駐、宇都宮には新たに第51師団が常設師団として創設された。
そしてなんと、1944年には北支で第114師団が再編成
されるのだがこれは独立歩兵大隊を寄せ集めた治安師団で宇都宮とは関係の無い部隊であった。
また同年、第51師団を母体として第81師団が特設師団として編成されている。
あと宇都宮を編成担任として北支で第63師団が治安師団として編成されたりもした。
ね、ゴチャゴチャしてくるでしょ?
ちなみに太平洋戦記3では基本的に1939年以前の常設師団を精鋭師団、特設師団及び1939年以降の常設師団を一般師団としている。
装備の差は精鋭師団の装甲車が一般師団では騎兵になる事、精鋭では野山砲連隊の装備火砲の1/3が10センチクラスになる事、精鋭では対戦車砲と高射機関砲が付く事、精鋭であれば装備が新しい事(例えば精鋭では95式野砲だが一般では改造38式野砲になる)などである。

> 4単位制から3単位制って当時の世界の流れのような気がするのですが
> 運用上3単位制の方がそれほど良かったのでしょうか?

うん。

> 単に定数減らして浮いた連隊で師団を増やしたい為だったのでしょうかね?

世界中が?
そんな事はないと思うけど。
3単位制にした理由は第1次大戦を境に歩兵連隊がどんどん大きくなり師団としての動きが取れなくなってしまったからなのだ。
日露戦争時、日本陸軍の師団(1899年編成)は18400名、軍馬5490頭だったがこれが同じ4単位師団ながら1937年頃(第3師団)には25375名、8197頭に増大する。
歩兵連隊ベースで見ると日露戦争時(出典は歴史群像59号)は2919名、216頭だったのが日華事変(出典は歴史読本.太平洋戦争師団戦史)では3747名、526頭になっている。
なぜこんなに増えたのかを説明しよう。
日露戦争時の歩兵連隊は小銃、銃剣、軍刀、拳銃を装備し馬の使用目的は弾薬、糧食、資材、備品の輸送及び少佐以上の将校用乗馬であった。
火砲なんかない。
これに対し1937年時の歩兵連隊は兵が28%、軍馬に至っては143%も増えたがその理由は歩兵連隊に連隊砲1個中隊、速射砲1個中隊、機関銃3個中隊、大隊砲3個小隊が増加したからに他ならない。
歩兵連隊の軍馬の大部分は連隊本部や大隊本部が保有しているが各中隊及び小隊が保有している分として歩兵中隊194名+4頭、機関銃中隊139名+28頭、連隊砲中隊161名+49頭、速射砲中隊89名+21頭、大隊砲小隊56名+12頭などがあった。
つまり歩兵連隊に機関銃中隊や連隊砲中隊、速射砲中隊、大隊砲小隊を付加すると言う事は日露戦争時に比べ大幅に軍馬を増やすと言う事に直結したのである。
ちなみに機関銃中隊の編成等は師団によってかなり差があり前述の数値と異なるケースがあるのでご注意頂きたい。
師団と言う兵力単位を維持する以上、歩兵連隊を縮小して4単位とするか、大きな歩兵連隊のまま3単位とするか、他に道はない。
そこで各国とも後者の道を歩んだのである。

[1582] 無題 投稿者:多聞丸 投稿日:2010/11/12(Fri) 16:07
>定数どおりに完全充足されている師団のことでしょうか?

すいませんミスって投稿しました;

>平時には基本定数どおりに完全充足されている師団ばかりなのですか?
に訂正させてください。

[1581] 山岳師団 投稿者:多聞丸 投稿日:2010/11/12(Fri) 16:01
>精鋭野砲師団、一般野砲師団、精鋭山砲師団、一般山砲師団、機械化師団、戦車師団、治安師団

面白いクラス分けですね。精鋭とはいろんな兵器が充実してる部隊なのですね。
独軍には山岳師団なんてのがあったと思いますが精鋭山砲師団、一般山砲師団がコレに当るのでしょうか?
定数どおりに完全充足されている師団のことでしょうか?

>3単位制(39年シナリオの日本軍は4単位制)
4単位制から3単位制って当時の世界の流れのような気がするのですが
運用上3単位制の方がそれほど良かったのでしょうか?
単に定数減らして浮いた連隊で師団を増やしたい為だったのでしょうかね?

[1580] Re:[1578] [1576] 南洋諸島 投稿者:ケンケン 投稿日:2010/11/12(Fri) 00:31
> > 確か40年ごろまで条約で基地の増強はできないはずなんですが
>
> なんで?
> 1936年の無条約時代到来と共に基地の増強制限は無くなり日本はどんどん増強してるよ。
> ちなみに米国は1940年まで基地の増強をしなかったがこれは「米国が増強しなければ日本も増強しないだろう」と言う甘い目測にもとづいた自発的制限だった。
> この制限を無くすために設立されたのがヘップバーン委員会である。
すいません勘違いしていました

[1579] 小松 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/11(Thu) 12:06
「2術校のカレーは不味い」って話を書いたけど、これは僕が22年程前に第22回軍事史学会大会に参加した時の話なのだ。
この時は良い大会でね、1日目の午前は米軍基地の空母ミッドウェー見学、昼は2術校のカレー、午後は平間先生や永江先生の講演、夜の懇親会はあの「料亭小松」だったのだ。
懇親会には元利根艦長の黛大佐や「老小松女将」や東郷元帥にお酌したと言う芸者(大層なお歳だったよ...)の方がおられ大変、楽しかった。
「長官の間」も見学させてもらったよ。
2日目は参加者69名の遠足で聖徳寺坂上の元横鎮長官邸やら戦艦三笠やら護衛艦「はつゆき」やら「しらね」やらを見学して回り昼は米軍基地の将校クラブでフルコースを食った。
凄く面白かったよ。

[1578] Re:[1576] 南洋諸島 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/11(Thu) 09:54
> 戦記3は1939年スタートのシナリオがあるそうですが
> トラックやマーシャルなどの南洋諸島は基地の増強はできるのでしょうか?

できるよ。

> 確か40年ごろまで条約で基地の増強はできないはずなんですが

なんで?
1936年の無条約時代到来と共に基地の増強制限は無くなり日本はどんどん増強してるよ。
ちなみに米国は1940年まで基地の増強をしなかったがこれは「米国が増強しなければ日本も増強しないだろう」と言う甘い目測にもとづいた自発的制限だった。
この制限を無くすために設立されたのがヘップバーン委員会である。

[1577] まとめレス 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/11(Thu) 09:06
>昔、護衛艦のカレーを食べた事がありますが、あたりだったらしく学食のカレーよりはおいしかった記憶がありますけど、

海自の友人に聞いた話だと一般公開させる艦はくじ引きで決めたり順繰りに当てたりするのではなく大体、いつも担当艦があるらしい。
掃除したり保安関係を充実させたり一般公開するのはなかなか大変なので「どの艦もいつだって一般公開できます」って訳にはいかないからだそうだ。
そして「美味いカレーが作れる」ってのも一般公開担当艦に課せられる要件となる。
まあ、美味いカレーが作れるから一般公開担当艦になるのではなく一般公開担当艦なんだから美味いカレーを作れる様にしとけって事なんだろうけど。
よって一般公開担当艦で出す海自カレーは平均より美味しい海自カレーらしい。
そりゃそうだ。
うちだってお客さんがくる時はいつもより御馳走を作るもん。


>あと洋上に長くいて曜日感覚が無くならない様に金曜日はカレーにするって話を聞いた事がありますがどうなんでしょうか?

よくそう言われるね。
だけど何故、曜日感覚が無くならない様にしなくちゃならないんだろう。
そこん所が謎だ。
だいたい船ってのは24時間勤務だから「日中働いて夜は寝ます」ってルールが通用しない社会なので時間感覚や曜日感覚なんて最初っから無縁のはずなのだ。
「米軍はきっちり週末は休むから日曜に攻撃すれば奇襲成功間違いなし」って日本はハワイを攻撃したけど空母は全部、いなかったでしょ?
これは訓練に出かけたり航空機輸送任務に従事していたからなのだ。
ちなみに海自が金曜日をカレーとしたのは週休2日制になってからの事で土曜日半ドンの頃は土曜の昼食がカレーだったらしい。
もし戦前でも金曜カレーだったとしたら...
月月火水木金金だから週2回カレーになるな!

>あと戦記2では一個師団が攻撃部隊90でしたけど戦記3の師団はこれを二十倍にして歩兵分隊1800に野砲や連隊、大隊砲、重機関銃をプラスするイメージでよいのでしょうか?

いや、3単位制(39年シナリオの日本軍は4単位制)で指揮結節を師団−連隊−大隊−中隊−小隊−分隊としているから歩兵分隊数は歩兵小隊3,歩兵中隊9、歩兵大隊27、歩兵連隊81、師団では243となる。
大隊の場合、これに歩兵砲2がつく。
連隊だと更に連隊砲4がつく。
師団だと更に野砲もしくは山砲、榴弾砲が24〜48がつくし精鋭部隊なら対戦車砲やら高射機関砲やら色々つく。
当然、騎兵27分隊(もしくは装甲車)や工兵27分隊もつく。
だから太平洋3の日本軍は開戦時の精鋭師団の場合、歩兵分隊243、97式軽装甲車27、工兵分隊27、95式野砲24、91式10センチ榴弾砲12、98式20ミリ高射機関砲6,94式37ミリ対戦車砲12,連隊砲12、大隊砲18、輸送馬600で編成される。
なお、精鋭野砲師団、一般野砲師団、精鋭山砲師団、一般山砲師団、機械化師団、戦車師団、治安師団で上記の数は違うけど全部ここに書くと大変だから省略するね。

>あと開戦時の近衛の様なトラックをもっていた機械化部隊は、GD2の装甲軍の行動力二倍みたいな利点はあるのですか?

別にないよ。
「トラックがあるから装甲部隊」なら米英軍は全部が装甲部隊になっちゃうもん。
「装甲部隊の利点」は陸戦中の「機甲突破」戦術コマンドや追撃ルールで反映されるけどトラックはそれに含まれない。

>戦車部隊は文字道理戦車の打撃力でしょうけど、利点がないと馬の師団が主でトラックが馬が足りない時の代用みたいな気がするのですが。

日本軍はまさに「馬が主でトラックは補助」だよ。
でも補助たって日本でのトラックは「馬が足りない時の代用」じゃなく「特に精鋭のごく一部だけに与えられた高級品」だから...
高級品ってのは数が少ないから高級品なのであって数が多く「主」になったらもう高級品じゃないでしょ。
トラックの利点は馬と違って「大きな工場と資源があればいくらでも生産できる」って事なのだ。

>あと師団に関係して師団参下の工兵連隊はどの様な扱いになるのですか?

前述の様に普通の師団には27分隊いて地雷埋設やら地雷除去やら飛行場設営やら陣地構築やら鉄道敷設でつかえるよ。
なお工兵分隊にはトラック1量が必要だから生産コストはかなり高い。

>海軍の軍医って位はどこまであるんでしょう?

中将。

[1576] 南洋諸島 投稿者:ケンケン 投稿日:2010/11/11(Thu) 09:00
戦記3は1939年スタートのシナリオがあるそうですが
トラックやマーシャルなどの南洋諸島は基地の増強はできるのでしょうか?
確か40年ごろまで条約で基地の増強はできないはずなんですが

[1575] カレーと師団の規模 投稿者:神無月 投稿日:2010/11/11(Thu) 03:47
> カレー
昔、護衛艦のカレーを食べた事がありますが、あたりだったらしく学食のカレーよりはおいしかった記憶がありますけど、
あと洋上に長くいて曜日感覚が無くならない様に金曜日はカレーにするって話を聞いた事がありますがどうなんでしょうか?

あと戦記2では一個師団が攻撃部隊90でしたけど戦記3の師団はこれを二十倍にして歩兵分隊1800に野砲や連隊、大隊砲、重機関銃をプラスするイメージでよいのでしょうか?
あと開戦時の近衛の様なトラックをもっていた機械化部隊は、GD2の装甲軍の行動力二倍みたいな利点はあるのですか?

戦車部隊は文字道理戦車の打撃力でしょうけど、利点がないと馬の師団が主でトラックが馬が足りない時の代用みたいな気がするのですが。

あと師団に関係して師団参下の工兵連隊はどの様な扱いになるのですか?

[1574] Re:[1573] [1572] [1571] [1570] [1569] まとめレス 投稿者:聯合艦隊司令長官 投稿日:2010/11/10(Wed) 22:12
> う〜んとね、困ったな...
> 艦隊が入港すると横須賀の場合、将兵は安浦に総員突撃するのだ。
> そして夜を徹して白兵戦が繰り広げられる。

横須賀だけじゃなく日本の主要な軍港、さらに太平洋の島々のそれなりの停泊地にも点在していたみたいですね。海軍公認の「お遊び」なだけあって、上陸となると揃いも揃って一箇所に殺到したりした・・・・。


> その結果、不幸にして性病に罹患する者もでる。

上陸の度に必ずでたって言うくらいですよね。とくに大型艦などは。潜伏期間もあるので、艦に戻ってもすぐにも気づかないのが殆ど・・・。気づいた時にすぐ軍医に診てもらった人は正解。もし我慢して診てもらうのが遅れて悪くなったら上官からこっ酷く怒られる。そして治療法がまたかなり痛い。でも、悲鳴をあげようものなら
「遊んできといて何事だ!」
っていうことでまた怒られる事になったそうです。
さらにもし艦隊勤務を休まなければならなくなると大変。普通の怪我〔戦傷?〕や病気なら優しく扱ってもらえるし酷ければ内地で養生できるけど性病はそんな風にはしてもらえなかったみたいです。性病が原因で勤務を休めば、減給など逆に処罰の対処になったみたいですねぇ・・・・
まぁ、遊びすぎはよくないですよね。

海軍の軍医って位はどこまであるんでしょう?

[1573] Re:[1572] [1571] [1570] [1569] まとめレス 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/10(Wed) 17:54
> 想像力不足の私に是非、御教示をお願いします。

う〜んとね、困ったな...
艦隊が入港すると横須賀の場合、将兵は安浦に総員突撃するのだ。
そして夜を徹して白兵戦が繰り広げられる。
その結果、不幸にして性病に罹患する者もでる。
通常、入港していないのに罹患する者はいない。
いるとすれば...
戦友愛がちと多すぎる者くらいだ。
戦友愛は大切だが多すぎるのはいただけない。
「しっかりせよと抱き起こし...」までならいいが抱きつかれて押し倒されたんじゃ今、米軍で問題になっている件にまで発展してしまうだろう。
まあ、それはともかく入港中こそ性病が艦内に入り込んでくる危機なのでそれを水際で食い止めるべく性病検査が行われるのである。
将兵の帰艦時に検査した方が良いって?
それもそうだが潜伏期間があるからケジラミくらいしか防げないだろう。

[1572] Re:[1571] [1570] [1569] まとめレス 投稿者:プラモ派 投稿日:2010/11/10(Wed) 14:28
> なぜ入港日前に性病検査するかは皆さんの想像にお任せするとしてカレーを作る理由は不味いけど手間がかからないからである。

想像力不足の私に是非、御教示をお願いします。

[1571] Re:[1570] [1569] まとめレス 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/10(Wed) 10:59
> カレーといえば日本海軍って金曜日はカレーがでた事で有名ですが、あれって実際どうなんでしょう?潜水艦とか毎回絶対カレーってわけにいくかなって思うんですけど・・・。

「日本海軍が金曜日にカレーを食う」ってのは伝説で実際の所は「入港日もしくは前日にカレーを食い同時に性病検査を実施する」ってのがホントの様だ。
それがなぜ金曜日に化けたかと言うと週末に合わせて入港するケースが多かったからである。
なぜ入港日前に性病検査するかは皆さんの想像にお任せするとしてカレーを作る理由は不味いけど手間がかからないからである。
入港日前は忙しいからね。
僕は若者だから旧海軍のカレーは食った事ないが海自のカレーは食った事ある。
横須賀の第2術科学校の昼食だったが実に不味かった。
恐らく僕のカレー喫食史でワースト5には入るだろう。
海自の人間に「なぜあんなに不味いんだ?」と聞いたら艦や部隊、学校で大きな差があるとの事。
その点、陸自では部隊による差があまりないので面白い。
ちなみに陸自は基本的にどこも不味い。
空自はと言うと基本的にどこも美味い。
目黒にある幹部学校の食堂は空自の所轄だけどその良い例だ。
(こんな事ばかり書いてると空や陸の先生方に怒られちゃうかな?なぜ陸自が不味く空自が美味いかの理由は今度書くね。)
そんな訳で「不味い海自のカレー」(そりゃそうだ、手間をかけないのが主目的なんだもん)だがみんな、喜んで食べる。
なぜかって?
カレーの後には「楽しい週末」もしくは「楽しい入港」が待ってるんだもん。
だからカレーは「楽しみの象徴」であってカレーその物が美味かろうが不味かろうが関係ないのだ。
そうした手抜き料理のカレーだから「潜水艦などの小型艦艇」こそ頻繁にでると思うのだが...

[1570] Re:[1569] まとめレス 投稿者:聯合艦隊司令長官 投稿日:2010/11/09(Tue) 22:44
> そうそう、それから「他社のゲーム名」は伏せ字にしといてね。

あっ・・・・すみません。

カレーといえば日本海軍って金曜日はカレーがでた事で有名ですが、あれって実際どうなんでしょう?潜水艦とか毎回絶対カレーってわけにいくかなって思うんですけど・・・。
甘いものと言えば、戦艦大和とかには羊羹やアイスクリーム製造機があったらしいですね。

[1569] まとめレス 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/09(Tue) 10:37
>カンパンに金平糖とか入ってたし。

陸自のカンパンにはオレンジスプレッドがはいってるよ。

>でも、「今日の料理」で有名な帝国ホテルの村上信夫さんの話だと、一番人気はカレーらしいですが。

村上シェフの話はためになるからビデオで何本か収録してある。
実は僕は村上シェフのファンだったりするのだ。
僕の恩師(発酵学の小泉教授)も村上シェフと親しかったりするし。

>映画などでは、よく「ぼた餅」が食べたいと兵隊が言っているのを何作かの映画で見かけました。甘いものが食べたかったのですかね。

子供の頃、祖母が作ってくれたのを毎年食べたなあ。
うちじゃ「おはぎ」と言わずいつでも「ぼたもち」って言ってた。
だから「おはぎ」と「ぼたもち」が同じ物だって知ったのは随分あとになってからだった。

>もし、よろしければ何故だか教えて頂けませんか?

3つの理由がある。
1.食糧をルール化するのはゲームとして妥当(発言1018参照)ではないから。
2.1個師団(約2万名)の1日分の食糧を輸送するために陸軍はマルユ潜水艦を建造した。
搭載量は24tである。
つまり兵1名が必要とする食糧は1日1200gに過ぎない。
軍事史学182号16頁の秦論文だと米870g、生肉210g、生野菜600gの合計1680gだが生野菜を潜水艦で輸送するとは考えられないので前線での給食はほぼ1200gと見て差し支えないだろう。
では輸送船1隻でどれくらいの兵力を運べるか?
2A型戦標船は積載量10200t、兵1名の輸送コストは5tだから装備なしで兵だけめいっぱい乗船させれば2040名が乗れる。
この場合、食糧も載せてないから、すぐに飢餓状態だ。
そこで仮に端数の40名の代わりに食糧を載せたらどうなるだろう?
40×5=200tの食糧が搭載でき2000名では1名当たり100kg(83日分)にもなるのだ。
2040名の兵力が2000名に減っても戦力的には殆ど変わらない。
それなのに何故、各地で飢餓が発生したか?
食糧不足による飢餓を予測できず食糧を送らなかったからである。
戦標船には1個師団の425日分に相当する食糧が積めるのに。
これが太平洋戦争での飢餓が人災と言われる理由なのだ。
食糧を送らず飢餓が発生する状況をゲームで再現させたい?
普通はそんなの嫌だから食糧を送るよね。
だったら飢餓は発生しない。
だとすれば食糧のデータ化は単にプレイヤーが兵2040名を乗船させるのを兵2000名と食糧40tを入力する手間を増やすだけに他ならない。
移動や乗船の度に食糧を計算して入力するのはバカバカしい手間だと思わない?
そりゃパソコンなんだから自動的に計算する事もできる。
だとしたらプレイヤーが食糧を意識する必要がなくなる。
でも、そんなら食糧をデータ化する必要なんか無いじゃない。
食糧をデータ化するのは「手間をふやすだけ」なのである。
3.「手間をふやすだけ」を1度やって懲りたらもうやらないでしょ?
普通は。
まあ詳しくはウィキペディアでも見てちょうだい。
そうそう、それから「他社のゲーム名」は伏せ字にしといてね。

[1568] 昔の人は甘いモノ好き 投稿者:K−2 投稿日:2010/11/08(Mon) 22:31
>甘いものが食べたかったのですかね。
江戸時代に庶民に最も好まれたのが、酒と黒砂糖って話もあるくらいなので、
やっぱり甘いモノ好きだったんじゃないでしょうか。
カンパンに金平糖とか入ってたし。
最近は微糖とか甘さ控えめが流行ですが、昔の人は、とにかく甘ければ甘いほど良い
って風潮が有った気がします。(ウチの爺さんとかそうだった)
でも、「今日の料理」で有名な帝国ホテルの村上信夫さんの話だと、一番人気はカレーらしいですが。

[1567] 食料問題 投稿者:koki2600 投稿日:2010/11/08(Mon) 21:23
食料のルール化に関しては、過去の掲示板に書き込みされていると思いますが。
映画などでは、よく「ぼた餅」が食べたいと兵隊が言っているのを何作かの映画で見かけました。甘いものが食べたかったのですかね。

[1566] Re:[1564] 海兵78期 投稿者:聯合艦隊司令長官 投稿日:2010/11/08(Mon) 19:19
> 海兵は「英語教育を中断させなかった井上校長の英断」でとみに有名だが「良い事ばっかりの学校でもない」と申し上げておきたい。
> (こんな事書くと海の先生方に怒られちゃうかな?)

それは無いでしょう。事実は事実。悪い部分は認めなくては。もしそれを認めようとしなければそれは当時の陸軍と変わらんでしょう・・・。でも海軍内でも日米開戦大賛成!なんて人もいたわけだし、陸軍内でも開戦は今ひとつ・・・なんて人もいたはずですから、海軍善!陸軍悪!って認識もどうかと思いますけどね・・・・。あっ、でも私は断然海軍派ですが・・・・・。個人的な事ですが、去る10月24日に靖国神社行ってきました。理由は戦艦武蔵が沈んだ日だからです。
ところで一つ気になるのですが・・・
>そして僕は食糧と飢餓をデータ化、ルール化するつもりはない。
もし、よろしければ何故だか教えて頂けませんか?その、同種のゲームで太平洋の嵐では食料はデータ化されていますよね。だから、意外でした。

[1565] Re:[1564] 海兵78期 投稿者:いそしち 投稿日:2010/11/08(Mon) 17:41
> 海兵は「英語教育を中断させなかった井上校長の英断」でとみに有名だが「良い事ばっかりの学校でもない」と申し上げておきたい。

なんか日本海軍に対する僕の認識が根底から覆るような話で驚きです。
昨今は海軍善玉論を再検証する動きが多いようですね。

[1564] 海兵78期 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/08(Mon) 15:19
海兵78期は海兵最後のクラスで山口県の防府に分校が設立された。
特徴は予科である事と防府分校には上級学年が存在しなかった事である。
予科ってのは正式な海兵入校前の教育で正式には「将来78期となるクラス」になる。
だから77期と78期は年齢が約1年違うのに同じ1945年4月入校なのだ。
末期の海軍兵学校は凄いよ。
1944年10月に76期、45年4月に77期と78期、合わせて1万1千名が6ヶ月の間に入校してきたんだから。
そして前述の防府やら針尾やら岩国などに続々と分校が設立された。
そりゃそうだ。
全部、江田島に入れたら人口過密(江田島にだって大原分校とか造られたけどね)になっちゃうもん。
終戦直前、この防府分校をとんでもない災厄が襲った。
赤痢の蔓延である。
キスカ撤退で有名な木村昌福教頭をはじめ約1300名が罹病、終戦までに14名が病死したと伝えられる。
とまあ、ここまでが有名なお話。
鹿山誉著「帽振れ海軍兵学校」485頁によると8月15日までに病死したのは14名だが16日以降の病死者を加えると200名を越えるそうである。
死者が激増した背景には食糧不足による体力低下があるのを見逃してはならない。
大原分校では体力低下による伝染病の蔓延(この場合はパラチフス)を警戒し生徒による防空壕掘削工事を中断してるくらいなんだから。
食糧不足の到来が判っていながら何のために兵学校を拡張し訓練、教育で体力を消耗させたのか。
海兵は「英語教育を中断させなかった井上校長の英断」でとみに有名だが「良い事ばっかりの学校でもない」と申し上げておきたい。
(こんな事書くと海の先生方に怒られちゃうかな?)

[1563] 継戦根拠地の機能 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/07(Sun) 19:02
「あってもなくても良い様な機能」と書いたけどそこの所をもうちょっと説明しとこう。
まず太平洋2に於けるCPU側の上陸思考だけど基本的に「1回で攻め落とせるなら上陸する攻め落とせないなら上陸しない」となっている。
そして「攻め落とせる」と判断したものの乱数の結果により攻め落とせなかった場合、継戦はせず引き揚げる様になっている。
だからCPU側が進攻側で継戦が発生する事はありえない。
プレイヤー側が進攻した場合はどうだろうか?
大抵は圧倒的兵力で攻めるだろうから1ターンで攻め落としてしまうだろう。
だとしたら継戦する事はない。
圧倒的でなく弱小兵力で攻める事もあるだろう。
そうなると負けちゃうからこれも継戦とはならない。
実に調度良い加減の兵力を用意して「勝たない様にそして負けない様に上手く進攻」しないと継戦にならないのだ。
つまり継戦根拠地ってのは滅多に発生しない状況(いや、意図的でなければまず発生しない状況と言っても良い)である。
それに対応する為に開発期間が2倍近くに増大するのはちっとも得策でない。

「1ターン3日で勝敗が決するのはおかしい。ガダルカナルで6ヶ月も戦ったじゃないか。」ってのが継戦ルールの発端だった。
でもガダルカナル奪回の日本陸軍の作戦を一木支隊による8月の第1次上陸(大隊規模)、川口支隊による9月の第2次上陸(旅団規模)、第2師団による10月の第3次上陸と考えれば継戦する必要はないのである。
「川口支隊や第2師団は上陸じゃないよ。増援だよ。」と言われるかも知れない。
そりゃ確かにそうだ。
退却が許されないのだから装備も弾薬もない兵士が残っているだろう。
でもそれは実質的な戦力となりえない。
仮にそれを継戦とするならば「装備を失い飢餓状態に陥った兵士」をデータ化する事であり食糧をデータ化していない以上、太平洋戦記では「あってもなくても良い機能」とならざるを得ないのである。
そして僕は食糧と飢餓をデータ化、ルール化するつもりはない。

[1562] Re:[1561] [1560] [1559] [1548] [1547] 輸送について 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/07(Sun) 17:49
> 固定砲=対戦車砲・野砲のつもりでした。。。
> これらもGD2と違って攻撃時は牽引車両・馬が必要なのですよね。

いや、攻撃時ではなく生産時に車両.馬を必要とする。
火砲がやられる時は車両.馬ごとふっとぶ。
防御時だって車両・馬を別ユニットにしたりしない。
だってそれじゃ陣地変換すらできないでしょ。
よって「車両.馬なしで火砲だけ生産」って訳にはいかない。
車両.馬の不足は即、火砲不足につながるのだ。

> > 「百害あって一利なし」の継戦ルールはさすがにもうやめたよ...
> これは意外でした。不評だったのでしょうか。

好評とか不評とかより開発に「長大な期間」を要し「バグの温床」となり、それに比べて「あってもなくても良い様な機能」だっただけだよ。
簡単にできて問題が無いようなら僕だって困らない。
1根拠地に両軍が存在し戦闘が継続するってのは「英雄ナポレオン」や「日露戦争」でやってるし「それが必要」であれば僕も喜んで導入する。
でもねえ、太平洋戦記やGDでそれをやるのは愚策でしかないのだ。
だって根拠地の支配権がいずれかにあるのを前提として諸ルールが構築されバランスがとれているのだから...
「すべてしきり直し」でやるんなら別だけどね。

[1561] Re:[1560] [1559] [1548] [1547] 輸送について 投稿者:老兵 投稿日:2010/11/07(Sun) 15:11
回答ありがとうございました。

> 固定砲って要塞砲なんかの事だよね?
表現が不正確ですいません。
固定砲=対戦車砲・野砲のつもりでした。。。
これらもGD2と違って攻撃時は牽引車両・馬が必要なのですよね。

> 「百害あって一利なし」の継戦ルールはさすがにもうやめたよ...
これは意外でした。不評だったのでしょうか。
個人的には島では敵味方混在はあってもいいかな。
1ターンで勝敗がつかなかった時、侵攻側は船に戻って
次ターン船ごと空襲されるくらいなら、揚陸させたままで
輸送船はとっとと逃がすことを考えていたので。。。
あと、援軍上陸・逆上陸など島内での押し合い(長期!?戦)が
再現できると思っていましたので。。

[1560] Re:[1559] [1548] [1547] 輸送について 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/07(Sun) 09:10
> 1.輸送船・タンカーの搭載容量は排水量と同じとの理解でよいでしょうか?
> (たとえば戦標船ならば搭載容量6600トン!?)

いや、排水量と搭載量はまったく関係していない。
いくら排水量が大きくたって機関や装備品、自艦の燃料などでスペースが奪われていたら搭載量が少なくなるからね。
基本的に搭載量は史実の数値(端数は切り上げ)をそのまま使用している。
よって高速輸送船(讃岐丸型)の搭載力は10000t、中型輸送船(1A型)は9300t、低速輸送船(2A型:いわゆる戦標船)は10200t、小型輸送船(八海山丸型)は3000t、中速タンカー(1TL型)は15200tである。

> 2.鉄道未開通区間はトラックや馬がいないと戦闘物資(固定砲・弾薬・燃料)や資源(ボーキサイト・原油など)が輸送できないのでしょうか?

物資は弾薬、重油、軽油、セメントなど作戦で使用される物と原油、鉄鉱石、ボーキサイトなど生産で使用される物に二分される。
作戦で使用される物は「陸戦での進攻時」を除き馬やトラックがなくとも根拠地間を陸上移動できる。
生産で使用する物は鉄道がないと一切、陸上移動できない。
馬やトラックは陸戦(進攻時)で弾薬を輸送するのに必要なのである。

> 3.また、敵地攻撃時のトラック・馬の役割について、
> これまでの記事から推定して固定砲はトラック・馬がいないと参戦できないようですが、
> 弾薬・燃料もトラック・馬がいないと携行できず、戦闘途中で弾切れ・燃料切れで撤退・敗北となるのでしょうか?

固定砲って要塞砲なんかの事だよね?
だったら固定砲はトラックや馬があっても進攻時には参戦できないよ。
弾薬は馬/トラックがないと参戦(防御時は別)できず弾切れは士気低下をおこして退却の要因となる。
燃料は陸戦開始時に消費されるから輸送の必要はない。
(トラックで弾薬を輸送すると陸戦開始時に大量の軽油が必要になるんだ、これが...)

> 4.鉄道敷設は太平洋戦記2同様に1区間しかできないのでしょうか?
> (複数区間を同時には敷設できない?)

できるよ。

> 5.太平洋戦記2の一等輸送艦の同一ターン中に入港&揚陸は「3」でもありでしょうか?
> もしありであれば、駆逐艦・軽巡改造の輸送艦も同様な機能が付与されますでしょうか?

「アリ」だよ。
駆逐艦や巡洋艦からの改装艦も同様だよ。

> 6.以下輸送と話は変わるのですが、
> 陸戦継戦根拠地への空爆は「3」でも出来ないのでしょうか?

「百害あって一利なし」の継戦ルールはさすがにもうやめたよ...

> 7.「2」では悪天候時は上陸戦が不可でしたが、「3」でも同じでしょうか?

同じ。

> 「2」の台風時の航行損傷のように落伍率悪化を負ってでも
> 上陸可能?

雨で70%、強風で80%、豪雨で90%、台風で99%の落伍設定としたら良かった?
そんなんじゃ誰も上陸しないだろうから「上陸不可能」としたんだが...
もしそれでも上陸したいんなら1年前に要望してくれたら良かったのに。
僕は何度かボートが転覆して溺れかけた経験(実家が横須賀で海育ちなので)があるが時化の日に小舟を出すのは自殺行為だと思うよ。

> (そもそも天候のメッシュが細かくなりそうなので、
> 必然的によほどの悪天候でない限り、上陸戦可能になるのかもしれませんが。。。)

いや、よほどの好天候(つまり晴と曇)でない限り上陸なんてできないんだよ、実際は。
「連合軍は嵐の日にノルマンディーに上陸しドイツ軍の意表をついた」なんて話が語られるけどアレは日本の感覚からしたら嵐なんてモノじゃなく「凪ではない程度」にすぎないと思うよ。
だってどの写真をみても沖の白波なんてたってないでしょ?
横須賀の貸しボート屋じゃ沖の白波が立つと「ウサギがでた」って言って看板をしまっちゃうんだ。
怖いのは朝が凪ぎで日中変化した時。
岸に向かって全速で漕がなくちゃならなくなる。
でもそうした時が一番釣れるんだよなあ。
嵐の直前は食いがたつからね。
幾ら釣れても命にはかえられんけど。
もうちょっと大きくなって乗り合いの釣り船でも状況はおんなじだ。
少々、レベルが上がるだけにすぎない。
よく悪天候だから船長が出港を見合わせたのに「客がどうしても!」って頼み込んで釣り船が遭難するでしょ。
中学の同級生で釣り船の船長をしてる奴や悪天候の落水で家族を亡くした知り合いが数人いるけど「板子一枚下は地獄」なのだ。
海は陸と違ってダイレクトに天候の影響を受けるから怖いよ。

[1559] Re:[1548] [1547] 輸送について 投稿者:老兵 投稿日:2010/11/07(Sun) 00:58
こんばんは、
輸送について基本的なところを教えてください。

> ちなみに1TL型(中速タンカー)は6ヶ月、2TL型(低速タンカー)は3ヶ月、2TA(戦標船改装タンカー)は2ヶ月、2TM型(小型タンカー)は2ヶ月だ。

1.輸送船・タンカーの搭載容量は排水量と同じとの理解でよいでしょうか?
(たとえば戦標船ならば搭載容量6600トン!?)
あと陸上輸送について、
2.鉄道未開通区間はトラックや馬がいないと戦闘物資(固定砲・弾薬・燃料)や資源(ボーキサイト・原油など)が輸送できないのでしょうか?
3.また、敵地攻撃時のトラック・馬の役割について、
これまでの記事から推定して固定砲はトラック・馬がいないと参戦できないようですが、
弾薬・燃料もトラック・馬がいないと携行できず、戦闘途中で弾切れ・燃料切れで撤退・敗北となるのでしょうか?
4.鉄道敷設は太平洋戦記2同様に1区間しかできないのでしょうか?
(複数区間を同時には敷設できない?)
5.太平洋戦記2の一等輸送艦の同一ターン中に入港&揚陸は「3」でもありでしょうか?
もしありであれば、駆逐艦・軽巡改造の輸送艦も同様な機能が付与されますでしょうか?
6.以下輸送と話は変わるのですが、
陸戦継戦根拠地への空爆は「3」でも出来ないのでしょうか?
陣地破砕砲撃時(敵味方の陣地位置が分かれている時)はでき、
敵地突入攻撃(混戦時!?)時はできない
など使い分けがありますでしょうか?
7.「2」では悪天候時は上陸戦が不可でしたが、「3」でも同じでしょうか?
「2」の台風時の航行損傷のように落伍率悪化を負ってでも
上陸可能?
(そもそも天候のメッシュが細かくなりそうなので、
必然的によほどの悪天候でない限り、上陸戦可能になるのかもしれませんが。。。)

むしかえすような質問で恐縮で、
同種の話題の時に聞いておけばよかったかも知れませんが、
ご教示ください。
ああ、また長くなってしまいました。。。

[1558] Re:[1557] 軽率でした; 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/05(Fri) 16:08
> 戦記2ライジングサンにて浅間級が46cm砲搭載なので艦名を大和にしたら
> グラフィックも大和に出来たらいいなと思ったもので・・
> なんか答え辛い質問してしまいスイマセンでした;

いや、単にグラフィックナンバーを大和と同じにするだけの事だからドシドシやってちょうだいな。
その為につけた機能なんだから。

[1557] 軽率でした; 投稿者:多聞丸 投稿日:2010/11/05(Fri) 15:31
戦記2ライジングサンにて浅間級が46cm砲搭載なので艦名を大和にしたら
グラフィックも大和に出来たらいいなと思ったもので・・
なんか答え辛い質問してしまいスイマセンでした;

>ソビエッキー・ソユーズ型は戦艦ではなく巡洋艦と名乗るしかない

ある意味これも「条約型巡洋艦」と言うので合ってるんですね(笑)

[1556] 史上最大の巡洋艦 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/05(Fri) 08:55
モントルー条約と言うのがある。
「黒海と地中海を結ぶボスポラス海峡(それとダーダネルス海峡)を戦艦や空母は通過しちゃいけない」って決まりだ。
でもソ連(もしくはロシア)はそれを守るつもりは毛頭ないらしい。
実質的な空母を航空巡洋艦と称し堂々と通過させているのは周知の事実である。
さて...
ソビエッキー・ソユーズ型と言う戦艦がある。
かつて建造された戦艦の中では大和型に匹敵する唯一の艦型(約6万t)だ。
モンタナ型なんぞは起工すらされてないんだから論外だしドイツのH型も同様だがS・ソユーズ型のS・ウクライナなどは「進水式まであと僅か25%!」って所まで建造された。
ここで面白いのはS・ウクライナの造船所が黒海沿岸のニコライエフって事だ。
何の目的で大和に匹敵する巨大戦艦が黒海で建造されたのか?
モントルー条約を守る気ならルーマニア海軍(駆逐艦4隻)やブルガリア海軍(魚雷艇くらいしかないよ...)と戦うかトルコ海軍の巡洋戦艦ヤウズ(元ゲーベン)と一騎打ちするくらいしか敵はいないが「大和に匹敵する大戦艦」としては「相手にとって不足大あり」だ。
いくらソ連でもそんな無駄はしないだろう。
となれば...
モントルー条約を無視して地中海へ出すより他はない。
(地中海で何を相手にするか、もしくは更に地中海を越えて何処にいくか、など興味はつきないが)
よってソビエッキー・ソユーズ型は戦艦ではなく巡洋艦と名乗るしかないのである。
太平洋3?
勿論、戦艦としてデータ化してるよ。
モントルー条約に対するソ連のおもわくなんぞこっちの知ったこっちゃないからね。
だから「正しくは巡洋艦じゃないのか?モントルー条約によれば...」なんてツッコミは無しだ。

[1555] Re:[1544] [1543] [1539] セメント 投稿者:魔界半蔵 投稿日:2010/11/04(Thu) 00:54
回答ありがとうございます。
解除し忘れが心配だったので、上限に達したら自動解除してくれるとの事で安心しました。
それに地域別に工兵任務を設定できるのなら設営がだいぶ楽になりますね。

[1554] Re:[1553] グラフィック 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/03(Wed) 20:14
> エディタで好きに変更出来るのは楽しみですが、グラフィックは変えられるのでしょうか?

エディターの中でファイルナンバーが設定できるので「自己責任」で好きに変更して頂きたい。
なお自分でグラフィックを作ってデータ化する事もできるけどこれは「改竄」に当たるので弊社としては「黙認」と言う形で対応するよ。
だから、おおっぴらには質問しないでね。

[1553] グラフィック 投稿者:多聞丸 投稿日:2010/11/03(Wed) 17:35
> 個艦は追加できないから既存の艦の艦型を変更して使ってちょうだい。

エディタで好きに変更出来るのは楽しみですが、グラフィックは変えられるのでしょうか?
改装しても3段空母のグラフィックのまま使い続けるとかできるのでしょうか?

[1552] Re:[1551] [1550] [1549] Re:[1547] 無題 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/03(Wed) 15:14
> 航空機の追加はできないのですか?

できるよ。
陸もね。

>あと、追加はどの程度の数できるのですか?

これはまだ未定。

[1551] Re:[1550] [1549] Re:[1547] 無題 投稿者:聯合艦隊司令長官 投稿日:2010/11/03(Wed) 14:47
> > あと戦記2のエディターだと船を新しく追加はできませんでしたが、三だとできるのですか?
>
> 艦型は追加できるよ。
>
> > 千鳥や鴻が雲龍になってたりしてましたけど、無から船が出てくる錬金術になるのでしょうか。
>
> 個艦は追加できないから既存の艦の艦型を変更して使ってちょうだい。

航空機の追加はできないのですか?あと、追加はどの程度の数できるのですか?

[1550] Re:[1549] Re:[1547] 無題 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/02(Tue) 20:55
> まさか加賀も3段飛行甲板ではないですよね?

もちろん、3段飛行甲板だよ。

> あと戦記2のエディターだと船を新しく追加はできませんでしたが、三だとできるのですか?

艦型は追加できるよ。

> 千鳥や鴻が雲龍になってたりしてましたけど、無から船が出てくる錬金術になるのでしょうか。

個艦は追加できないから既存の艦の艦型を変更して使ってちょうだい。

> あとはエディタはほかにどんなことが戦記2に比べてできるのでしょうか、建造期間もいじれると書いてありましたが?

いじれるよ。

[1549] Re:Re:[1547] 無題 投稿者:神無月 投稿日:2010/11/02(Tue) 18:41
> 3段飛行甲板空母を16隻ならべたいの

全通飛行甲板の108機搭載の浅間級とかは並べたいですけど3段飛行甲板だと機数が少なく、流星なんかが載せられないですから使いどころに困ると思います。
3段飛行甲板赤城は開始早々に横須賀の大ドック送りです。
まさか加賀も3段飛行甲板ではないですよね?

あと戦記2のエディターだと船を新しく追加はできませんでしたが、三だとできるのですか?
千鳥や鴻が雲龍になってたりしてましたけど、無から船が出てくる錬金術になるのでしょうか。
あとはエディタはほかにどんなことが戦記2に比べてできるのでしょうか、建造期間もいじれると書いてありましたが?

[1548] Re:[1547] 無題 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/02(Tue) 09:23
> 1939年スタートだとドックに高速輸送船やタンカーが結構いるのですね。川崎型タンカーで建造に八ヶ月かかっているのを見つけましたけどそれぐらいかかるのでしょうか?

太平洋3では9ヶ月としている。
ちなみに1TL型(中速タンカー)は6ヶ月、2TL型(低速タンカー)は3ヶ月、2TA(戦標船改装タンカー)は2ヶ月、2TM型(小型タンカー)は2ヶ月だ。

> 川崎型タンカーを調べていて気になったのですが。
> [1347]の川崎型タンカーの話ところで出てますけど優秀船舶助成って空母のためというイメージが強かったのですが、これって軍が軍用船舶を民間に作らせていたってことですよね、隼鷹あたりだと国庫負担6割というのを見つけましたけど、軍縮条約で制限されている空母為の仮装軍艦「千歳級なんか」の民間バージョンはわかるのですが、軍縮条約外のタンカーまで作っていたのはなぜなんでしょうか?

そもそも優秀船舶建造助成は1937年4月から始まった制度であり1936年に失効した軍縮条約と無関係なのだ。
ではなぜ、政府の予算で民間船を建造したかと言うと「戦争が起こるかどうかなんて誰にも判らない」ってのがミソ。
政府と民間のカネを合わせて船を建造し戦争が起こらなければ民間が使い続け戦争が起これば政府が使うって事なのである。
よって戦争が無ければ民間が得、起こらなければ政府が得って事になる。
優秀船舶助成を「海軍がこっそり民間会社を隠れ蓑にして空母の母体を建造していた」と解釈して記述した文章も見受けられるが優秀船舶助成は「戦争が起こる事を前提」にして作られた制度ではない。
基本的な考えにもとるなら「民間タンカーと高速給油艦でなんら構造に変化のない川崎型タンカー」こそもっとも優秀船舶助成にふさわしい船なのである。
空母と違って改装せずとも使えるしね。

> 八八艦隊シナリオは39年スタートはあるのでしょうか?
> 大和級より、空母16隻の方がありがたくて、ライジングサンばっかりやっていたもので。

えっ?
3段飛行甲板空母を16隻ならべたいの?
う〜ん、長門型や13号型の3段飛行甲板は用意してないしなあ...
1年前に言ってくれたら用意したんだが。
まあシナリオエディターで新しく艦船が追加できる様にしてあるから39年シナリオにドシドシ追加して自分なりにコーディネートしてちょうだい。

[1547] 無題 投稿者:神無月 投稿日:2010/11/02(Tue) 04:20
1939年スタートだとドックに高速輸送船やタンカーが結構いるのですね。川崎型タンカーで建造に八ヶ月かかっているのを見つけましたけどそれぐらいかかるのでしょうか?

川崎型タンカーを調べていて気になったのですが。
[1347]の川崎型タンカーの話ところで出てますけど優秀船舶助成って空母のためというイメージが強かったのですが、これって軍が軍用船舶を民間に作らせていたってことですよね、隼鷹あたりだと国庫負担6割というのを見つけましたけど、軍縮条約で制限されている空母為の仮装軍艦「千歳級なんか」の民間バージョンはわかるのですが、軍縮条約外のタンカーまで作っていたのはなぜなんでしょうか?
優秀船舶助成ついて教えていただきたいのですがお願いできないでしょうか。

八八艦隊シナリオは39年スタートはあるのでしょうか?
大和級より、空母16隻の方がありがたくて、ライジングサンばっかりやっていたもので。

[1546] Re:[1545] 無題 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/01(Mon) 20:05
> 戦記2からのユーザーですが今作では道路規模の拡張はできるのでしょうか?

できないよ。
太平洋戦記での道路規模は現在考えられる様な「路幅の差や舗装の有無」ではなく「難路かどうか」をあらわしてる指標なので。
だから拡張と言う概念は全くないのだ。

[1545] 無題 投稿者:ケンケン 投稿日:2010/11/01(Mon) 15:56
>今回は日本本土や満州、ニューギニアなど地域別で任務が一括設定できるからもっと便利になるよ。
戦記2からのユーザーですが今作では道路規模の拡張はできるのでしょうか?

[1544] Re:[1543] [1539] セメント 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/11/01(Mon) 13:22
> ちなみに前作では複数の根拠地で工兵任務を一括設定できましたが、その辺の機能は今回も踏襲しているのでしょうか?

今回は日本本土や満州、ニューギニアなど地域別で任務が一括設定できるからもっと便利になるよ。
それに任務の自動解除もオプションで使える様になる。
自動にしておけば上限まで工事したあと「任務なし」になるが「手動」にしておくと「工事はしないが任務が継続」される。
爆撃されて飛行場能力が低下するたびに飛行場設営を設定するのは面倒なので「任務は飛行場設営、上限は100で任務解除は手動」でほっとくのも手なのだ。

[1543] Re:[1539] セメント 投稿者:魔界半蔵 投稿日:2010/11/01(Mon) 03:15
> よって3では工兵任務を設定するに際し「上限設定」ができる様になっている。

上限が設定できれば無駄な工事をしなくて済むから助かりますね。せっかく輸送船で運んだセメントが無駄になるのは怖いですから。
(それよりも前作以上に水上機依存になりそうな自分が怖いw)

ちなみに前作では複数の根拠地で工兵任務を一括設定できましたが、その辺の機能は今回も踏襲しているのでしょうか?

[1542] 究極の資源 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/31(Sun) 11:15
つまりセメントは「日本国内では輸出する程ある物資」だが前線では「船で運んで来なければならない貴重品」なのである。
その船ですら末期にはセメント(コンクリート)で造ろうって話になった。
コンクリート船建造計画そのものが日本がセメント大国である事を如実に物語っている。

[1541] Re:[1540] セメント 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/30(Sat) 17:14
> 日本が自給できる数少ない物資が石灰ときいたことがありますが
> セメント事情はどんなものだったのでしょうか?米軍はともかく独軍より恵まれていたのでしょうか?

以前どっかで「戦前は世界3位」と書いたけど日本は世界に冠たるセメント大国だ。
資料によって順位や生産量が異なるけど「有力なセメント輸出国」であった事は間違いない。
昭和産業史三巻737頁によると1933年の段階では1位の米国が月産90万t、2位の仏が43万t、3位が日本で40万t、4位の英37万t、5位の独33万tと続く。
ソ連が書いてないのは「スターリンが教えてくれなかったから」だろう。
「あれ、英が存外少ないぞ」と思った方がいるかも知れない。
御安心を。
植民地の分を足すと50万tを越え2位に躍り出る。
「ドイツだって工業国なのに...」とお嘆きの方もいるかも知れない。
またまた御安心を。
ヒトラーの経済復興策に勢いを得たドイツは翌34年には55万tで2位(日本は42万tで4位)となり35年の73万t、36年の97万tと急成長する。
でもね。
37年は79万tに低下し38年以降は大戦勃発の為、不明となってしまうのだ。
一方、日本はコンスタントに約50万tを生産し世界第4位をキープし続ける。
ソ連?
1937年の時点で年産546万tって資料があるから日本についで第5位って所だろう。
まあ、これらの資料にある数値はだいたいの指標を表すに過ぎない。
日本経済史6巻241頁には1940年時のセメント生産量は日本598万t、台湾22万t、朝鮮114万t、満州101万tの総計836万としている。
また新防衛論集54号の横山論文には42年の物動計画でセメント生産780万t、43年では612万tって数値が書いてある。
昭和産業史一巻290頁では日本のセメント生産量が1940年で597万t(植民地含まず)、そのうち156万tが輸出されている。
まあ、米国最盛期(1942年)の3156万tに比べればちょっと少な目だけど対米比25%ってのは製鉄、精油、兵器生産などに比べ遙かに見通しの明るい分野だと言えよう。
ただし...
セメントってのはその気になればどの国だって採掘/生産可能なのだ。
自国で生産するより輸入した方が安いから自国生産しないだけなのである。
よって現在、欧州第一位のセメント生産国はトルコだがどの国もトルコの機嫌をとったりしない。
もっと安いアジア諸国から買えば済む事だし高くても構わないなら自国生産すれば良い。
セメント大国なのは悪い事じゃないけど、それほど有利な事でもない。
さて、「日本はセメント大国なのか、それなら安心だ」と思ってる方にひとつ...
ゲームをプレイしていて「無駄」さえしなければ、そうそうセメント不足に陥る事はない。
(売るとなれば別だが)
厄介なのは「セメントを前線まで運ばなければならない事」なのだ。
船で...

[1540] セメント 投稿者:多聞丸 投稿日:2010/10/30(Sat) 06:25
日本が自給できる数少ない物資が石灰ときいたことがありますが
セメント事情はどんなものだったのでしょうか?米軍はともかく独軍より恵まれていたのでしょうか?
セメントないならアスファルトで作ればいいじゃない!って
マリーアントワネットみたいな暴言はいてみます(笑)

[1539] セメント 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/29(Fri) 21:05
太平洋3ではセメントがデータ化される。
セメントは陣地構築、飛行場設営、工場増築などで使用されるのだが当然、無駄は許されない。
と言う事は...
太平洋2までは工兵に「ヒマなら飛行場でも作ってろ」って事で「任務:飛行場設営」で放っておいたのだが3でそんなマネをすると「とんでもない僻地に必要のない大飛行場がいつのまにか出来上がり貴重なセメントが全てパア」なんて事態になりかねない。
よって3では工兵任務を設定するに際し「上限設定」ができる様になっている。
この機能は是非、活用して頂きたい。
(テストプレイの最中でも上限設定をし忘れ貴重なセメントを無題にした事がなんどもあった。実は今日も...)

[1538] Re:[1537] [1536] [1535] [1534] [1533] [1532] 無題 投稿者:聯合艦隊司令長官 投稿日:2010/10/25(Mon) 22:39
> > 上記の蒼龍原案型の航空機搭載数はどれ位> 18機としてデータ化している。
> 計画では70機だけど「実際に完成した蒼龍の2/3の船体に軽巡並の火砲を装備して速力を2ノット増やして搭載機が大幅に増加」なんてのは絶対、無理なので「搭載出来そうな数」として18機にした。
> 排水量がほぼ同じ龍驤が37機だから、そこへ15.5cm砲を5門積んだら航空機は半分くらいになりそうなのでね。

そうですよね、自分も計画が70機って不可能じゃん!って思っていたので質問しましたww
3では艦型(改装とか)がとても増えそうで楽しみです。

[1537] Re:[1536] [1535] [1534] [1533] [1532] 無題 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/25(Mon) 11:16
> でるんですか!すごいですね。こういう事聞いて良いのか分からないのですが、2のページでは登場艦型と登場航空機等がありますが、3でもいずれそういうページを作りますか?

うん、作るよ。
もう少し待ってね。

> 上記の蒼龍原案型の航空機搭載数はどれ位になるのでしょう?

18機としてデータ化している。
計画では70機だけど「実際に完成した蒼龍の2/3の船体に軽巡並の火砲を装備して速力を2ノット増やして搭載機が大幅に増加」なんてのは絶対、無理なので「搭載出来そうな数」として18機にした。
排水量がほぼ同じ龍驤が37機だから、そこへ15.5cm砲を5門積んだら航空機は半分くらいになりそうなのでね。

[1536] Re:[1535] [1534] [1533] [1532] 無題 投稿者:聯合艦隊司令長官 投稿日:2010/10/24(Sun) 17:52
> だったら今回は15.5cm砲装備の蒼龍原型もデータ化してあるからエディター使って登場させれば。

でるんですか!すごいですね。こういう事聞いて良いのか分からないのですが、2のページでは登場艦型と登場航空機等がありますが、3でもいずれそういうページを作りますか?作るというのでしたらまだでないのでしょうか。3のページが更新されたか毎日見るのが最近の日課になってます。笑
上記の蒼龍原案型の航空機搭載数はどれ位になるのでしょう?

[1535] Re:[1534] [1533] [1532] 無題 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/24(Sun) 11:49
> 赤城はともかく、最上型の15.5cm砲仕様はうれしいです。

えっ、そうなの?
だったら今回は15.5cm砲装備の蒼龍原型もデータ化してあるからエディター使って登場させれば。
喜んで貰えるんなら利根型も15.5cm砲装備型を用意しとけば良かったな。
まあこれはエディターでチョチョイと変更すれば誰でもゲームに登場させられるけど。

[1534] Re:[1533] [1532] 無題 投稿者:老兵 投稿日:2010/10/24(Sun) 02:50
こんばんは、
> 赤城は3段飛行甲板、最上型は15.5cm砲で登場するよ。
赤城はともかく、最上型の15.5cm砲仕様はうれしいです。
太平洋戦記「2」では、輸送船3隻が数隻の駆逐艦に護衛されて走り回っていますが、
これらの掃討に敵砲(12.7cm砲)より先に攻撃できる巡洋艦を充てていました。
特に駆逐艦並みの艦型で14cm砲の夕張型で敵駆逐艦を無力化し、
味方駆逐艦砲で敵船団にとどめをさしていました。
そういうこともあって、駆逐艦(12.7cm砲)よりほんの少しだけ、先制攻撃ができる艦型の登場は歓迎です。
まあ、3連装砲塔5基搭載という大和のような壮観さが好きなこともあります。

[1533] Re:[1532] 無題 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/23(Sat) 20:06
> ドックについてなのですが。
> 「2」ではドックの最大数が一拠点9個で合計63個でしたが、今回は開戦時で62個ありますが最大数が一拠点9個ではないのですか?

9個じゃないよ。
全部のドックが大型なら6、中型なら12、小型なら24だよ。

> あと増築できる場合、増築するドックを大型や中型、小型と選べるのでしょうか。

選べるよ。

>それとも大中小の比率などが決まっているですか。

別に決まってない。
生産力の最大が999、大型ドックは160、中型は80、小型は40で余裕があれば好きに増築できるよ。

> 39年スタートだと建造中が大和、武蔵、翔鶴級2隻、瑞鳳ぐらいは想像が着くのですが、ドックがいくつぐらいあって、何が座っているのでしょうか?

まずドック数だけど横須賀が大1、中3,小4、神戸が大1、中3、小4、呉が大2、中2、小4、佐世保が大1、中3、小4、釧路が中2,小3、青森が中2,小3、舞鶴が中2、小3で合計すると大型が5,中型が17、小型が25となる。
そしてこれが41年シナリオとなると小型が40に増えている訳だ。
39年シナリオで各ドックに何がいるかと言うと...
まず大と中だけ並べるとしよう。
呉は大和が大、雲鷹(八幡丸)と沖鷹(新田丸)が中にいて大1が空きになってる。
次に佐世保だけど武蔵が大、高速輸送船1隻が中で建造中、中2は空きだ。
横須賀は翔鶴が大、香取と瑞鳳(高崎)、鹿島が中に入ってる。
神戸は大が瑞鶴、中では高速輸送船3隻が建造中。
青森と舞鶴ではそれぞれ高速タンカー2隻が建造中、釧路の中は2つとも空きだ。
建造中の小型艦は駆逐艦陽炎、不知炎、黒潮、初風、雪風、潜水艦伊9、伊10、伊11,伊15、伊16、伊17、伊18、伊19、伊20、伊21、伊22,伊23、伊25、伊26、海防艦占守、国後の21隻で各根拠地に散らばってる。
小の空きは4つだ。
大、中ドックはできるだけ史実に合わせてデータ設定したけど小まではとても手が回らないのでゲームで建造してる根拠地は史実とマッチしていない。

>赤城や金剛級、最上級の改装工事に時期的にぶつかるような気がするのですが。

赤城は3段飛行甲板、最上型は15.5cm砲で登場するよ。
本当は改装中だったりもう改装を終えているんだけどそうしないと出番がなくなっちゃうので。

[1532] 無題 投稿者:神無月 投稿日:2010/10/23(Sat) 16:07
はじめまして、これからよろしくお願いいたします。

最初から質問で申し訳ないのですが。

ドックについてなのですが。
「2」ではドックの最大数が一拠点9個で合計63個でしたが、今回は開戦時で62個ありますが最大数が一拠点9個ではないのですか?
あと増築できる場合、増築するドックを大型や中型、小型と選べるのでしょうか。それとも大中小の比率などが決まっているですか。また大中小の最大数はいくつのなのでしょうか。

39年スタートだと建造中が大和、武蔵、翔鶴級2隻、瑞鳳ぐらいは想像が着くのですが、ドックがいくつぐらいあって、何が座っているのでしょうか?赤城や金剛級、最上級の改装工事に時期的にぶつかるような気がするのですが。

建造計画を想像していて気になった物で、お願いいたします。

[1531] 更にもうひとつの数字 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/22(Fri) 14:48
服部卓四郎著「大東亜戦争全史」の955頁に「終戦時の陸海軍の総人員は朝鮮台湾人を除き内地に陸軍約240万、海軍約130万」と書いてある。
やはり終戦時の日本海軍196万2800名には約70万の朝鮮人及び台湾人が含まれていた様だ。
それにしても朝鮮人及び台湾人を除き更に行方不明及び負傷中16万2391名を除いた約106万名のうち教育中が44万4784名もいるのはどうした訳だろう。
そんなに教育中の軍人、軍属がたくさんいたのだろうか?
ちょっと検証して見よう。

ここで毎日グラフ別冊「ああ、江田島」を紐解く。
海軍兵学校の卒業者は80年近い歳月を通じ1万4464名と書いてある。
ただし75期(3277名)は終戦後、2ヶ月経っての卒業だから「開校から終戦までの卒業者数」は1万1187名となる。
一方、終戦時の在校生は75期に加え76期が3517名、77期が3756名、78期が4062名で総計1万4612名にも及ぶ。
つまり海軍兵学校は80年近い期間で送り出した卒業者より遙かに多い在校者を抱えて終戦を迎えたのである。
海軍士官の卵を養成するのは海兵だけではない。
終戦時に養成中だった兵科予備学生6期が2695名、飛行予備学生15期が2836名、飛行予備生徒2期が802名、合わせて2万名を越える。
2万名以上の士官の卵があるのだから42万名の兵の卵があったって何の不思議もない。
比率は1対20に過ぎないんだから。
となると「教育中の約44万はありえる数字」と考えられる。
つまり終戦時の日本海軍は約62万名の軍人、軍属及び教育中の44万ならびに70数万の朝鮮人及び台湾人で構成されていたのである。
このバランスをどう見るかは人によりけりだが僕としては「とんでもない状況だなあ」と考えざるを得ない。
さて...
終戦時の陸軍だが厚生省の数字で237万2700名、大東亜戦争全史も約240万で大きな差は見られない。
と言う事は...
人数の中に朝鮮人及び台湾人が殆ど含まれていない事を表している。

教育中の兵員についてはどうであろうか?
幾つかの資料をあたったが終戦時の陸軍兵力に関しては「教育中の兵員とそうでない兵員を別集計した物」がいっさい見あたらない。
それもそのはずだ。
海軍は徴兵した新兵をとりあえず海兵団に送って初任教育し終了後、部隊配属するから教育中の兵を区分できるが陸軍の場合は海兵団に相当する組織がないので部隊が教育機関を兼ねている。

陸軍士官学校の在校者についてはどうであろうか?
陸士59期が1250名(航空1608名)、60期が1824名(航空3004名)、61期入校予定の予科が5003名の総計1万2689名で所帯が大きい割にはそう無茶な数字と言えない。
陸軍は「根こそぎ動員」や「竹槍師団」で悪名高いがこうして見ると海軍の方が「なんだかなあ」と思わせる部分が多いのがお判り頂けよう。

[1530] もうひとつの数字 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/19(Tue) 21:15
196万2800名。
多いと思うでしょ?
「そんな馬鹿な」と思うでしょ?
実の所、僕だってそう思う。
そしてここにもうひとつの数字があるのだ。
戦史叢書「海軍軍戦備2」では終戦時、内地にあった日本海軍兵力を61万9900名、加えて教育中が44万4784名、行方不明及び負傷中16万2391名(これには外地も含まれているかも知れない)の合計122万7075名としている。
なんと196万2800名より73万5725名も少ない。
なぜだと思う?
196万2800名と言う数字はもともと厚生省が出した数字なんだけど原書房の「日本の戦争・図解とデータ」によると下に小さな字で「本数字には朝鮮人及び台湾人が含まれている」と附記されている。
196万2800名と言う数字は有名だからあっちこっちの書籍で「内地に於ける終戦時の日本海軍兵員数」として記載されているが、附記については省略されている場合が多い。
さて、この附記をどう見るか...
僕は73万5725名の差が生じた理由は附記にあるんじゃないかと思う。
それにしてもこの73万5725名はどこに所属していたんだろう。
徴用による設営隊の人員か?
いやいや、もっとずっと多い。
僕は海軍の施設工事(日吉の連合艦隊司令部地下壕など)に従事した労務者も含んだ数字ではないかと推測している。

[1529] 陸戦隊 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/16(Sat) 19:46
前述した日本海軍の12センチ自走砲(以降は長12センチ自走砲と表記)が何両生産されたか現在の所、不明だが存在が判明している1両は横須賀第15特別陸戦隊で終戦を迎えた。
短12センチ自走砲だって原乙未生著「日本の戦車」では生産数4両だったのが現在では別の10両が横須賀第16特別陸戦隊の所属車両として見つかり「もっと生産されていたかも知れない」って説が昨今では有力になりつつある。
金田湾で埋められていたチハ(これも海軍の車両なんじゃない?)が発見されるくらいだもんね。
こうなると何があったって不思議じゃない様な気がする。

さて、陸戦隊とは「陸戦を行う日本海軍の部隊」だけど大戦末期にどしどし編成されその数を増やしていった。
一例を示そう。
終戦時、日本本土に展開していた陸軍の兵員は237万2700名である。
結構、多いよね。
これで57個師団を編成した。
まあ、未充足の部隊もあったし、訓練はされてないし、兵器弾薬など装備はカラッケツだし「57個師団分の戦力たりえたか?」となると「いえいえ、まったく全然」って事になるのだがとりあえずアタマカズだけは多かった。
開戦時の兵力が満州、中国、南方、内地の全てを合わせて51個師団だったんだから57個師団ってのがかなりの数だってのはわかるでしょ?
さてさて、そこで日本海軍は内地にどれだけの兵力を保有していたのか?
なんと196万2800名!
えっ、海軍なんだから艦船の乗員なんだろうって?
そんな馬鹿な...
既に大和も武蔵も陸奥も赤城も加賀も飛龍も大鳳(めんどくさいので以下略)も既にいないんだよ。
何?、全部海軍航空隊じゃないかって?
そりゃまあ、196万2800名の中にはそれなりに航空隊の人員がいたろう。
横空など終戦時には総勢1万2000名も兵員がいたくらいだ。
でも陸軍にだって航空隊はある。
「定本・太平洋戦争」には終戦時の航空兵力として第一戦機海軍2600、陸軍2000と言う数値や海軍2595、陸軍3200と言う数値、特攻機+戦闘機で海軍5900、陸軍4800って数値などが記載されている。
どの数値が正しいのかどれも違っているのか、それは判らない。
だが、ひとつ言えるのは陸軍と海軍でそんなに差はないって事だ。
となれば「196万2800名が全部、航空隊」なんてのはありえないと御理解頂けよう。
だって、その理屈が通るのなら陸軍だって兵員の大部分が航空隊って事になっちゃうもん。

と、言う訳で海軍は数多くの陸戦隊を編成したのだがこれには3つのタイプがあった。
まず防空隊。
日本本土が戦略爆撃の猛威に晒される様になってからは沢山の防空隊が編成され各鎮守府隷下に配属された。
次が学校や海兵団の閉鎖に伴う警備隊の設立。
横須賀鎮守府の場合、横須賀砲術学校から横須賀第1警備隊、水雷学校から田浦警備隊、工作学校から久里浜第3警備隊、大楠機関学校から大楠警備隊、武山海兵団から武山警備隊などが編成された。
そして最後に専門の戦闘部隊として横須賀鎮守府では第11〜16及び105陸戦隊を編成し横須賀連合陸戦隊として統括した。
横須賀連合陸戦隊の総兵力は約2万4000名にものぼる。

ねっ、凄い兵力でしょ?
これだけの兵力だもん当然、戦車が欲しくなる訳だ。
かくして横須賀第16陸戦隊は陸軍の戦車連隊に匹敵する兵力で編成されたんだけど詳細は謎に包まれたままなのだ。

[1528] まとめレス 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/15(Fri) 11:05
>ホニUがヴェスペの情報をマネて作ったのならこっちはフンメルのマネっこって感じですね。

う〜ん?
確かに能力的には「フンメル相当」なんだが役割としては「グリーレ(でかい方ね)相当」なんだ。
日本陸軍じゃ15榴は一般師団の全般支援(GS火力)ではなく軍直轄火力だったから。

>ホロは三八式15榴だからどっちかっつーとsIG33なんかに近い兵器だったけど、

どっちかと言うと防御力ではグリーレ(ちいさい方ね:ビソンとも言う)相当なのでは?

>でもチハ車体で九六式15榴の反動を支えられるんだろうか?

3/4号戦車母体のフンメルで可能なんだから大丈夫(坂を上れない様な気もするけど)なんじゃない?
1式中戦車のシャーシ使ったらもっと良いだろうけど。

>ところで、高角砲と呼ぶのは海軍で陸軍は高射砲と呼びますがなんで同じ物でも呼び方が違うんでしょう?

やっぱり「仲が悪いから」につきると思う。
士官を養成する学校を陸軍じゃ士官学校って言うでしょう?
ところが海軍じゃ兵学校だ。
兵を養成するんじゃないから兵学校ってのはおかしい様な気もするけど海軍側としては「兵学を教えるのだから兵学校で良い」って事らしい。
そう言えば海軍の場合は砲術を教えるから砲術学校(航海術学校って言わないのはなんでだろう?)って言うし海上自衛隊になっても術科学校って名称だね。

でもまあ、仲が悪いと必ずしも「同じ物で違う言い方をする」ってもんでもない。
ドイツ語で駆逐艦をツェルシュテーラー(Zerstörer)って言うけどビルベルビント対空戦車の改良型もBf110戦闘機もみんなツェルシュテーラーだ。
ドイツの陸海空は仲良しだから「うちでもツェルシュテーラーって兵器を作ろう」と考えた訳ではない。
紛らわしくて混乱の元だしドイツの陸海空が仲が悪いのはとみに有名だからね。
ドイツの場合は「仲が悪いから同じ名前にしちゃった例」なのである。

[1527] ホロ好きなんですけど・・・ 投稿者:K−2 投稿日:2010/10/14(Thu) 23:09
>高射砲と高角砲
なんだか、陸軍と海軍の仲の悪さを揶揄する話として、同じ物をわざわざ別の名前で呼んだ、
みたいな事はよく聞いた気がしますが・・・・
陸軍と海軍が規範とした国に準じた呼び方をしたため、みたいな説も聞きましたが・・(センチとサンチとか?)
あんまり詳しくないのに無責任な話をするのもナンなので阿部社長の解説を待ちますか。

>五式15cm自走砲
ホニUがヴェスペの情報をマネて作ったのならこっちはフンメルのマネっこって感じですね。
ホロは三八式15榴だからどっちかっつーとsIG33なんかに近い兵器だったけど、九六式15榴なら
射程距離的にもフンメルですね。でもチハ車体で九六式15榴の反動を支えられるんだろうか?
150mmもの大口径になると、榴弾の直撃で装甲が割れたとか、至近弾でM4が格座とか、なかなか
凄い話もあるので(数さえ揃えば)対戦車戦闘でもそこそこ有効なのでは?と。
(でも発射速度やら弾数の問題やらであんまし有効そうじゃないなぁ)

>海軍の高角砲
陸軍の高射砲に比べて重たい印象があるのですが・・・それとも要らない補機類をとっぱらえば
大して変わらないのかな・・・カタログスペックだとなかなかそこまで判らないから・・・
昔、長10cm高角砲を積んだ戦車(だか自走砲)を造ればパーシングだって怖くない的な事を
書いている火葬戦記本がありましたが、秋月級に搭載する分も足りないくらいの生産量の砲を
どうしようというのか?と呆れた事がありました。1513のカキコを見ても、到底コストに見合わない・・・

[1526] Re:[1524] [1522] [1521] まとめレス 投稿者:聯合艦隊司令長官 投稿日:2010/10/14(Thu) 22:27
> > 貫徹力はどれ位ですか?
> なんにしても日本の対戦車兵器としちゃ最強(未完成を含めるならホリ車の10センチ55口径が初速916m/sがもうちょい上)の貫徹力だ。
> ちなみに試製5式15センチ自走砲だけど...
> あれが装備しているのは96式15センチ榴弾砲で対戦車兵器じゃないので。
> 初速が540m/sしかないしね。


どうも無知ですみません。海軍は大好きですが、陸軍はどうも・・・・。まぁ、名前からも分かると思いますが・・。

ところで、高角砲と呼ぶのは海軍で陸軍は高射砲と呼びますがなんで同じ物でも呼び方が違うんでしょう?

下のスレ間違えてしまいました。すみません。

[1525] Re:[1524] [1522] [1521] まとめレス 投稿者:聯合艦隊司令長官 投稿日:2010/10/14(Thu) 22:21
> > 貫徹力はどれ位ですか?
> > ひょっとして日本最強の対戦車兵器ではないですか?
>
> 詳細な貫徹力はちょっと判らないんだけどスターリン戦車の主砲(122mm46.3口径:初速800m/s)が似たようなサイズだから同じ様な能力じゃないかな?
> つまり射距離1000mで140mm前後?
> なんにしても日本の対戦車兵器としちゃ最強(未完成を含めるならホリ車の10センチ55口径が初速916m/sがもうちょい上)の貫徹力だ。
> ちなみに試製5式15センチ自走砲だけど...
> あれが装備しているのは96式15センチ榴弾砲で対戦車兵器じゃないので。
> 初速が540m/sしかないしね。
>
> ところで12センチ自走砲だけど日本には12センチ砲を装備した自走砲が3種もあるので混乱しない様に注意する必要がある。
> 1.95式軽戦車の車体に38年式12センチ榴弾砲を装備した日本陸軍の自走砲。
> 2.97式中戦車の砲塔に短12センチ砲を装備した日本海軍の自走砲(実質的には戦車)
> 3.97式中戦車の車体に12センチ高角砲を装備した日本海軍の自走砲
> なお3が装備した10年式12センチ高角砲は峯風型や睦月型駆逐艦に装備されていた3年式12センチ砲(通称G型砲)から開発された火砲で性能の割には低価格で非常に実戦的な兵器だった。
> 高角砲としてはね。
> さっき「最強の貫徹力」と書いてからくさすのは申し訳ないんだけど...
> 高角砲ってのは仰角が高いから高い位置に砲耳を着ける必要があり必然的に砲架が高くなる。
> 中には独のFLAK41みたいに背の低い高射砲もあるが大抵は高くなる。
> さて...
> 海軍の12センチ自走砲は何の工夫もせず97式中戦車の車体にいきなり高角砲をくっつけた。
> そのまんまの高角砲なんだから全周旋回は当たり前だ。
> 車体を回さずあっちこっち撃てるのは良い事だろう。
> でもね...
> 物凄い反動の高角砲を高い位置でぶっぱなすんだから車体の方はたまったもんじゃない。
> 1発撃ったら車体が動いて再照準しなくちゃならず実用性が極めて低かったそうな。
> まったくもって残念だね。

[1524] Re:[1522] [1521] まとめレス 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/14(Thu) 15:13
> 貫徹力はどれ位ですか?
> ひょっとして日本最強の対戦車兵器ではないですか?

詳細な貫徹力はちょっと判らないんだけどスターリン戦車の主砲(122mm46.3口径:初速800m/s)が似たようなサイズだから同じ様な能力じゃないかな?
つまり射距離1000mで140mm前後?
なんにしても日本の対戦車兵器としちゃ最強(未完成を含めるならホリ車の10センチ55口径が初速916m/sがもうちょい上)の貫徹力だ。
ちなみに試製5式15センチ自走砲だけど...
あれが装備しているのは96式15センチ榴弾砲で対戦車兵器じゃないので。
初速が540m/sしかないしね。

ところで12センチ自走砲だけど日本には12センチ砲を装備した自走砲が3種もあるので混乱しない様に注意する必要がある。
1.95式軽戦車の車体に38年式12センチ榴弾砲を装備した日本陸軍の自走砲。
2.97式中戦車の砲塔に短12センチ砲を装備した日本海軍の自走砲(実質的には戦車)
3.97式中戦車の車体に12センチ高角砲を装備した日本海軍の自走砲
なお3が装備した10年式12センチ高角砲は峯風型や睦月型駆逐艦に装備されていた3年式12センチ砲(通称G型砲)から開発された火砲で性能の割には低価格で非常に実戦的な兵器だった。
高角砲としてはね。
さっき「最強の貫徹力」と書いてからくさすのは申し訳ないんだけど...
高角砲ってのは仰角が高いから高い位置に砲耳を着ける必要があり必然的に砲架が高くなる。
中には独のFLAK41みたいに背の低い高射砲もあるが大抵は高くなる。
さて...
海軍の12センチ自走砲は何の工夫もせず97式中戦車の車体にいきなり高角砲をくっつけた。
そのまんまの高角砲なんだから全周旋回は当たり前だ。
車体を回さずあっちこっち撃てるのは良い事だろう。
でもね...
物凄い反動の高角砲を高い位置でぶっぱなすんだから車体の方はたまったもんじゃない。
1発撃ったら車体が動いて再照準しなくちゃならず実用性が極めて低かったそうな。
まったくもって残念だね。

[1523] Re:[1522] [1521] まとめレス 投稿者:聯合艦隊司令長官 投稿日:2010/10/13(Wed) 21:25
> 120mm(12センチ)45口径とは凄いですね。
> 貫徹力はどれ位ですか?
> ひょっとして日本最強の対戦車兵器ではないですか?

砲弾重量 弾薬包重量: 33.5kg
弾丸重量: 20.4kg
口径 120mm口径 / 45口径長
仰角 俯仰速度: 6.5度/秒(A2型連装)
旋回角 旋回速度: 10度/秒(A2型連装)
発射速度 10〜11発/分
初速 825m/秒(もしくは850m/秒)
最大射程 15,600m
最大射高 10,065m
ウィキペディアの四五口径十年式十二糎高角砲のページにはこう書かれています。陸軍の兵器はよく分かりませんが陸軍の自走砲で試製五式十五糎自走砲というのが存在するので(名のとおり試作止まりらしい)日本軍最大の自走砲ではないようです。

高角砲と言えば、空母瑞鶴のエンガノ沖海戦での対空戦闘の様子で高角砲(四十口径12.7糎連装高角砲)を発砲し続けていると塗料が剥がれだし、さらに発砲していると今度は赤茶けてきたという記述を見たことがあります。高熱のためでしょうかねぇ。それにしても激しい戦いだったのが分かります。

[1522] Re:[1521] まとめレス 投稿者:プラモ派 投稿日:2010/10/13(Wed) 18:59
> 海軍の12センチ45口径高角砲を装備した対戦車自走砲があって写真も残ってるよ。
> もちろん日本陸軍ではなく「日本海軍戦車隊」の車両だ。
> 詳細が不明だから太平洋3ではデータ化しなかったけどね。

120mm(12センチ)45口径とは凄いですね。
貫徹力はどれ位ですか?
ひょっとして日本最強の対戦車兵器ではないですか?

[1521] まとめレス 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/11(Mon) 16:51
>陸海管轄違いますけど;イタリアで海軍砲転用した自走砲があったような・・

ええ、ありますとも。
「鋼鉄の騎士2」でデータ化しているセモベンテM41M−90/53がそれだ。
装備砲は1938年型90ミリ53口径砲で初速は860m/sだった。

>日本陸軍は大口径対戦車砲の開発が難航してるので
海軍砲利用できなかったのかな?と思ってました。

海軍の12センチ45口径高角砲を装備した対戦車自走砲があって写真も残ってるよ。
もちろん日本陸軍ではなく「日本海軍戦車隊」の車両だ。
詳細が不明だから太平洋3ではデータ化しなかったけどね。
なお日本陸軍が本土防空の主力とした99式8センチ高射砲(88ミリ45口径)は中国がドイツから輸入したドイツ海軍用高角砲をコピーした兵器でもともとは艦載兵器だった。
ちなみにこの砲は88ミリは88ミリでもドイツ陸軍や空軍が使用した「有名なラインメタルの88ミリ砲」じゃなくクルップの別製品である。

さて、長8センチ高角砲(76ミリ65口径)を対戦車戦で使用するってのは面白いアイデアだけど陸軍の88式7センチ高射砲(75ミリ44口径)が3万1千円なのに比べ16万2千円じゃとても量産はできないだろう。
戦時の場合、「兵器の価格」ってのは「それだけ札束を用意すれば調達できる」って指標ではない。
もしそれで調達できるんなら日銀の輪転機を動かすだけで航空機も艦艇もあれよあれよと言う間に生産できる。
戦時に於ける兵器の価格ってのは「工数がこれだけかかりますよ」とか「原料がこれだけかかりますよ」って事を表してる訳で「価格の高い兵器は生産性が悪い」って事になるのだ。

>それと海軍陸戦隊ですが陸軍と戦闘力はさほど変わらなかったのでしょうか?

どうだろうね?
どれぐらいの規模での話?
小隊単位だったらそんなに変わらないんじゃない?
もっと大きな規模での比較だったら任務が違うので長文になるなあ。
一番大きな差は兵站能力だろうね。
陸軍の部隊は移動を原則としてるから輸送力として膨大な軍馬を擁しているけど陸戦隊にはそれがない。
上陸作戦は直前まで乗船してるから良いけどそれ以外は防御戦オンリーで退却すら不可能となる。
その代わり退却不要の防御戦は滅法強い。
米軍に大量出血を強いたタラワで戦ったのは全て海軍部隊だ。

>海軍砲など陸軍より重火器が充実してたとも聞きますし
やはり餅は餅屋で陸上は陸軍に分が合ったのでしょうか?

空母や潜水艦を建造する陸軍と戦車や迫撃砲を開発する海軍だからなあ。
「餅は餅屋」なんて謙虚な発想はみじんも感じられないと思う。

>戦記3では陸戦隊はデータ化されてるのでしょうか?

しないよ。
分隊規模(陸軍の分隊だよ)なら陸軍だろうが陸戦隊だろうが同じだと思うので。


>了解です。だとすると対潜哨戒は航続距離の短い航空機による方が
潜水艦存在範囲を絞りこめる!?

そんな事はないよ。
浜松を発進した2式大艇の対潜哨戒は120kmで静岡や名古屋も範囲に含むけど名古屋沖に敵潜がいたらちゃんと「名古屋付近に敵潜水艦の兆候あり!」ってメッセージがでるよ。
対潜哨戒機がどこから発進したかではなく敵潜から見てもっと近い根拠地もしくは艦隊を対象としてメッセージがでるので。

>でも関門トンネル運用開始は昭和17年だったから
開通まではやはり呉が西の拠点か!?

いや、1939年シナリオでも関門トンネルは最初から完成させておくので御安心を。
途中で完成させるのは色々と厄介なのだ。

>海防艦ですか・・・・・潜水艦との砲戦で負ける事もあったと聞きます。終戦近くになると昼間でも浮上して砲撃する勇敢な潜水艦もいたらしいですねぇ・・・・

なにしろ米潜は大戦末期、浮上しての砲戦を目的に12.7センチ砲を2門装備してたからねえ。
12センチ砲2門の丙型海防艦や丁型海防艦だとレーダーで不利な夜戦じゃ負けちゃうかもしれない。
そうそう、太平洋3では12.7センチ砲2門装備のガトー改型やバラオ改型、テンチ型をデータ化したから状況によっちゃ米潜との水上砲戦が発生するよ。

[1520] 海軍陸戦隊 投稿者:多聞丸 投稿日:2010/10/11(Mon) 02:10
>長8センチ高角砲
普通に考えれば予備の砲身なのかなと思いますが
戦車砲に転用できないのかな?と考えてしまいます。
陸海管轄違いますけど;イタリアで海軍砲転用した自走砲があったような・・
日本陸軍は大口径対戦車砲の開発が難航してるので
海軍砲利用できなかったのかな?と思ってました。

それと海軍陸戦隊ですが陸軍と戦闘力はさほど変わらなかったのでしょうか?
海軍砲など陸軍より重火器が充実してたとも聞きますし
やはり餅は餅屋で陸上は陸軍に分が合ったのでしょうか?
戦記3では陸戦隊はデータ化されてるのでしょうか?

[1519] Re:[1517] 色々と。。 投稿者:老兵 投稿日:2010/10/10(Sun) 17:14
返信ありがとうございます。

> 1.空母着艦能力と搭載機数
よかった!?大鳳75機搭載ですよね。
大鳳搭載機が52機だとエセックス1隻に対抗するためには
大鳳2隻必要!?とても追いつけません。
もっともエセックスは戦時急増なので大鳳で対抗するのが
間違いかもしれませんが。。。

> 2.根拠地からの対潜哨戒
> たとえば横須賀で対潜哨戒を実施してると「横須賀付近に敵潜水艦の兆候あり!」ってメッセージがでる。
了解です。だとすると対潜哨戒は航続距離の短い航空機による方が
潜水艦存在範囲を絞りこめる!?
(「2」同様根拠地付近に潜水艦はたむろすると想定して。。。)

> 3.航空機整備員
「2」では中都市が8か所で、治安部隊(「3」での歩兵)
を動員するとして8×20部隊=160部隊
整備部隊オンリーだと大都市5か所で、
5×4部隊=20部隊
20部隊/160部隊=12.5%
「3」では動員の20%までなら
「3」の方が動員数はアップする!?(十分にトラックがあったとして)
(計算変ですか??航空機の生産数が「3」では増えそうだし、
動員せずに生産力アップもあるようなので
それも考慮されてのバランス??)
いずれにしても動員か生産かで悩むことにはなりそうですね。

> 4.国家備蓄
国家備蓄システム自体は助かります。
南方資源の受け入れ港は大村か鹿児島が有利かな、
でも関門トンネル運用開始は昭和17年だったから
開通まではやはり呉が西の拠点か!?

[1518] Re:[1517] 色々と。。 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/10(Sun) 12:47
> 1.空母着艦能力と搭載機数
> 「3」では空母離着艦能力がランク別になるようですが、
> 搭載機数も旧式機(99艦爆・97艦攻/小型)、新鋭機(彗星・流星/大型)
> によって輸送艦における戦車の搭載容量のごとく変化する
> のでしょうか?

変化しない。
変化させるのは実に簡単。
現に太平洋3ではB25を単発機の4倍としてるくらいだからね。
実際にテスト版では導入してみた。
導入して欲しいって要望があったし、どうせB25を載っけなきゃならないからね。
そしたら「どの空母に余力がどれだけあって何をどれだけ生産すりゃいいのか」が全然把握できずプレイ不可能になった。
1機種しか積まないなら簡単だ。
でも艦戦、艦爆、艦攻の3機種だよ。
おまけに艦隊の全空母が新鋭機とは限らない。
うっかり出撃したは良いが着艦を間違えて端数がでると着艦出来ない機体がでてきたりもする。
それと...
翔鶴型の場合、定数だと開戦時が零戦18、97艦攻27、99艦爆27の72機、南太平洋海戦では零戦27、97艦攻18、99艦爆27、2式艦偵3の75機、マリアナでは零戦27、天山18、彗星27、2式艦偵3で機種が変わってもたいして増減がみられない。
プレイ不可能な程の煩雑さを覚悟してまで導入する意味があるんだろうか?
と言う訳で「B25のみを特例」とする事で導入は中止となった次第である。
どうあってもB25を特例としたのはホーネットから87機のB25が飛び立つとシャレにならない位の打撃が日本本土を襲うからである。

> 「3」での対潜哨戒のイメージについてどのようなものか
> 教えてください。
> 艦隊哨戒のように潜水艦の位置がマーカーで示される?

されないよ。
たとえば横須賀で対潜哨戒を実施してると「横須賀付近に敵潜水艦の兆候あり!」ってメッセージがでる。
そして対潜哨戒範囲内で発生した潜水艦戦は潜水艦発見率がぐっと良くなり爆雷命中率も高くなる。

> 3.航空機整備員
> ・工兵はブルトーザ登場で設営力アップ。

いや、工兵は工兵、ブルドーザーはブルドーザーで別なので。
やる事は大して変わらないが。
それより歩兵がいれば一定の条件で工兵の仕事をサポートできる。
これは大きい。

> かなと思っていますが、航空機整備員は「2」からの変更はありますでしょうか?

あるよ。
まず規模が分隊単位になるから整備能力が1/3になる。
それと整備分隊の動員にはトラック1両が必要だ。
整備部隊はエンジン起動車や燃料補給車、エンジンを運ぶトラックなど様々な車両を必要とするからね。
そんなの全部をデータ化してられないから「1整備分隊の動員にはトラック1両が必要」って事でルール化している。

> 個人的には「2」の時はひたすら整備員のみ動員していたので、
> 整備員はどの規模の都市からどのくらい動員できて、
> それによって国内生産にどのくらい影響(生産・増設)
> が出るのか気になります。

2では都市の規模別だったけど3ではどこでも動員できる。
ただし...
整備、工兵、空挺、騎兵は各々全動員兵数の20%までって事にしてるので。
なにより整備分隊を増やしたいならトラックを生産するシャーシ工場を増築するのが先決だ。
そして工場の増築には鉄とセメントがなにより必要。
じゃあどうやって鉄とセメントを手に入れるかって言うと...

> 「2」では動員と工場生産・増設は過大な動員をかけない限り
> 影響はありませんでしたが、工場増設をすると生産が止まるように
> 動員すると工場増設できないとなると月初の1ターン目は
> 動員か増設か悩みます。
> 「3」でも(!?)航空機整備能力がネックになるのかな
> と思っています。

2では民度が100になってると動員してもしなくても変わらないから「どうせこれ以上、民度が上がらないなら動員しちゃえ」ってパターンで動員したが...
3では「民度は低下するが操業率200%の荒技」が使えるから「まったく動員しないで民度向上」のアメとムチが可能となる。
だから動員しないプレイヤーは増えるだろうな。
僕だって「勝つ為にプレイする」ならば、まず動員はしないだろう。
だって無駄な動員が原因で日本が敗北した史実を知っちゃってるんだもん。

> 4.国家備蓄
> これは「GD2」システムの踏襲なので愚問かもしれませんが、
> 本土が空襲を受けても根拠地未配備(国家備蓄内)の
> 兵器は損害を受けない!?

受けないよ。
基本的に戦略爆撃は工場を爆撃する物であって地上にある兵器を爆撃する為の物じゃないので。
ちなみ国家備蓄ってのは「倉庫にしまってある物」ではなく単に「どこの所轄でもない物」って事をあらわしている。

[1517] 色々と。。 投稿者:老兵 投稿日:2010/10/10(Sun) 02:31
すごしやすくなった今日この頃、太平洋戦記3の開発
いかがでしょうか?
これまでの話題を読み直していて思ったのですが
差し支えなければ教えてください。

1.空母着艦能力と搭載機数
「3」では空母離着艦能力がランク別になるようですが、
搭載機数も旧式機(99艦爆・97艦攻/小型)、新鋭機(彗星・流星/大型)
によって輸送艦における戦車の搭載容量のごとく変化する
のでしょうか?
たとえば大鳳は新鋭機でも75機搭載できる!?
(「3」関係の過去の掲示板見たのですが既出であればすいません。)

2.根拠地からの対潜哨戒
「3」での対潜哨戒のイメージについてどのようなものか
教えてください。
艦隊哨戒のように潜水艦の位置がマーカーで示される?
だとすれば、潜水艦を避けることができ、輸送船は
潜水艦をよけて行けば良くなるだけ?

3.航空機整備員
・歩兵は火砲が1門単位で登場し、攻撃部隊・守備部隊・治安部隊の区分けがなくなる!?
「2」の治安部隊が「3」の歩兵部隊となって、
後は火砲によって「2」の守備隊風でも攻撃隊風にでも役割を色付けする感じで。
・工兵はブルトーザ登場で設営力アップ。
かなと思っていますが、航空機整備員は「2」からの変更はありますでしょうか?
個人的には「2」の時はひたすら整備員のみ動員していたので、
整備員はどの規模の都市からどのくらい動員できて、
それによって国内生産にどのくらい影響(生産・増設)
が出るのか気になります。
「2」では動員と工場生産・増設は過大な動員をかけない限り
影響はありませんでしたが、工場増設をすると生産が止まるように
動員すると工場増設できないとなると月初の1ターン目は
動員か増設か悩みます。
「3」でも(!?)航空機整備能力がネックになるのかな
と思っています。
(飛行機があっても整備能力がないと頻繁にまとまった数飛ばせないから)

4.国家備蓄
これは「GD2」システムの踏襲なので愚問かもしれませんが、
本土が空襲を受けても根拠地未配備(国家備蓄内)の
兵器は損害を受けない!?

一か月ぶりの投稿で長文になりましたすいません。

[1516] Re:[1515] [1513] 日本海軍の高角砲あれこれ 投稿者:聯合艦隊司令長官 投稿日:2010/10/09(Sat) 22:45
高角砲の話、ありがとうございます。

<これらの中で一番高性能なのが10cm65口径高角砲、次が12.7cm40口径高角砲、一番下なのが12cm45口径高角砲となる。
<ねっ、戦況が逼迫するにつれ上等な兵器の生産が縮小され量産向きの低廉品が激増するのが見てとれるでしょ。
<かくして海防艦は12cm45口径砲を装備した続々と建造されたんだ。

海防艦ですか・・・・・潜水艦との砲戦で負ける事もあったと聞きます。終戦近くになると昼間でも浮上して砲撃する勇敢な潜水艦もいたらしいですねぇ・・・・

[1515] Re:[1513] 日本海軍の高角砲あれこれ 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/09(Sat) 20:13
昭和産業史による日本海軍高角砲の面白い話をもう少し加えとこう。
阿賀野型に装備された長8センチ高角砲ってあるよね。
ごく少数しか生産されなかった珍しい高角砲だ。
これの生産数が1940年度4門、41年度4門、42年度8門、43年度4門、44年度1門、45年度0となっている。
阿賀野型は4隻で各艦4門装備だから計16門、軽空母の伊吹型が4門なので合わせて20門。
不思議な事に1門多いのだ。
この1門が最初に製造されてるなら「ああ。試作品だな。」と思う所なんだが最終年だからねえ〜。
何の為に1門だけ生産したんだろう。
謎だ。
ちなみに長8センチ高角砲のお値段は16万2千円(短8センチ高角砲は3万5千円)でちっちゃい割には随分、高い。

[1514] Re:[1510] 短機関銃と弾薬 投稿者:プラモ派 投稿日:2010/10/07(Thu) 13:33
> こんなステンをよくもまあ375万丁も生産し使用し続けたとは呆れ返るばかりである。

米軍が装備した全短機関銃の2倍以上とは凄い数ですね。
これにトンプソンを合わせると400万丁以上ですか。

> さすがイタリアからぶんどったタマはすぐに無くなった事だろう。

イタリア軍の短機関銃はあまり有名ではありませんね。
私が知らないだけなのかもしれませんが。

ところで「1509」では引用を消し忘れてしまいご迷惑をおかけしまた。
すみません。

[1513] 日本海軍の高角砲あれこれ 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/06(Wed) 11:11
太平洋戦争に於いて日本海軍は幾つかの高角砲を量産したが主力となったのは10cm65口径高角砲、12cm45口径高角砲、12.7cm40口径高角砲の3タイプだった。
これらの中で一番高性能なのが10cm65口径高角砲、次が12.7cm40口径高角砲、一番下なのが12cm45口径高角砲となる。
ひとつ昭和産業史(東洋経済新報社)で納入価格(1944年)を比べて見よう。
10cm65口径砲は30万円、12.7cm40口径砲は17万円、12cm45口径高角砲は9万円だ。
随分と差があるもんだね。
次に生産量。
10cm65口径砲は1942年が40門、1943年が70門、1944年が40門。
12.7cm40口径砲は1942年が150門、1943年が300門、1944年が300門。
12cm45口径砲は1942年が35門、1943年が500門、1944年が1600門。
ねっ、戦況が逼迫するにつれ上等な兵器の生産が縮小され量産向きの低廉品が激増するのが見てとれるでしょ。
かくして海防艦は12cm45口径砲を装備した続々と建造されたんだ。
ひとつ不思議なのは1等輸送艦。
量産型の戦時急造艦なのに12.7cm40口径砲なんだよね、あれは。
まあ、松型も12.7cm40口径砲だけど。
以前、防研の「高角砲専門のK先生」に「なんで日本海軍は12.7cm40口径砲と12cm45口径砲を統合化して補給の簡素化を図らなかったんですか?」と聞いた事がある。
そしたら「高射装置が無くても撃てる12cmにはそれなりのメリットがあるし何よりも折角ある生産ラインを壊してトータルでの生産量が減るのはもったいないから」って答えが返ってきた。
一件不合理の様に見えても見方を変えれば色々な事が判ってくる物だね。

[1512] Re:[1511] 四〇口径八九式十二糎七高角砲 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/06(Wed) 10:11
>普通に考えたら発砲した位置から14,622mに着弾するということですよね?

うん、そうだよ。

>つまり、その、命中率はともかく14km先でも砲戦が可能って事ですよね?

14km先の目標を照準できればね。

[1511] 四〇口径八九式十二糎七高角砲 投稿者:聯合艦隊司令長官 投稿日:2010/10/05(Tue) 21:38
こんばんは。

日本海軍で沢山生産された四〇口径八九式十二糎七高角砲についてです。この高角砲は数々の艦船に搭載されたわけですが、ウィキペディアでは最大射程が14,622mになっていますがこれは普通に考えたら発砲した位置から14,622mに着弾するということですよね?心配なので質問しました。つまり、その、命中率はともかく14km先でも砲戦が可能って事ですよね?

[1510] 短機関銃と弾薬 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/05(Tue) 21:04
短機関銃は大量の弾薬を消費する。
そりゃもう拳銃どころの騒ぎじゃない。
自分のカネでタマ買って撃つとなると引き金にかけた指が震える位だ。
グァムのワールドガンで今、9mmパラベラムが1発3$20セントくらい?
日本円に直して約270円だな。
1弾倉30発として8100円にもなる。
弾倉4本をポーチに入れて銃本体に1本入れれば...
5本で150発、しめて4万円以上だ。

さて短機関銃の弾薬は拳銃弾な訳だが一般的には「自国で装備している拳銃の弾薬を使用するのが妥当」だと思われる。
みんなもそう思うでしょ?
ところがへそ曲がりのイギリス軍はステンの弾薬に9mmパラベラムを採用した。
まあ、英軍の拳銃はリボルバー(宮崎ホームズでハドソン夫人が撃ったりムスカがシータのおさげを撃ち飛ばしたりした銃だ)だから弾薬がリム付なので「拳銃と短機関銃の共用化」が図れなかったのは仕方ないかも知れない。
でも、だからって何で枢軸側の9mmパラベラム?
同盟国の米国が11.4mm弾なのに?
山ほどトミーガンを装備して既に配備してるのに?
まあ一説によると北アフリカでイタリア軍からぶんどった9mmパラベラムがいっぱい倉庫でだぶついていたからだそうな。
なんか釈然としないが次にイタリアの拳銃を見る。
何と言っても主力はおしゃれなベレッタM1934だ。
えっ、何これ?
9mmは9mmでも9mmパラベラム(9×19)じゃなくて9mmショート(9×17)だよ...
どうなってるの?
なんとイタリア軍の短機関銃ベレッタM1938は「拳銃との共用化を無視した9mmパラベラム仕様」なのだ。
「補給なんて最初から無視」のイタリアが導入した9mmパラベラム弾を「これまたへそ曲がりの英国」がぶんどってステンを開発したのだ。
こんなステンをよくもまあ375万丁も生産し使用し続けたとは呆れ返るばかりである。
さすがイタリアからぶんどったタマはすぐに無くなった事だろう。

[1509] Re:[1507] まとめレス 投稿者:プラモ派 投稿日:2010/10/03(Sun) 15:27
さっそくの御回答、有り難う御座います。

> いや、米軍戦車兵は基本的に拳銃か短機関銃だ。
> 戦車は狭いからね。
> 陸自でも最後までグリースガンを装備していたのは戦車部隊だった。

なるほど。
グリースガンはまさに短さと言う点ではうってつけですね。
なにも全員が所持する必要もないでしょうから各車両に1丁あれば充分なのでしょう。
ドイツの突撃砲も初期の車両は機関銃を装備せず短機関銃を使用していたと何処かで読んだ記憶があります。
>
> >陸軍部隊には基本小銃が配られるものと思ってましたが
> 歩兵以外にはカービンが配られてるのですね。(米軍は)
> ヘンリー少尉のおかげで指揮官用の高級銃と勘違いしてました;お恥ずかしいです。
>
> 歩兵以外に装備される基本的な火器は米軍の場合はM1カービン、英はステン短機関銃、ソ連はPPSh41短機関銃、独はKar98K小銃(騎兵銃)、日本は38式騎兵銃で全て騎兵銃もしくは短機関銃なのだ。
> ステンも当初はマシンカービンと呼ばれていたしソ連の拳銃弾(7.62×25)は小銃弾に近い性格をもっているのでソ連の短機関銃は騎兵銃に準じていると言えよう。
> と言う事は...
> 騎兵銃こそが「歩兵以外の基本的な携行火器」なのだ。
> 米軍が特殊なのは「騎兵銃を基本的な携行火器とした事」ではなく「基本的な携行火器に独自の弾薬を開発した事」と言えよう。
>
> >日本軍の短機関銃の携行弾数の少なさも兵站の弱さもありましょうが、
> 後方部隊の自衛用でさほど消費しないという(希望的)予測もあったような気もしてきました。
>
> 「もっと配りたいけど無い袖は振れない」って事情もあったかも知れない(哀)。

[1508] カービン 投稿者:多聞丸 投稿日:2010/10/02(Sat) 16:44
>騎兵銃こそが「歩兵以外の基本的な携行火器」なのだ。
納得です。
「カービン」と言うのがもともと騎兵用の銃から始まったのは分かりますが
騎兵銃と言う邦訳がその事実を気づかせないような感じがしますね。
どうしても「騎兵」に引きずられて考えてしまうようで・・
「軽小銃」「短/小銃」としてた方が「歩兵以外の基本的な携行火器」と分かりやすいかもと感じました。

>「もっと配りたいけど無い袖は振れない」って事情もあったかも知れない(哀)。

それはもうよく理解しております・・(涙

[1507] まとめレス 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/02(Sat) 09:31
>戦車兵もですか?

いや、米軍戦車兵は基本的に拳銃か短機関銃だ。
戦車は狭いからね。
陸自でも最後までグリースガンを装備していたのは戦車部隊だった。

>陸軍部隊には基本小銃が配られるものと思ってましたが
歩兵以外にはカービンが配られてるのですね。(米軍は)
ヘンリー少尉のおかげで指揮官用の高級銃と勘違いしてました;お恥ずかしいです。

歩兵以外に装備される基本的な火器は米軍の場合はM1カービン、英はステン短機関銃、ソ連はPPSh41短機関銃、独はKar98K小銃(騎兵銃)、日本は38式騎兵銃で全て騎兵銃もしくは短機関銃なのだ。
ステンも当初はマシンカービンと呼ばれていたしソ連の拳銃弾(7.62×25)は小銃弾に近い性格をもっているのでソ連の短機関銃は騎兵銃に準じていると言えよう。
と言う事は...
騎兵銃こそが「歩兵以外の基本的な携行火器」なのだ。
米軍が特殊なのは「騎兵銃を基本的な携行火器とした事」ではなく「基本的な携行火器に独自の弾薬を開発した事」と言えよう。

>日本軍の短機関銃の携行弾数の少なさも兵站の弱さもありましょうが、
後方部隊の自衛用でさほど消費しないという(希望的)予測もあったような気もしてきました。

「もっと配りたいけど無い袖は振れない」って事情もあったかも知れない(哀)。

[1506] Re:[1504] 米軍の小火器 投稿者:プラモ派 投稿日:2010/10/02(Sat) 07:22
早速の解説を有り難う御座います。

>イタリアの美少女達じゃないよ

GSGですね。
僕はトリエラが好みです。

> 確かに歩兵は一番、人数の多い兵科だけど砲兵部隊や工兵部隊、輸送部隊など歩兵以外の兵科だって全部合わせりゃ相当の人数になる。
> これらがみんなM1カービンを持っているのだ。

戦車兵もですか?

[1505] カービーはBAR 投稿者:多聞丸 投稿日:2010/10/02(Sat) 05:02
陸軍部隊には基本小銃が配られるものと思ってましたが
歩兵以外にはカービンが配られてるのですね。(米軍は)
ヘンリー少尉のおかげで指揮官用の高級銃と勘違いしてました;お恥ずかしいです。

>米軍の短機関銃生産率(装備率ではない)は15%だ。「独ソの中間くらい」
凄く常識的なラインに落ち着くのですね。

日本軍の短機関銃の携行弾数の少なさも兵站の弱さもありましょうが、
後方部隊の自衛用でさほど消費しないという(希望的)予測もあったような気もしてきました。

コンバットや戦争映画のおかげですっかりトンプソンやシュマイザー短機関銃に魅入られたモノです。
実銃試射できる機会が海外に出ない限りまずないので
色んな誤解をしてるものですね。

[1504] 米軍の小火器 投稿者:阿部隆史 投稿日:2010/10/01(Fri) 20:25
米陸軍と言えばコンバット、コンバットと言えばサンダース軍曹、サンダース軍曹と言えばトンプソンだ。
一説によるとトンプソンの生産数は170万丁とも200万丁とも言われる。
でもねえ〜。
トンプソンの全てが米軍に納入された訳じゃないんだ。
シカゴのギャング達(イタリアの美少女達じゃないよ)はバイオリンケースに入れて持ち歩き英軍に納入された物はトミーガンとして勇名を馳せた。
パンツァー311号によると生産数はM1928(A1含む)が562511丁、
M1が約61万丁、M1A1が54万丁で総計は前記と同じ約170万丁となる。
そしてこれらのうち英軍に発注されたのは40年末までが11万丁、41年が32万丁と記載されている。
42年以降は発注なしで他国にやった分とシカゴのお兄さんを無視すれば米軍のトンプソンは127万丁となる。
グリースガンはA1を合わせ約61万5千丁(64万6千丁って説もある)らしい。
足すと短機関銃は約188万5千丁だ。
これが米軍小火器の中で何%かと言うと...
実の所、米軍の携行火器の中で短機関銃が占める割合が判らないのだ。
「何年、何月、何日の時点で米軍が装備していた携行火器は何丁、そのうち短機関銃は何%」って書いてある資料が有れば良いのだがちっとも見あたらない。
しょうがないから主だった小火器の第2次大戦終了までの生産数を概括する。
ビックリする方もいると思うがなんと、生産数1位はM1ガーランド小銃ではなくM1カービンなのだ。
パンツァー317号によるとM1カービンの総生産数は713万丁、コンバットマガジン増刊USアーミーによると1941年10月22日の制式化から終戦時までに6117827丁だそうな。
一方、M1小銃は1936年1月9日の制式化から終戦時までの生産数が約420万丁(サンケイブックス「拳銃・小銃・機関銃」)。
ねっ、ちょっと意外だったでしょ?
「コンバット!」じゃM1カービンもってるのヘンリー少尉だけだもんね。
「将校用かあ、じゃあ少ないにきまってらあ。」と思われても仕方ない。
なに?
M1カービンの方が多い事を最初から知ってたって?
う〜む。
貴方はなかなかの通だ。
M1カービンが多いってのは「将校の方が下士官兵より多い」って訳じゃない。
「コンバット!」でM1カービンを持ってるのがヘンリー少尉だけなのは歩兵小隊を扱ったドラマだからなのである。
もしも砲兵小隊や工兵小隊を扱ったドラマならM1小銃などは1丁も現れず、そこらじゅうM1カービンだらけになるだろう。
確かに歩兵は一番、人数の多い兵科だけど砲兵部隊や工兵部隊、輸送部隊など歩兵以外の兵科だって全部合わせりゃ相当の人数になる。
これらがみんなM1カービンを持っているのだ。
例えば1942年編成の米軍自動車化歩兵師団(パンツァー136号参照)の場合、M1小銃5947丁に対しM1カービン6879丁、M1903狙撃銃810丁、BAR642丁を装備している。
師団以外の独立部隊は歩兵が少なく砲兵、工兵が多くなるからM1カービンの装備率はもっと高くなる。
M1903小銃と拳銃の生産数?
これはちょっと判らない。
それに大戦前から山ほど作った兵器だし武器庫に山積みだろうから考える事もないだろう。
あとはBARか。
パンツァー321号だと30〜35万丁としてるな。
とりあえずM1小銃との比率から見て35万丁だとすると短機関銃188万5千丁+M1小銃420万丁+M1カービン611万丁+BAR35万丁の合計は1254万5千丁となる。
よって米軍の短機関銃生産率(装備率ではない)は15%だ。
ソ連34%やドイツ11%の装備率とダイレクトに比べる事は出来ないけど「独ソの中間くらい」と見て差し支えないんじゃないかな?

[1503] 無題 投稿者:ハルダー将軍 投稿日:2010/09/30(Thu) 19:53
まず日付の説明から行くと第三次ソロモン海戦が10月12日のわけがない。これはRPG式の予告で78日と言えば、七日と八日。12日なら1日と2日だが、一回しかソロモン海戦での戦艦同士の撃ち合いは起こらなかったから、1日のみ、しかし1日といっても今日9月30日の24時から10月1日なのでこれは時間の指定は対戦アワーで、対戦アワーの時間から夜中の12時ぐらいまでの対戦の希望でした。深読みをする人間用に戦艦同士の撃ち合いということで、八八艦隊海戦史での募集で、一回だけの募集でした

[1502] 無題 投稿者:ハルダー将軍 投稿日:2010/09/30(Thu) 13:45
さすがにまず、出すぎた真似をお詫びします。これはアメリカ式スペシャルクラスマッチの対戦相手募集でRPG的な読みを必要とする方法。詳しく言えば10月24日は記録によって違うがレイテ沖(深読みする人間はレイテ沖空母決戦と読む場合も)海戦の日付または南太平洋海戦の日付、そして第二次ソロモン海戦と書いてあるが、その前に10月12日が第三次ソロモン海戦、つまり第三次ソロモン海戦の対戦相手募集

[1501] 無題 投稿者:ハルダー将軍 投稿日:2010/09/30(Thu) 08:13
対戦相手募集 10月24日(日曜日)PM7:00から、シナリオ第二次ソロモン海戦プレイサイドどちらでも可、場合によって戦力の追加も可

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