GS新掲示板 発言集[01](No.1〜100)


[100] 待っていました〜☆ 投稿者:洛陽不覚 投稿日:2005/07/06(Wed) 21:14
>凡龍さま
 こんばんは、凡龍戦記の第3話、楽しく拝読させて頂きました。
 個人的には(註22)の説明に爆笑させていただきました。
 お忙しいとは存じますが、続編を楽しみにしております。(拝)

[99] 会敵―ニューアイルランド島沖海戦(Re[93] ) 投稿者:凡龍 投稿日:2005/07/06(Wed) 20:25
「・・・よりティンカーベル、ピーターパンに先行せよ。ジョンとマイクはウェンディの傍に。クロックとクロクは・・」
巡洋艦”インディアナポリス”前鐘楼の信号台。EMCON(無電封止)に入っているTF49において唯一使用可能な通信手段である旗流と信号灯を使って、信号士官フェルディナント・マティアス少尉は僚艦に司令官からの命令を伝えている。
其の作業がたけなわの折、突然フェルディナントは曰くありげな笑みと共に奇妙な踊りを始めた。その腕の動きは海軍の手旗信号で「オカマヲホラレルナヨ」と読めるもので、踊りを見せる先に”ボイス”が居た。
「なに、昔の部下にちょっとした戦闘前の忠告をしたんだ。今頃顔に流れてるチョコレートがワインに化学変化してるぞ(註15)」あっけに取られて其の光景を見ていた部下の軍曹にフェルディナントは含み笑いしながら言った。
「あんな所から見えるんですか?」信号に従って単縦陣の先頭に移動し始めた6in砲搭載の巡洋艦を指して軍曹が尋ねた。
「大丈夫、奴の目は特別製さ。」とフェルディナント。「身のこなしも良いし、頭の回りもかなりのもんだ。本当なら戦闘機のパイロットにだってなれたんだ、あいつが・・・」可愛い後輩の人生に立ちふさがる当人や其の親の責任に因らない幾つもの見えない壁を思ってフェルディナントの表情は重いものになっていた。

「先輩!」
”ボイス”艦橋右舷側見張り台で当直に就き、そこでフェルディナントからの「忠告」を受領したジュリアス・アーティン上等兵は、「顔に流れるチョコレートをワインに化学変化させて」むくれた顔で怒鳴った。聞き咎める者が周りにいなかったのが幸いだった。彼の数少ない理解者でもあった元上官が多少意地悪い形ながら示してくれた好意だけに余計腹立たしくもありうれしくもある。そういう複雑な気持ちを物語る態度であった。
「CICより右舷監視哨、状況を知らせ!」耳に当てたインターコムの受話器から艦長の声が響く。気持ちを切り替えるきっかけの出来たジュリアスは、艦の針路前方から艦尾方向までの海面と上空をすばやく見渡してためらいなく報告した。「3時方向北北東10海里にスコール雲らしきもの在り、他異常なし!」口調が普段よりやや感情的になっている事に本人は気づかなかった。

09:30。潜水艦の群れが潜む海をどうにか脱したTF49は、間近に迫る日本艦隊との会敵に備えた陣形変更を終えようとしていた。

TF49司令部の戦闘計画は以下のようなものであった。
”インディアナポリス”以下の巡洋艦部隊(暗号名”ピーターパン”)は単縦陣を組んで先行して会敵し、敵の頭を抑えつつ高速運動とレーダーを用いた遠距離射撃で戦艦を牽制しながら巡洋艦以下の敵艦を攻撃する。
一方、空母群(暗号名”ウェンディ”)は被雷した"セントルイス”と"ジュノー”(それぞれ”ジョン”と"マイク”(註16)と呼ばれる)と共に後方に下がる。
”ピーター”と”ウェンディ”の間には二手に分かれた駆逐艦部隊(暗号名”クロック”と”クロク”)が控える。彼らは”ピーターパン”に進路を妨害されて”ウェンディ”の方へ進路を変えた敵艦隊(暗号名”フック”)を挟み撃ちにするのである。
つまり、童話「ピーターパン」のクライマックスでピーターパンの軽快な動きに翻弄されて時計ワニに食われた海賊フックの立場へ日本艦隊を追い込もうというものである。

―いったい何を考えている。
”ボイス”CICに移動したトッシュは心中で毒づいた。朝から彼の顔に張り付いていた不審の表情は、いまや完全な「不機嫌」の刻印と化していた。アナポリス仕込みの帝王学教育を以ってしても覆い隠せなかったその表情は部下の動揺と不信を誘うに十分すぎるものと言えたろう。尤も、彼は感情が顔に出る向きながら部下からはかなり士心を得ているのであった。
”ティンカーベル”と名づけられた”ボイス”は”ピーターパン”戦隊より離れて先行し、”ピーターパン”の目の役目をする。TF49の巡洋艦で”セントルイス”と並んで最も捜索距離の長いレーダーを有する”ボイス”にふさわしい任務といえた。
作戦の手順に不満はない。というより砲戦能力で明らかに敵に劣るこちらとしてはこれしか打つ手はない(註17)。確かに小口径砲装備の高速艦隊が大口径砲装備の大型艦を翻弄した例は海戦史上数多い(註18)が、それには敵側がこちらより鈍足であることが必須条件だ。機動力がこちらと大差無ければ射程も威力も優勢な艦砲を持っている敵のほうが有利なのは明白。まして敵の指揮官は丁汝昌(註19)ではないのだ。

―艦載機を一刻も早く出すべきだろうに。
トッシュはそう思う。艦載機を先行させて敵艦に多少なりとも打撃を与えておけば、少なくとも水上艦隊の砲雷戦は随分と楽になる。それでも巡洋艦部隊は悲惨な目に遭うだろうが、守るべき空母の戦力を活用できるのだから割に合わない犠牲ということには為らない。ついでに言えば、ピーターパンになれなかった”ジョン”と"マイク”の埋め合わせをする為にも是非やっておくべきだろう。それだのにいまだ攻撃隊を発艦させようとしない。それが彼の不満の原因であった。

理由はわからなくも無い。敵の艦隊は彼らの常識を外れた恐ろしく分厚いCAPを展開していた(註20)。それは、彼の”ボイス”自身が索敵機を放ち、そして日本艦隊に触接していたので実感として知っていた。
―Japは水上機までCAPに付けている―そんな報告は、昨年の11月までなら笑い話として扱われただろう。Japはそこまで貧乏くさいのか(註21)、と。しかし其の年のクリスマス・イヴ、戦争の神と平和の女神からの特別任務を拝命したサンタクロースは、8月の大勝利で早くも驕りを見せ始めた合衆国海軍に痛い教訓をプレゼントとして授けたのであった(註22)。
それはさておき、日本海軍がCAPを異常なまでに強化していることは事実で、それ故TF49司令官フィッチ少将がCAPを攻撃隊の援護にも回せるほど敵に肉迫してから発艦させようとしていると考えているなら理解できなくも無い。しかし・・・。

「・・・或いはキャラハン司令あたりのお声掛りかも知れんな。」
「何がですか?」
トッシュの独白を聞きつけた先任士官ジョン・シモンズ中佐が問うた。
「ああ、我々が手負いの駅馬車をかばいながら原住民達の騎馬隊が待ち構える隘路を敢えて突破しようとしている理由さ。」
とトッシュ。
「なるほど。」トッシュには発音しづらい名称を持つ部族の末裔であるジョンは高い額と筋の通った鼻が目立つ顔にかすかな皮肉の混じった微笑を浮かべて答えた。

トッシュの直属の上官に位置するダニエル・J・キャラハン少将は、第2次エスピリットサント島海戦でTF17(フレッチャー提督指揮)の前衛部隊を指揮している。其の時”出戻りファイター(註23)”ヤマグチにしたたかに打ちのめされた。TF17本隊のエアカヴァーから離れて突出した当然の結果だ。
本来なら更迭されてもおかしくないのに、現在彼は今TF49の護衛部隊指揮官として”インディアナポリス”に籍を置いている。
なぜか。海軍作戦本部長アーネスト・キングの秘蔵っ子たるキャラハンの出世コースを閉ざさせない為の温情措置と言うのが一般に流布している解釈である。だとすれば、エリート意識の塊のようなキャラハンとしては懇意にしてくれるお偉方の期待をこれ以上裏切れない、よって失点を取り返す活躍をして見せなければならないと言うことになる。

―それが今我々が遂行しつつある勇敢なる突撃と言う訳だ。
そう、トッシュは思う。ホワイトハウス勤務時代に習い覚えた手練手管で、空母が2隻とも被雷して弱気になりかけているフィッチを説き伏せ焚き付けた(もしかしたら恫喝も)に違いない。
―キャラハンの思惑はこうだろう。
TF49のCAPも攻撃隊の支援に廻せるぐらい彼我の距離を詰めれば敵艦隊から制空権を奪い攻撃隊を安全に送りだす事は決して不可能ではない(もし敵が同じ意図で攻撃隊を出さずに接近していた場合にもそれで対応できる)。そして何より自分が率いる巡洋艦を経空脅威に晒さずに突撃できると言う大きなメリットがある。
だが、それは空母が敵の直接砲撃に晒されるというリスクも伴う。如何に合衆国の工業生産力と人材育成力を以ってしても空母(と搭載機と乗組員)を安易に使い捨てにして良いものではない。中央官庁勤務の長いキャラハンには現場の指揮官に必要な感覚が欠けているのかもしれない。
エスペランス岬沖海戦で負傷したスコット少将ならこんな危険な賭けには出なかっただろう。彼は、空母を狙って突撃してくる日本人の水上艦艇の手強さを肌で知っている貴重な存在なのだ。

「まもなく会敵予想点です。」
CICチーフの報告に、トッシュの意識は現実に帰還した。
「よし、行こうか。」
「砲戦準備!距離20000オーヴァー、真方位From2−7−0to3−2−0、無電封止解除(註24)!機関全速!」
質の良い鐘のように指示を下す先任士官の声を聞きながら、トッシュは思う。悩んでも始まらない、あの坊主の為にも全力でやるだけさ。

”ボイス”艦橋右舷側見張り台。
ジュリアスは、双眼鏡を構えて右舷一杯を隈なく見回していた。程なく、スコール雲が艦首5時の方向に見えた。
「あれ?あの雲がさっき見たのと同じなら・・・」
風に流されるにしては速過ぎる。”ボイス”がつい先刻まで20ktで西北西に進んでいて今増速しつつあることを勘案しても、あの雲は少なくともこちらと同じ速度でしかも”ピーターパン”の右後方へ回り込もうとしている。其の先には・・・・。
ジュリアスは、褐色の顔から血が引くのを感じながら双眼鏡の倍率を最大にして「雲」を凝視した。そして言葉を失った。

「雲」と見えたのは、フロート付きの飛行機から宣伝ビラのように撒かれる銀色のテープのようなもの。飛行機には真紅のライジングサン(註25)。その下には、パゴタマストが4本。高さの異なるものが2本ずつ2組。Japの戦艦だ!
「監視哨よりCIC!5時方向18000に”フック”!”イセ”級2隻と”コンゴウ”級2隻を認む!!」
ジュリアスはインターコムの送話器に声の限り叫んだ。だが、彼の報告はすぐには聞き入れられなかった。CICでは、捜索波の発信を開始したレーダーが拾い上げるべき敵の存在証拠たる輝点の代わりに画面半分を覆う砂嵐を映し出すPPIスコープを前にレーダー士官達が恐慌をきたしていたのだ。

時に10:00。公式記録では、この時点を以って「ニューアイルランド島沖海戦」―日本名「ラバウル沖海戦」が始まったとされている。

註15:「顔を赤くして」という意味合いのジョーク。「チョコレート」は、黒人であるアーティンの身体には赤い血ではなくてチョコレートが流れているという含みがある。「ワインに〜」のくだりは、チョコレートの主成分であるカカオと赤ワインにはともにポリフェノールが大量に含まれている事に由来する(なぜマティアスがこのことを知っているのかは不明)。
このジョークはある意味非常に人種差別的とも言え    るのだが、少なくとも発言者(マティアス)には相手(アーティン)への蔑視感情は無いことが複数の証言から判明しているので、原典に沿って記載した。

註16:ウェンディの弟。彼らの名前をあてがわれた”セントルイス”と”ジュノー”は、”ウェンディ”の守りを任されたと言えば聞こえは良いが実の処足手まといとして”ピーターパン”から切り捨てられた。確かに、速力が命の”ピーターパン”には魚雷で浸水した艦を参加させる余裕はないだろう。

註17:「ベアトラップ作戦」に先立って、米軍は暗号解読により日本軍がビスマルク諸島に戦艦と正規空母をそれぞれ2隻以上擁する艦隊を派遣していることを突き止めている。本海戦を取り上げる際に常に言われるのが、「TF46をラバウル方面に展開していれば結果は逆になっていただろう」という主張であるが、実際の海戦の推移を眺めると必ずしもそうとはいえないというのが筆者を含む大勢の見解である。

註18:我々日本の読者にもなじみの歴史的事例として、日清戦争に於ける「黄海海戦」が挙げられるだろう。

註19:「黄海海戦」において清朝北洋艦隊を率いた水師提督。海戦で敗北した後服毒自決。彼を破った日本連合艦隊司令長官伊東祐亨中将はその死を悼み、遺体と帰還兵を故国に送還する為の艦を返還した。

註20:この海戦に於いて日本艦隊が4隻の空母(瑞鶴、飛龍、隼鷹、飛鷹)に搭載していた戦闘機は、零戦21型54機と零戦22型76機。水上機母艦「日進」に搭載していた2式水戦18機を含めると実に148機に達する。

註21:2式水戦(米軍呼称”ルーフェ”)は、南方島嶼への進出に於いて基地守備隊の為の制空機を緊急展開する必要から開発された。占領した基地を高度に機械化された工兵部隊で復旧して陸上機や艦載機を早期展開させる事に慣れている米国人の目から見れば、鈍足な水上機を占領地への緊急展開用戦闘機に用いる日本人のやり方は確かに貧乏じみて見えるであろう。

註22:この日(1942年12月24日)、「赤い服を着て白い髭と髪を生やした老人が乗る、羽のような角を生やした四足獣に牽引された箱型の未確認飛行物体」が世界各地の夜の時間帯に目撃されているが、「そのような事実は無い」と言うのが各国政府の公式見解である。

註23:第2次エスピリットサント島沖海戦とガダルカナル島失陥後の襲撃作戦の指揮を執り戦果を挙げた山口多聞中将に米軍が付けたニックネーム。山口多聞は、昭和17年9月1日付けで、故南雲中将の後任として第一機動艦隊司令長官を拝命し中将に昇進している。この日本海軍には異例の抜擢人事こそ第1次エスピリットサント島沖海戦の敗北の大きさを物語るものといえる。

註24:この発令と同時に”ボイス”の対水上レーダーは電波の発信を開始している。無電封止の解除と同時に電波を発信できるよう電路がウォームアップされていたことはいうまでも無い。

註25:米軍では当時日本軍機の国籍章を「ミートボール」と呼んでいたのは常識であるが、この艦の中ではなぜか本文のように呼んでいた。日本文化に深い関心があり(程度問題だが)日本人に対する差別意識が薄かったと云われるマッキノン艦長の意向が作用しているものと思われる。

ご無沙汰でした。
凡龍劇場(笑)第3回をお送りします。
ご覧の通り、TF49が敵と接触する所まで一気に書いてしまったらえらく大きな書き込みになってしまいました(^^;)。
キャラ廻りの部分は削ろうかとも思ったのですが、結局残すことにしました。ご感想やお叱りなどどんどんお寄せください。

お断り。この掲載文章には一部に差別的と取れる表現等がございますが、文章内で取り上げられている個人・団体・民族等の名誉・尊厳を不当に貶める意図は一切無いことを明記します。

[98] Re:[96] サイパンからグァムに重砲がとどくのでしょうか。 投稿者:KOKI2600 投稿日:2005/07/03(Sun) 23:42
なるほどテニアンでしたか。

どうもありがとうございます。

米軍の記録フィルムはすべてカラーだったと思います。

[97] 御無沙汰様でした 投稿者:恐妻家 投稿日:2005/07/02(Sat) 20:21
永らく御無沙汰していましたm(__)m
色々あって音信不通になっていました…
当方、未だに太平洋戦記2キャンペーン42年5月第3ターンで止まったまま…
暇が無い、ヒマが…
空母戦記2、面白そうですね。
是非買いたい処ですが、我が家の財務省がなかなか首を縦に振ってくれません(TT
当面、皆さんの戦況を見学させて頂きます(TT/~

[96] Re:[95] サイパンからグァムに重砲がとどくのでしょうか。 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/07/02(Sat) 10:18
> 昔見たドキュメンタリーでサイパン陥落後グァムに向けて重砲を米兵が設置したのを見た覚えがあるのですが私の勘違いでしたらすみません。
>
> サイパンはまだ行ったことはありませんがグァム島が肉眼でも見えるのでしょうか。

原書房の「第2次世界大戦史・グァム島作戦」2ページによるとサイパンとグァムは220q(空母戦記2では113浬:209qとしているが)離れている。
よって視認する事はできない。
ただしサイパン陥落後、米軍が重砲をグァム「方向」へ配置したのは事実だ。
けれどこれはグァムを砲撃する為ではない。
方向はグァムと一緒だけどずっと手前にあるテニアンを砲撃する為である。

サイパン上陸 6月15日
サイパン玉砕 7月7日
グァム上陸  7月21日
テニアン上陸 7月24日
テニアン玉砕 8月1日

マリアナ諸島の地名はスペイン王フェリペ4世の妃マリアンナに由来する。
1899年、スペインはドイツへマリアナ諸島を売却したが第1次世界大戦後、領有権は日本へ移った。
ただしグァムだけは米西戦争後、米国領となっている。

[95] サイパンからグァムに重砲がとどくのでしょうか。 投稿者:KOKI2600 投稿日:2005/07/01(Fri) 21:10
昔見たドキュメンタリーでサイパン陥落後グァムに向けて重砲を米兵が設置したのを見た覚えがあるのですが私の勘違いでしたらすみません。

サイパンはまだ行ったことはありませんがグァム島が肉眼でも見えるのでしょうか。

[94] ニュースなど見て 投稿者:鏑木兵衛 投稿日:2005/06/30(Thu) 03:19
どうも、ご無沙汰しております。
ここ数日、天皇陛下のサイパン島訪問のニュースをTVでやっていますが、6月19日のマリアナ沖海戦での敗北がサイパン陥落を決定付けた事を考えると、感慨深いものがありますね。

[93] 群狼―ニューアイルランド島沖海戦(Re:[87] ) 投稿者:凡龍 投稿日:2005/06/25(Sat) 13:26
TF49は進む、一路ラバウルに向けて。そこで待ち構えているであろう日本艦隊に先制航空攻撃を掛けるために。
TF49の陣容は

空母 :エンタープライズ、ボンノムリチャード
巡洋艦:セントルイス、ボイス、ジュノー、インディアナポリス、ペンサコラ、ポートランド
駆逐艦:ウォーク、エールウィン、カミングス、カッシング、スミス、

ヒューズ、マハン、ラッセル、ドレイトン、バグレー、ブルー、ハンマン、ファラガット
(旗艦:エンタープライズ、巡洋艦部隊旗艦:インディアナポリス、駆逐艦部隊旗艦:エールウィン、スミス、マハン)
であった。

彼らは敵の索敵機を追い払いながら、ニューブリテン島東端の半島部をかすめ、ラバウル沖に進入した。

8時00分。巡洋艦”ボイス”艦長トッシュ・J・マッキノン大佐は、「腑に落ちない」と顔にタイピングしたような表情で艦橋の窓から空を見ていた。
彼は、パールハーバーの悲報を”エンタープライズ”の艦橋で聞いていた。其の時、「卑劣な奇襲」を掛けたナグモの艦隊を追撃するか否かでハルゼーと対立し、真珠湾に帰投後意趣返しのように”Big−E”を追い出された。その後紆余曲折を経て昨年末”ボイス”の艦長職に任命されたのであった。そのまま今回TF49に編入され、かつての乗艦”Big−E”の護衛を担っている。運命的と結論する向きもあろう状況だった。そうであるが故に彼は巡洋艦乗りにしてはかなり空のことにこだわった。「将来空母勤務への返り咲きを狙っている」と一部で囁かれる所以である。

無理も無い。彼の所属する艦隊は夜明けからもう3度も敵の水上機(”ジェイク”)や新型の艦載機(”ジュディ”)の触接を受けている。内、5時20分に飛来した敵機と今現れた敵機は、艦隊上空を雲霞のごとく覆っているCAPが返り討ちにした。とは言え、6時20分頃に現れた敵機は戦闘機を振り切り平文で通信を打電している。”ジュディ”は水上機ではない。既にラバウルは廃墟と化している以上空母を含む敵艦隊から飛んできたのは間違いない。だのに、”ケイト”も”ヴァル”も全然姿を見せない(註6)。

―もうすでに俺達は奴らの攻撃圏内にいる、こちらのCAPと対空火器を警戒しているとしても、音沙汰無しとはどういうわけか。奴らの指揮官には「ヤマグチ」と「カクタ」が赴任してると言う。エスピリットサントとガダルカナルの2度に渡って出戻りの逆劇をかけてきたヤマグチ(註7)と「センチネル」作戦で我が軍に痛烈な一矢を報いたカクタ(註8)がタッグを組んでいるなら、必ず何か仕掛けてくるはずだ。まあいい、Japが俺達に引き寄せられてきたら、それだけTF46にも近づくということだ。TF46には、レキシントン、レンジャー、エセックスの3羽ガラスがいる。方やこのTF49には海戦以来の武勲誉れ高いBigEとピカピカの新鋭ボンノムリチャードがいる。この5隻を合わせた攻撃隊ならJapの空母の2隻や3隻は物の数じゃないだろ
う。
何しろ奴らのタクスフォースときたら空母はハリボテ、対空砲火は破れ傘、飛行機は高性能だけど蚊トンボ同然(註9)だってことは、去年スプルーアンスに討ち取られたナグモが証明してくれたからな。ヤマグチやカクタが飛行機を飛ばして来ないのはある意味賢明かも知れんな。
だがしかし、気になる。奴らが、歌(註10)にするほど思い入れを持ってる(センチな奴らだ)基地をやすやすと捨て去ったなら、それに見合う何かを狙っているはずなんだ・・・。

彼の思案は長くは続かなかった。TBS(艦隊放送網)の受信スピーカー越しに、TF49の対潜護衛を勤める第89駆逐隊司令J.ケリー大佐の切迫した声が艦橋いっぱいに響いてきたからである。
「艦隊針路上に敵潜反応、12時方向、・・、2時、11時、10時、3時にも!」
「艦長!」先任士官が呼びかける。
「対潜防御!航海長、ラトルスネーク(註11)だ。針路は・・任せる!」
舵輪が音立てて回るのを聞きながらトッシュは窓越しにTF49の空母以下の艦艇が輪形陣を大きく乱していくのを睨みながら思った。
―奴らめ、ナチ公に倣ってウルフパックを始めやがった(註12)。
「雷跡4、右34度距離2000!」
インターコムから良く通る若い声が聞こえた。
―あの坊主だな。
どんな喧騒の中でも聞き間違えようのない美声を聞いたトッシュは、艦橋右舷側で見張りについている黒人水兵の、少女と見まごう愛らしい顔立ちを思い浮かべた。
―前に乗り組んでいた駆逐艦では嵐の中でも一度も転ばなかったというバランス感覚の持ち主だったと聞いている。除隊したら、歌と踊りを勉強してブロードウェイで一旗挙げ、ハーレムに住んでいる両親に孝行したいとも言ってたな。あいつはこんな所で死んでいい奴じゃない、俺と違ってな・・・。

TF49を襲った潜水艦の群れは8時の時点では針路から30度の範囲に潜んでいた3隻で、9時に入ると側面から進入してきた2隻が合流して5隻となった。
8時の攻撃でT49はボンノムリチャードとセントルイスに被雷、続く9時にはエンタープライズとジュノーにも魚雷を受けている。B.リチャードはこの時もう2本魚雷を受け、機関出力の低下をきたした。無論TF49とてやられっ放しでは無く、1隻撃沈確実、2隻以上に爆雷命中見込みの戦果を挙げている。
B.リチャード、エンタープライズ共に艦載機発着には影響が無かった(註13)のでTF49司令フィッチは引き続き西進して日本艦隊と相対する方針を決定し、その旨TF46司令部に打電した(註14)。

註6:”ジェイク”(零式水上偵察機)と”ジュディ”(2式艦上偵察機)の行動半径はそれぞれ230浬と330浬、”ケイト”(97式艦上攻撃機)と”ヴァル”(99式艦上爆撃機)の行動半径はそれぞれ200浬と180浬である。つまり、3回ぐらい触接されたらもう敵の攻撃隊が来襲すると考えてよい。

註7:1942年11月3日、山口提督は空母3(加賀、蒼龍、飛龍)と戦艦2(比叡、霧島)を主力とした艦隊でエスピリットサント島を再攻撃、これを殲滅するも他の基地への攻撃を断念し、ニューカレドニア方面への攻略作戦(海鳴作戦)は頓挫した。この時、当海域の防衛に当っていたTF17(フレッチャー少将指揮)と交戦、空母を1隻撃沈1隻小破、巡洋艦3隻撃沈2隻中破の戦果を挙げている。この戦いを「第2次エスピリットサント島海戦」と呼ぶ。
明くる43年1月31日には、海軍兵学校の先輩としても有名な角田覚治提督と二個艦隊を率い、ガダルカナルの米軍基地に攻撃を加えた。この時角田提督の艦隊に増援された戦艦2隻(伊勢、日向)が編成されていたことが本稿で扱っている「ベアトラップ作戦」の引き金になったとも言われる。

註8:「エスペランス岬沖海戦(日本側呼称サボ島沖海戦)」のこと。「センチネル作戦」に於いてガダルカナル島制圧を遂行したTF19と交戦、米軍は空母2巡洋艦1潜水艦1、日本軍は巡洋艦3を失った。
この直後米太平洋艦隊は出撃可能な空母が無いという危機的状況にあった。もし、1月31日の日本によるガダルカナル攻撃が本格的な逆攻作戦であったなら日本はガダルカナルを奪回できたであろうとは史家達の等しく認める所である。

註9:第1エスピリットサント島海戦で赤城爆沈の殊勲を遂げたクラレンス・マクラスキー(当時少佐、エンタープライズ所属攻撃隊長)の戦果報告より。マスメディアもこのフレーズを多用し合衆国国民の士気高揚に努めた。

註10:「ラバウル海軍航空隊」(歌手 灰田勝彦、作曲 古関裕而、作詞 佐伯孝夫、 版元ビクター)若しくは「ラバウル小唄」(作曲 島口駒夫、作詞 若杉雄三郎)のいずれかと思われる。
本稿の一部はT・J・マッキノン(当時大佐)の戦後発表された手記を元にしているが、これらの歌はいずれも昭和18年後半以降に発表されているので、氏がこの戦いの時点で聞き知っている筈がない。海戦後日本軍の捕虜となったマッキノン氏が収容所か戦後帰国する前の日本国内で聞いた記憶と混同しているとも思われるが不明である。はっきり言えば
「おかしい」のだが、出典に可能な限り忠実に編集する意図からそのまま掲載した。

註11:対潜魚雷回避運動の一種。この艦長オリジナルの物かどうかは資料不足のため不明。

註12:日本海軍が潜水艦の集中運用を始めたのはこれが初めてではなく、公式には「センチネル」作戦を迎え撃った時が最初であるとされている。但し、この時はまだ日本側でも集中運用のマニュアルが整備されていなかったと考えられ、損害こそなかったものの見るべき戦果を上げられなかった。

註13:「実はボンノムリチャードの格納甲板では被雷の衝撃で格納中の攻撃機や急降下爆撃機が相当数破損していた」という説が戦後言われるようになった。太平洋艦隊司令部の資料から、南太平洋戦線に投入される新造空母ではダメージコントロールの訓練を十分こなさないまま実戦参加したものが少なからずあったことが判明したからである。
このB・リチャードもそうであったのかどうかは、乗組員及びTF49首脳陣が全員戦死したので永遠の謎と言える。

註14:これよりTF49はENCON(無電封止)にはいった。実はこの直後、TF49のある艦が針路上西北西から放たれている微弱なセンチ波を傍受していたが、別の海域の哨戒潜水艦のものと考えたらしく、封止を継続していた。
もしこの不審電波の情報がTF46に達していたら「ニューアイルランド島沖海戦」の展開は異なっていただろうとする意見もある。

皆様お待たせ(?)の第2弾です。
船に乗ってる人たちのことも書いてみたらかなり長くなってしまいました。こういう所で大風呂敷を広げて果てどう纏めていくべきか、我ながら不安ですが、ぼちぼちおつき合い願えたら幸いです。
さて、いまだ敵影も見えぬTF49の行く手に待つものは(^^;)!?

>ホルテン様
私も7月中ごろから学校の試験なので、7月に入ったら投稿を控える必要がありそうです。
小生他皆様の投稿が心の支えとなっていると聞いて大変うれしいです。
また、プレイ報告などお聞かせ頂ける事を期待しております。

[92] Re:[80] 水戦あれこれ 投稿者:ホルテン 投稿日:2005/06/25(Sat) 00:54
遅れましたが、水戦について詳しいご説明ありがとうございます。


> 本来は「空母と水上機母艦では航空機運用能力が格段に違う事」を申し添えて置きたい。

やはり運営上の問題が大きかったんですね。
だいたい、ミッドウェー海戦までは、空母の数も十分だったわけですからね。
もし、軍縮会議の条約内の空母保有で開戦となったら、足りない空母を補う為に、もしかすると水戦を使わざるを得ない状況になっていたかも?なんて考えてみましたが、そもそも条約内で開戦したかどうか疑問だし(--;
ゲームでは、忠実で楽しみ、ifでも楽しもうと思います。

凡龍様、レスありがとうございます。
水戦に思い入れがあるわけではありませんが、強風は紫電とならずに強風として活躍していたら、どんな様子だったのか興味がありますね。

松本零士作「戦場マンガシリーズ」で、ゲタ履き機(零観だったかな?)がF6Fかコルセアの攻撃を軽くかわすシーンがあったのを思い出しました。

未だに空母戦記2をプレイしていないのに、チョコチョコ顔出して恐縮です。7月中旬まで多忙の為、ゲーム禁止なんです(T.T)
皆様のプレイ報告が無かったら、今ごろ気が変になってるかもしれません(笑)

[91] な、なんか凄い事に(^^;) 投稿者:凡龍 投稿日:2005/06/23(Thu) 00:36
どうも、毎度おなじみ凡龍です。
予想以上の好評ぶりにうれしいやら怖いやらの毎日です。

>洛陽不覚様
>うらマッハ様
・・・う、鋭い(゚_゚;)。
これはもう続き書かなくてもいいかな?<ウソ
皆さん、伊達に私などよりやり込んでる訳ではないようですね(私の場合、何を思ったか初プレイで暇人みたく記録を取ってるもんで、時間掛かりすぎ)。
まあ、ある意味皆様の想像を超えた衝撃の展開が待っている・・・かもしれない、とだけ申しておきましょうか(^^;)。

>KOKI2600様
思い立ったが吉日です。

>うらマッハ様
>僕が7ステージ目のときは、四個艦隊くらいいました。
う〜ん、1個艦隊につき空母1〜2隻の構成ですかね。
護衛艦の総数とかも編成可能艦隊数に影響しそうですね。
CPUは、空母無しの艦隊は編成しないでしょうし。

>ミッドウェー
14ステージと言うことは、1944年6月になりますね。
ま、まさか、敵はあの化け物をそんなに繰り上げて就役させたのか・・・・。
敵艦を沈めることに熱中しすぎて拠点確保を忘れるとえらいことになりそうですね(^^;)。

リプレイの続きは、また近日中に。でわ。

[90] Re:[87] 罠には罠を―ニューアイルランド島沖海戦 投稿者:うらマッハ 投稿日:2005/06/22(Wed) 23:16
>凡龍さま

いつも楽しくリプレイ報告読ませて頂いています。
ラバウルってことは、米機動艦隊はもうビスマルク諸島にまで迫ってきてるんですね。ここにいったいどんな罠がしかけられているのか!?・・・
まだ所在の掴めていないジャップの艦隊が気になります。7ステージ目ということは戦艦も結構いるのではないでしょうか。金剛級が四隻、伊勢級が二隻いる予定だと思います。なんとなく、TF49が犠牲になりそうな予感がします。戦艦はコワイです。

それと、米艦隊ですが、もっといるような気もします。僕が7ステージ目のときは、四個艦隊くらいいました。たしか、僕はサモア諸島に侵攻したのが7ステージ目でしたが、索敵機(触接なし)が四つ敵艦隊を見つけて、怖くなって逃げ出したことがありました(我ながら情けないです)。

今、僕は14ステージ目が終わったところですが、ニューカレドニアをとられてしまいました。なんと敵空母のなかに「ミッドウェー」がいたんですよ。むちゃくちゃ強かったです。どうにか沈めましたが、彗星で500キロ爆弾を30発ほど喰らわせたと思います。飛行甲板がタフで、破損させてもすぐ直してしまいます。運良く爆装機を誘爆させたので、沈めることができました。こっちは、とっておきの練度5と4の爆撃機搭乗員の半数を失いました。
・・・どうも、僕はサモアから逃げ出して以降、戦線が押され気味です。敵はいったい何隻空母をもっているのか!?(まあ、解説書にかいてありますが)

[89] Re:[87] 罠には罠を―ニューアイルランド島沖海戦 投稿者:KOKI2600 投稿日:2005/06/22(Wed) 21:38
「空母戦記2」がやりたくなってきました。

続きを楽しみにしてます。

[88] 楽しく拝見しております  投稿者:洛陽不覚 投稿日:2005/06/22(Wed) 18:51
>凡龍さま
 こんばんは、洛陽不覚です。
 プレイレポートを楽しく拝見しております。 
 個人的には、いったいどのような罠が待ちかまえていたのか気になります(笑)。
 はっ!まさか水上艦による殴り込み??

[87] 罠には罠を―ニューアイルランド島沖海戦 投稿者:凡龍 投稿日:2005/06/21(Tue) 22:02
5月13日、それは我が合衆国海軍では今に至るも
実際の曜日に拘らず「13日の金曜日」と呼ばれている。
そう、1943年5月13日(註1)は合衆国海軍が史上最大の悲劇的敗北を喫した「ニューアイルランド島沖海戦(日本側呼称「ラバウル海戦」)の起こった日だからである。

作戦名「ベアトラップ」と名付けられたこの戦いでは、
合衆国海軍 第46任務部隊(空母3、戦艦3、巡洋艦2、駆逐艦16 司令官フレッチャー提督 次席司令リー提督)、第49任務部隊(空母2、巡洋艦6、駆逐艦13 司令官フィッチ提督、次席司令キャラハン提督)の二個機動部隊により南太平洋における日本海軍最後の航空拠点ラバウルを攻略し、同時にラバウル防衛に出撃するであろう日本艦隊の誘出撃滅を図った(註2)。

TF49がラバウルへの攻撃と敵艦隊の捜索及び先制攻撃を担当すべくニューブリテン島南方海域から進撃、TF46がTF49の東方を平行して進撃し、TF49が(ニューブリテン近海にいると思われる)日本艦隊を補足した場合、ニューアイルランド島を盾に取る形で迂回しつつ日本艦隊をTF49と航空攻撃で挟撃し、損害を受けて避退する日本艦隊の退路を断つ、というのが当作戦の概要である。

しかし、結果は後世の皆が等しく知る通りであった。確かにラバウル基地の撃破には成功した。しかし、それは日本海軍が先年のエスピリットサントにおける無残な敗北(註3)から得た教訓から編み出した恐るべき策略の第一歩であった。

現地時間5時35分、TF49がラバウルを月面のごとき有様にした時、上空を舞う攻撃隊の搭乗員達の胸中には何があったのだろう(結果として彼らは一人として生還しなかったが)。
確かに基地はきわめて軽微な損害で殲滅できた。それも道理、上空には当時なお驚異的性能を誇っていた”ジーク”が一機も存在していなかったのである(註4)。
この、拍子抜けするような事態に現地の首脳陣の意見は二つに割れた。一つは、罠の存在。もう一つは、敵航空兵力の払底。
その折も折、TF49が夜明け早々に、ついで6時20分にはTF46までが敵の触接を受けた。
いずれも重厚なCAPによって殲滅されたが、日本が艦隊を繰り出していることは間違いない。とすれば、これを叩くことは決して不利にはならない。ラバウルに兵士と航空部隊を挙げたとしても日本艦隊に補給線を断たれて孤立化したのでは意味が無いのだ。一隻でも多く船を潰せば造艦能力に劣る日本はそれだけ劣勢になる。
何より、彼らもまた海軍軍人―H.ネルソン以来東西問わず受け継がれている(筈の)「見敵必戦」主義の信奉者であった(註5)。目の前に敵の旗を掲げた船を見てなんぞこれを叩かずに居れようか。

かくして「ベアトラップ」フェイズ2は始動した。
TF49はラバウルへと続く海峡を通って日本艦隊
への触接を図り、TF46はTF49を支援できる距離を置いてニューアイルランドを北に回りだした。
そう、我らの父祖は罠にかけるつもりの獲物に、逆にはめられたのだ・・・。

   ー「合衆国海軍史録」E.Bポッター S.モリソン共著

註1:この日は木曜日であった。日本の「海軍記念日」のちょうど2週間前であったことに何事かを見出す人もいるようであるが、本稿ではその点には言及しない。
註2:先年(1942年)12月24日に実施されたガダルカナル総攻撃(「センチネル」作戦)の折、ガダルカナル島北岸沖にてTF19(シャーマン提督指揮)が日本艦隊と交戦、空母2隻、巡洋艦1隻、潜水艦1隻を失ったが、ガダルカナル基地の完全無力化に成功し、翌1月1日には、ガダルカナル島完全制圧に成功した。
註3:42年8月15日の第1次エスピリットサント島海戦の事。同島の攻略を企図した空母3隻から成る日本軍(南雲提督指揮)を空母3隻からなるTF15(スプルーアンス提督指揮)が迎撃し、完勝した(この時南雲は戦死している)。
註4:「センチネル」作戦時、日本は零戦32型を集中配備して米軍を迎え撃ち、攻撃機隊に多大な損害を与えるも、全機損耗した。32型の詳細を掴んでいない当時の米軍は、この時点では32型も”ジーク”と呼び習わしていた。
註5:民族差別につながるので名指しはできないが、「見敵必戦」の精神に程遠い海軍組織を持ってしまった国も在るには在る。


―キャンペーン7thステージリプレイ報告、今回は合衆国側から見た読み物風に始めてみましたが、いかがでしたでしょうか?
あまり長く書き込むのもどうかと思う(本来なら自分でサイトを立ち上げて掲載すべきかもしれない)ので、今回は状況説明だけです(^^;)。
もし、差し支えなければ少しずつ続きを載せて行きたい(あまり長くならないようにはしたい)と思いますが、いかがでしょうか?
皆様のご意見をお待ちしておりますm(−−)m。

[86] 更新のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/06/21(Tue) 20:05
本日「抜書帳」を更新し「日本海軍駆逐艦の防空能力」を追加いたしました。
トップページよりリンクしておりますのでご覧下さい。

[85] 勝手に考えたこと 投稿者: 投稿日:2005/06/20(Mon) 00:34
空母戦記2、一人で楽しんでます
オンライン対戦が待ち遠しいですね

ところで空母戦記2では
両軍をユーザーが操作できますよね

もし勘違いなら御指摘をお願いしますが
一人がサーバー役をやれば
対戦は不可能ではないですよね

もしできるなら
参加者を二陣営に分け
参加者が空母一隻を担当する艦隊戦も可能な気がします

問題は 誰はサーバー役をするのか、と
全員同時にどうやって移動命令などを送るのか、です

なんらかのいい方法があれば実現したいですね

[84] 記入ミスでした‥‥(拝) 投稿者:洛陽不覚 投稿日:2005/06/19(Sun) 23:24
>凡龍さま
 ご挨拶が遅れました。はじめまして。洛陽不覚です。
 早速のお返事ありがとうございます。
 マリアナ沖海戦後のキャンペーンですが、ご指摘の通り思い違いによる入力ミスでした。
 実際には、1944年5月第10ターンにシナリオを開始し、キャンペーンに移行して終了したのが1945年1月の第6ターンでした。
 なんとか史実より優位に戦おうと思っていたのですが、実際には史実より7ヶ月も早く敗戦を迎えてしまいました(苦笑)。
 B29による戦略爆撃も厳しいですが、米機動部隊による本土空襲と艦砲射撃による工業力低下も敗因となりました。
 しかも、日本軍にはそれを迎撃できる艦隊も、航空機(とそれを生産できる生産力)も不十分でした。
 でも、この厳しい状況をどう打開するか悩むのもまた楽しいものでした。
 頼みの綱であった、再建した機動部隊がよりによって米艦隊との夜間水上決戦で打撃を被り、さらにB29にトドメを刺されたときにはさすがに落ち込みましたが‥‥。
 それでは、今後ともよろしくお願いします(拝)。

[83] Re:[82] おひさしぶりです☆ 投稿者:凡龍 投稿日:2005/06/19(Sun) 22:39
> 皆様、こんばんは。お久しぶりです。

洛陽不覚様、はじめまして。凡龍です。

>  当方、「空母戦記2」は発売と同時に購入したものの、仕事と自宅のPCのスペック上の問題(笑)にてほとんどプレイできておりません。
>  むしろ、細切れの時間を利用して、同時に購入した「軍事情報データベース増補版」を読んでいることの方がトータルの時間では長かったります(笑)。

最近は、いろんな所から同様の声が聞かれます。お仕事のほうは健康に留意しつつ頑張ってください。

>  これまで、海軍の艦船や作戦についての情報は「激ソロ」や「太平洋戦記2」でいろいろ知識を得ることができました。
>  しかし今回、このデータベースを読んで陸軍関係の陸戦兵器や作戦や師団編成などの知識を得ることができ、大変勉強になりました。
>  先日の旧日本兵生き残りのニュースの時など、「第30師団ってどういう師団だったんだろう?」とデータベースを検索したりもしました(笑)。

思わぬところで役に立ってびっくりといった所ですね(^^)。
あの戦争の戦後はいろいろな意味でまだ終わってはいません。だからこそ、GSさんのゲームやDBの存在意義は大きいといえそうです。

>
> >KOKI2600さん
>  私も未だに「太平洋戦記2」をプレイしています。
>  しばらくプレイしていた「マリアナ沖海戦後のキャンペーン」では、1944年1月をもって工業力低下のために無条件降伏という結果になりました。
>  再建した機動部隊は、本土に接近してきた米機動部隊の迎撃に失敗、さらにB29の戦術爆撃(?)にて壊滅。
>  哨戒・索敵すら不十分な戦況で横須賀に米軍の強襲上陸を受けて集結していた残存艦を喪失(信濃、雲龍、天城など大型艦も多数沈没)。
>  さらに名古屋にM4戦車1個師団相当が侵攻、本土の守備隊がほとんどいない状況だったため、名古屋を占領されました。
> (後に中国戦線から帰還した攻撃部隊4個師団と戦車2個連隊にて本土から米軍を駆逐するものの、民度、工業力は大幅に低下。)
>  ホロムシロ、サイパン、マーカスから飛来するB29の迎撃も十分に行えなくなり、1944年1月18日、大日本帝国は連合国に降伏しました。
>  う〜ん、中国とは講和したし、ビルマ戦線は十分持ちこたえられるだけの戦力を保持していたのですが、やはり「超空の要塞」には敵いませんでした‥‥。
>  現在は「本土決戦」のシナリオでどこまで粘れるか挑戦中です。

うお〜〜っ、これはマジで厳しい・・・(^^;)。
って、あれ?マリアナ沖海戦後のシナリオなら開始日時は昭和19年6月後半のはずなので、一年足らずしか持たないにしても敗北は昭和20年に入ってからでは?
それにしても、B29の対艦戦術爆撃とは・・・・。
「目標、主砲砲戦距離4万!(佐藤大輔 著)」収録の
「悪魔のハンマー」を思い出す壮絶な光景ですね
(あの話で艦隊攻撃をするのは富嶽でしたが)。<また仮想戦記ネタかい(−−#)

ノルデン照準機で誘導爆弾を操作してたりして(^^)。
<誘導爆弾の技術はどこで?/そらあんた、降伏した戦艦ローマに降って来た奴が幸いにも不発やったさかい(後略)

>
> >凡龍さん
>  「空母戦記2」のプレイレポートを楽しく拝見させて頂いております。
>  これからもどんどん貴殿のプレイについて書き込んでいただき、掲示板を盛り上げていただければ幸いです。

私などの拙い文章でもお役に立てればこれに勝る喜びはありません(^^)。これからも頑張りたいと思いますので、ご声援またはお叱りのほどよろしくお願いします。

[82] おひさしぶりです☆ 投稿者:洛陽不覚 投稿日:2005/06/19(Sun) 21:14
 皆様、こんばんは。お久しぶりです。
「空母戦記2」の話題で盛り上がっていますね。楽しく拝見させて頂いております。
 当方、「空母戦記2」は発売と同時に購入したものの、仕事と自宅のPCのスペック上の問題(笑)にてほとんどプレイできておりません。
 むしろ、細切れの時間を利用して、同時に購入した「軍事情報データベース増補版」を読んでいることの方がトータルの時間では長かったります(笑)。
 これまで、海軍の艦船や作戦についての情報は「激ソロ」や「太平洋戦記2」でいろいろ知識を得ることができました。
 しかし今回、このデータベースを読んで陸軍関係の陸戦兵器や作戦や師団編成などの知識を得ることができ、大変勉強になりました。
 先日の旧日本兵生き残りのニュースの時など、「第30師団ってどういう師団だったんだろう?」とデータベースを検索したりもしました(笑)。

>KOKI2600さん
 私も未だに「太平洋戦記2」をプレイしています。
 しばらくプレイしていた「マリアナ沖海戦後のキャンペーン」では、1944年1月をもって工業力低下のために無条件降伏という結果になりました。
 再建した機動部隊は、本土に接近してきた米機動部隊の迎撃に失敗、さらにB29の戦術爆撃(?)にて壊滅。
 哨戒・索敵すら不十分な戦況で横須賀に米軍の強襲上陸を受けて集結していた残存艦を喪失(信濃、雲龍、天城など大型艦も多数沈没)。
 さらに名古屋にM4戦車1個師団相当が侵攻、本土の守備隊がほとんどいない状況だったため、名古屋を占領されました。
(後に中国戦線から帰還した攻撃部隊4個師団と戦車2個連隊にて本土から米軍を駆逐するものの、民度、工業力は大幅に低下。)
 ホロムシロ、サイパン、マーカスから飛来するB29の迎撃も十分に行えなくなり、1944年1月18日、大日本帝国は連合国に降伏しました。
 う〜ん、中国とは講和したし、ビルマ戦線は十分持ちこたえられるだけの戦力を保持していたのですが、やはり「超空の要塞」には敵いませんでした‥‥。
 現在は「本土決戦」のシナリオでどこまで粘れるか挑戦中です。

>凡龍さん
 「空母戦記2」のプレイレポートを楽しく拝見させて頂いております。
 これからもどんどん貴殿のプレイについて書き込んでいただき、掲示板を盛り上げていただければ幸いです。

[81] Re:[80] 水戦あれこれ 投稿者:凡龍 投稿日:2005/06/18(Sat) 21:46
阿部様、丁寧なご説明をいつも有難うございます。

>実は水戦を強化すれば活路があると考えて強風改を提唱した訳じゃないんだ。
>確かに「この位の強化だったら可能かも知れない。」と言う意味で書いたのだがそれは逆に「強化したってせいぜいこの辺が限度」って意味でもある。

「むずい」と嘆く我々ユーザーへの救済策というより、飽くまでも純粋な思考実験ということですね。
○世からの転生とか、未来技術集団のタイムスリップとかのデウス・エキス・マキナを持ち出すのでもなければ、1940年代に於ける水上機の性能面でのブレイクスルーは難しいでしょうね。

>僕も水戦は好きだし「面白い航空機」だと思う。
>でもえてして「面白い航空機」が「役に立つ航空機」とは限らない。

確かに、進化の歴史に於いては兵器でも生物でも「面白くない」者が最終的な勝者になることが多いですね
(X号戦車vs.T34とか、アノマロカリスvs.ピカイアとか(^^;))。

>だいたい「2式水戦はカタパルト発進できなかった。」とする説もある。
>強風がカタパルト発進出来たか否かはどの資料にも載ってない。

ホントっぽい気もしてなんかイヤ(^^;)。
水戦の開発動機が、島嶼地域の拠点防衛用制空機の早期展開でしたからねえ。
その線で行くと、(2式の後継と言うべき)強風が母艦運用を端から考慮してなかったとしても不思議じゃないかも(だからあれだけの重戦闘機になったのか?)・・・。

>カタパルトは大変便利な物だが発進間隔が長いと言う欠点もあるのだ。

現代のカタパルト(蒸気圧式、将来は電磁軌条加速式)でも基本的に同じなのでしょうか?
だとすれば、80年代の米軍がカタパルト付きの空母を山ほど持っていたにも拘らずV/STOL母艦機能を持つ強襲揚陸艦の整備にも力を注いだ理由の一端はそこに在りそうですね(あと、カタパルト付き空母を全廃する予定が無いにも拘らずJSFを艦載機として採用する予定なのも)。

>丸スペシャル「水上機母艦」33頁では千歳型の発進間隔を6分(計画値)としている。
>これでは4基も必要な訳だ。
>搭載機24機なんだからカタパルト4基使っても36分かかる。
>とてつもなく時間的ロスが大きい。

こ、これでわ、水戦でのエアカバー展開なんて黎明発艦の時くらいにしか・・・(゚o゚;)。

>だがそうなると搭載機22機でカタパルト2基の伊勢型航空戦艦は?
>66分もかかるのか?
>ゲームでは4機までの編隊しか出せないのか?

嗚呼、やはり伊勢級は巷説通りの駄メカなのでせうか(;o;)?

>ところが丸スペシャル「戦艦伊勢」43頁には伊勢型の発進間隔を30秒としている。
>これであれば空母とさして変わらない。

ああよかった、これなら何とか実用になりそう(^^)。でも、どんなトリックを使って(ゲタ履きの)艦載機をそんなハイペースで発艦させていたのでしょうか?
メインフロートに分離式のドーリーを装着して後部デッキを滑走させてとか(^^;)(合成風力とか、色々問題がありそうですが)。

>本来は「空母と水上機母艦では航空機運用能力が格段に違う事」を申し添えて置きたい。

それ故、ゲタ履き(水上機)はピンヒール(空母艦載機)にお株を奪われていったのでしょうね(−−)。
私が[78]で述べた構想(妄想?)
>「神州丸のようなドック式のゲートにタキシングで誘導し、
>『八八艦隊物語』に於ける雲龍のようにスリップウェイで艦内に引き入れる。」
の逆、
「スリップウェイからエンジン全開で海面に滑り降り、そのまま滑走する」(『八八艦隊物語』の瀑龍発進シークェンスそのままですが(^^;))
ならどうだったのでしょうか?
・・・海が少しでも荒れていたら発艦不能(高速機ほど危険が大きい)なのでやはり没ですかね。

>「東南アジアでは飛行場設営が困難だから是非とも滑走路のいらないジェット水戦を」と言うコンセプトで大戦末期から英国が開発した機体である。

肌の色が違っても同じホモ・サピエンス種、考えることは同じですね(^_^)。
米国もジェット水戦を開発してましたね。

>(空母戦記2だと(中略)と考えるのも楽しくゲームとつきあう方策であろう。)

GS社の作品群は「史実に忠実」と言う定評が(良くも悪くも)定着していますが、「史実に忠実」イコール「史実に拘泥」ではないという事はあまり知られていないようで、一ユーザーとして残念です。

ゲーム性を重視しての設定やデータの変更があっても、それについて杓子定規に批判するのではなく、史実のニッチを突くIFの解釈をして楽しむ余裕があってこそ戦史文献を読む時間を割いてでもゲームをする意味が出てくるという事でしょうね(IFを持ち込むことで荒唐無稽にならないためにはまず可能な限り史実に即した内容にすることが前提でしょうが)。

長文失礼いたしました。今後より一層のご精励を期待しております。

[80] 水戦あれこれ 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/06/18(Sat) 17:25
う〜ん、困ったな。
実は水戦を強化すれば活路があると考えて強風改を提唱した訳じゃないんだ。
確かに「この位の強化だったら可能かも知れない。」と言う意味で書いたのだがそれは逆に「強化したってせいぜいこの辺が限度」って意味でもある。
僕も水戦は好きだし「面白い航空機」だと思う。
でもえてして「面白い航空機」が「役に立つ航空機」とは限らない。
ゲームではかなり役立つ水戦だが実際にはそうでもなかった。
第2次大戦中、水戦を艦船に搭載し運用させた例は日本海軍以外だとイタリア海軍位しかないが...
だいたい「2式水戦はカタパルト発進できなかった。」とする説もある。
なお強風がカタパルト発進出来たか否かはどの資料にも載ってない。
なにしろ制式化された1943年12月の時点じゃ水上機母艦4隻のうち瑞穂と日進は既に戦没し千歳と千代田は空母へ改装されちゃってるから強風のカタパルト発進なんて考えても意味がないのだ。
伊勢型航空戦艦の搭載機は既に彗星21型に決定(後に瑞雲へ変更)されてるしね。
さて水上機とカタパルトの関係だが...
果たしてカタパルトはどれ位の間隔で航空機を射出できる物なのだろうか?
合成風力によって空母から艦上機が発進する時の間隔は約10秒(戦史叢書「ミッドウェー」348頁参照)である。
またカタパルトを使用した場合、空母の発進間隔は30秒から1分になる。
ただし全機がカタパルトで発進する訳ではない。
だとしたら60機の編隊を空母から発進させるのに30分以上かかっちゃうからね。
(カタパルトは大変便利な物だが発進間隔が長いと言う欠点もあるのだ。)
大戦末期の米空母では航空機発進の40%(世界の艦船451号109頁参照)がカタパルト発進であった。
つまり待機している航空機のうち前部に駐機してある機体はカタパルト発進し残りは自力発進するのだ。
まあ考えてみても飛行甲板の最後列に駐機してある航空機を飛行甲板最前部に装備してあるカタパルトまで移動させるのは難儀だからね。
米軍だって前の方に駐機しているのは艦戦、後ろの方は艦爆、艦攻だ。
ちなみに雷装時のTBFが風速15mで要する滑走距離は150m(世界の艦船451号109頁参照)、風速12mでは172m(世界の傑作機)である。
だから飛行甲板長246mのヨークタウン型であれば自力発進でも36機位のTBF(4列駐機を想定)を発進させられるであろう。
一方、水上艦のカタパルトはどうであろうか?
なぜ日本の水上機母艦は4基ものカタパルトを装備しているのであろうか?
やはり水上艦のカタパルトは射出間隔が長いのだろうか?
丸スペシャル「水上機母艦」33頁では千歳型の発進間隔を6分(計画値)としている。
これでは4基も必要な訳だ。
搭載機24機なんだからカタパルト4基使っても36分かかる。
とてつもなく時間的ロスが大きい。
よって当初はデザインするにあたり艦型データにカタパルト基数と言うデータを持たせ発進できる編隊の上限をカタパルト基数×2までにすると言う事も考えた。
だがそうなると搭載機22機でカタパルト2基の伊勢型航空戦艦は?
66分もかかるのか?
ゲームでは4機までの編隊しか出せないのか?
ところが丸スペシャル「戦艦伊勢」43頁には伊勢型の発進間隔を30秒としている。
これであれば空母とさして変わらない。
水上艦のカタパルトで大編隊の運用が可能か否かを考えると発進間隔30秒と6分では雲泥の差だ。
とりあえず伊勢型の30秒を基準としてゲーム化し水上艦のカタパルト基数制限を設けなかったので「空母戦記2では水戦が随分活躍できるぞ!」となったのであり本来は「空母と水上機母艦では航空機運用能力が格段に違う事」を申し添えて置きたい。

さて水戦の行末だが1947年7月16日、史上初のジェット水戦SR・A1(ソーンダース・ロー)が初飛行した。
「東南アジアでは飛行場設営が困難だから是非とも滑走路のいらないジェット水戦を」と言うコンセプトで大戦末期から英国が開発した機体である。
大戦には間に合わなかったけどね。
全幅13.8m、全長15m、総重量7.3t、速力830km/h、20mm機銃4門
はたしてこの数値を高いと見るか低いと見るか...
人それぞれである。

(空母戦記2だとカタパルト装備艦であればどれにでも紫雲が搭載できる。搭載するしないはプレイヤーの自由だ。「史実に忠実なプレイ」を望むのであればやたらと紫雲は量産しない方が良いかも知れない。でも「2式1号10型射出機を装備した大淀しか紫雲を搭載できない」と決めつけず「もうちょっと小型で高性能の射出機開発に成功したのだ。それに紫雲も改良され少々、短い射出機でも発進できる様になったのだ。」と考えるのも楽しくゲームとつきあう方策であろう。)

[79] Re:[76] [74] 使える飛行機 (Re:[70] My Dear Lady.) 投稿者:OJI3 投稿日:2005/06/18(Sat) 02:39
阿部さま、皆様、コメントどうもありがとうございます。
解説書のデータを見ると、水上機は日本軍が優位に立っている数少ないジャンルのひとつです。
阿部さまのコメントを読んでいると、強い水戦というのは、当時本気で開発を目指しておれば、
何とかなっていた可能性も高そうに思えてきました。
データ変更機能でこのような可能性を追求できるシステムは、興味深くて楽しいですね。

で、ゲーム中の水戦ですが、私の場合、ほぼ唯一の使用目的は、
空母からの攻撃隊発進時に一時的に手薄になる直掩の補助です。
キャンペーンではとにかく搭乗員不足になりますので、水上機はそのための必要最小限の使用で、
思い入れはともかく、通常は零戦を使ってしまいます。

凡龍さま>戦艦に空母機能を追加する場合

水上機に本格的な防空は荷が重そうですが、前衛の防空に充てるというのは、面白そうですね。
付近に来る偵察機は追い払えるし、水上機とはいえ戦闘機がいる以上、攻撃隊に前衛を無視して本隊を探す余裕はなくなるでしょう。(ゲームでは無視できちゃいますが)

#マリアナほど差がついていたら前衛も本隊も同時に食われてしまいますが…

[78] 水上機と母艦についての徒然ばなし 投稿者:凡龍 投稿日:2005/06/17(Fri) 19:32
>>ホルテン様
水上機への愛に溢れる投稿、楽しく拝見させていただきました。

>強風のような水戦は活躍の場があったと

今は昔の「紺碧の艦隊」シリーズは、まさにそういう視点に立ってましたね。

>引込装置もないので、意外にも機体は軽量化できるし、故障が少ないという

・・・紫雲はその逆を行って失敗しましたよね(T_T)。
ただ、フロート式水上機には、荒天時の着水をどうするか、着水した機体を速やかに回収するにはどうするか、と言った問題が生じますね。
実在した水上機母艦の多くは、着水した機体をいちいちクレーンで吊り上げてましたから、もっと効率の良い方法を考えなくてはいけないようです。
「神州丸のようなドック式のゲートにタキシングで誘導し、
『八八艦隊物語』に於ける雲龍のようにスリップウェイで艦内に引き入れる。」
と言った仕掛けも面白いでしょうね(発艦時にも使えそうだ)。

>海に囲まれた日本にとっては、もっと精力的に開発するべき分野だったのではないでしょうか。飛行艇については、お見事!ですね。

戦後の日本航空機産業復興の鍵ともなり得たでしょうね(もう手遅れですが(哭)・・・)。

>>OJI3様

>航空巡や航空戦艦などは、水上機の運用とセットで、面白く使えますね。

史実では、伊勢&日向は攻撃機である彗星や瑞雲の母艦として改装されました。AF作戦の失敗で空母不足に直面した帝國海軍が洋上航空兵力の再建に臨んだ際に脳裏を占めていたのは、多分在りし日の圧倒的攻撃力の再現だけだったのかもしれません。

どうせ守勢に立たされるなら、元々攻撃力のある戦艦に空母機能を追加する場合(後知恵のそしりを承知で言うなら)戦闘機を載せるべきだったと言うのは素人でもわかりそうなことです。空母部隊の防空艦としても、自分で敵空母から身を護りうる前衛兵力としても、最悪(エンガノ岬沖のような)捨て駒覚悟の陽動としても、はるかに使いでのある船になり得たはずです。戦艦や重巡の改装計画を実施した造船技官で船に愛着のある人なら、そう考えた方も決して少なくないと思います。

短期決戦構想が破綻したのに戦争遂行方針を転換し切れなかった軍部の無定見の犠牲になったともいえる悲運のアイデア艦伊勢&日向姉妹も、OJI3様(他にもいらっしゃるでしょうか)の名采配を靖国で喜んでおられるかも知れませんね
(「:_^)。

文体が毎回コロコロと変わって読み辛く、申し訳ありません。

[77] 強風改の可能性について 投稿者:ホルテン 投稿日:2005/06/17(Fri) 02:13
大戦前のスピード競技では水上機が大活躍している事は皆さんご存じかと思います。引込脚の登場で大戦中の水上機は鈍速というイメージだけど、強風のような水戦は活躍の場があったと思うのは私だけでしょうか。

滑走路は無限大なので艦載機のような大がかりな高揚力装置は要らないし引込装置もないので、意外にも機体は軽量化できるし、故障が少ないというメリットがあります。フロートは燃料タンクとして使えるので、主翼内タンクより被弾時のダメージが少なく火災も発生しにくいと思われます。これは私の予想です。詳しい方は教えて下さい。

飛行場や空母がなくても戦えるのですから、上手く利用すれば、戦略的価値は大きかったと思うのです。物資も少なく生産能力も米国に劣り、海に囲まれた日本にとっては、もっと精力的に開発するべき分野だったのではないでしょうか。飛行艇については、お見事!ですね。


> 零戦21型(518km/h)と2式水戦(435km/h)を比較し「フロート付による速力低下」> を紫電に当てはめてみたらどうだろう?
> 518−435=83
> 583−83=500

水戦が必要だったとか言っておいてなんですが、阿部様の怪しげな理由付けにツッコミ入れちゃいます(笑)
「フロート付による速力低下」は、絶対値ではなく、割合じゃないかなぁ・・・
435÷518=0.84
583×0.84=490
という事で、490km/hになってしまいました(^^;

でも、精力的な開発をしていれば、500km/hを超える水戦は存在したと思います。強風、空母戦記2で活躍させてみたいですね。
[76] Re:[74] 使える飛行機 (Re:[70] My Dear Lady.) 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/06/16(Thu) 19:29
> 史実では改装の効果がいまひとつだった(?)航空巡や航空戦艦が、このゲームではなかなか良い感じで楽しめます。

なるほど。
でも水戦は「強風」が開発のどん詰まりってのが悔しいよね。
もう少し強い水戦を作る事はできないかな?
(「そんな物が作れるならもっと強い艦戦が作れたろう!」ってツッコミは無しね。)
それでは想像力を働かして「強風改」をちょっと考えてみよう。
まず考えられるのは出力の強化だ。
強風の火星1460馬力と同じ発動機を装備した戦闘機で出力強化した例は何か無いかな?
あった。
雷電の試作機がこれと同じ物を装備して577km/hを発揮してる。
そして量産型の11型では水メタノール型噴射機をつけ1800馬力に強化され速度は615km/hに向上した。
38km/hの差だ。
雷電で換装できたんだから強風だって...
482km/hの強風が38km/hアップすれば520km/hになる。
とすればゲーム上の速力で+1の向上だ。
火力強化したらどうなのかな?
雷電11型の武装は強風と同じ20mm機銃2門+7.7mm機銃2門だったが21型では20mm機銃4門に強化された反面、速度は587km/hに低下している。
よって20mm機銃4門(固定銃火力16)の強風改をデータ化した場合、速力は492km/hで+1の向上は見込めない...
う〜ん、惜しいな。
あとたった8km/hなのに。
そうだ。
紫電は強風を改造して開発したんだから強風に紫電と同じ誉2000馬力エンジンを装備するってのはどうかな?。
果たして強風のエンジンを火星1460馬力から誉2000馬力に換装したらどれだけの性能向上が見込めるんだろう?
なお紫電は583km/hだがフロート付の強風と引込脚の紫電では空気抵抗がベラボーに違うし機体重量は20mm機銃を4門装備した紫電の方が400kgも重くなってるから単純に比較できない。
火星1460馬力を装備した紫電の試作機でも存在すれば量産型の誉装備機と比較して差が判るのだがそんな機体は見あたらない。
困ったな...
そうだ。
零戦21型(518km/h)と2式水戦(435km/h)を比較し「フロート付による速力低下」を紫電に当てはめてみたらどうだろう?
518−435=83
583−83=500
やった、なんとか500km/hになったぞ。
こうして妄想世界に浸っているとなんだか凄く怪しげだが火力16で速力が+1された強風改がゲームに登場しても理不尽でない気がしてくる。
やはり怪しげであっても理由付けは必要だ。

もしも「強い水戦」が必要であればデータ変更機能を使用し「16ステージあたりに登場する瑞雲か何か使用しそうもない航空機」を「強風改」に変更する事をお勧めする。
なおこの場合、ミニGRPを強風と同じ37にしておけばプレイ上の違和感はない。

[75] 迫りくる者の影 投稿者:凡龍 投稿日:2005/06/16(Thu) 19:24
―「1年か2年は存分に暴れてご覧入れましょう。
   しかし、その後の事は保障いたしかねます。」―
                    山本五十六

キャンペーン7thステージを迎えました。
南太平洋攻略作戦
―作戦名「海鳴(今命名しました(^^;))」
は、5thステージのガ島撤退で頓挫、敵艦隊の誘出撃滅を狙った艦隊派遣も目的未遂行で帰投(6th)、徒に航空機搭乗員の損失を強いる結果となりました。

6thステージ終了時の日米の前線に於ける空母戦力比は7:3。これだけ見れば我が軍有利♪

しかし!1942年12月には、みんなが知ってる、奴が、ヤツが就役しているのだ!!

・・・そう、1ヶ月に1隻とも噂される恐るべきペースで造船工廠から生まれ出る、

12門にも及ぶ12.7cm両用砲と102機に達する搭載能力と真っ赤っ赤になっても沈まない恐るべきダメージコントロール能力を誇る、

1隻現れるごとに、キャンペーンプレイのタイムリミットが1ステージ縮まり、プレイヤーの寿命も一日縮まると言われる(^^;)、
   ――恐怖空母「エセックス」(゚∇゚;)が!!!

迎えるこちらは、空母はあれど飛行機は足りず、搭乗員はさらに足りずと言うジリ貧モード(T_T)・・・・。

♪でっでっで〜で、でっでっで〜で、
  でっでっで〜で、でっでっで〜で
   ちゃらら〜〜ん、ちゃらら〜〜ん(リピート)
           ―ガ○ダムの「あの」BGM―

・・・・・・・・・我は、生き延びることができるか

[74] 使える飛行機 (Re:[70] My Dear Lady.) 投稿者:OJI3 投稿日:2005/06/16(Thu) 02:21
キャンペーンもショートシナリオも、とにかくクリアを目指して無茶な作戦ばかり考えていましたが、
空母戦記2では水上機がいろいろな目的に使えて、かなり面白い存在になっています。
悪質な作戦はともかく、まともに使えるのが2式水戦。
朝イチの飛行場攻撃は空母から全力で行いたいので、
夜明けの直掩を水上機母艦や航空巡から2式水戦で行います。
さすがに対戦闘機は無理がありますが、偵察機を攻撃するだけなら、なんと零戦とほとんど同じ能力を持っています。
ひいきの艦、というわけではないですが、航空巡や航空戦艦などは、水上機の運用とセットで、面白く使えますね。
史実では改装の効果がいまひとつだった(?)航空巡や航空戦艦が、このゲームではなかなか良い感じで楽しめます。
(マッチョするなら改装の効果は微妙ですけど…)

[73] Re:[72] [70] My Dear Lady. 投稿者:凡龍 投稿日:2005/06/15(Wed) 19:45
> 僕としてはやはり赤城です。

>プラモ派様
早速お返事有難うございます。

> 今度は赤城、加賀の2隻を3段飛行甲板の原型としキャンペーンに再チャレンジするつもりです。
> 対空火力や搭載機数は減るものの待機機数は増えるので攻撃力は強化されるはずです。

待機甲板の広さも空母の攻撃力を大きく左右しますからね。

> 60機の攻撃隊と20糎砲で敵を蹴散らす予定です。

しかし、艦載機だけでなく20糎砲で攻撃とは・・・、
やる気満々ですね(^^;。
ここの過去ログにも出てましたおおのやすゆき氏の漫画を思い出します。近接砲戦→移乗白兵戦でサラトガと決闘ですかあ!?

> 初めて3段飛行甲板を見たのはガミラス空母ですが実在すると知った時は驚きでした。

私もアレには驚きました。
初期の赤城&加賀がモデルであろう事は明らかなのですが、
「これ使おう!」
って最初に言い出したのは誰なのでしょう?
  @当時プロデューサーのN氏
  A(一応)原作者のM先生
  BメカデザイナーのKさん
  C脚本(シリーズ構成)のF氏 

Final Answer? 
        ―って、私にもわからんですが(^^;。  

[72] Re:[70] My Dear Lady. 投稿者:プラモ派 投稿日:2005/06/15(Wed) 07:07
なんとか頑張ってキャンペーンを進めてきましたが第18ステージにいたり遂に敗北を迎えました。
慚愧に耐えません。
敗因はやはり戦闘機搭乗員の不足でしょうか?

> そこで、皆様のごひいきの艦(使えるか否かは別で)がございましたら、どこが好きかといったことやゲーム中での思い出等とも併せて教えていただけないでしょうか?

僕としてはやはり赤城です。
今度は赤城、加賀の2隻を3段飛行甲板の原型としキャンペーンに再チャレンジするつもりです。
対空火力や搭載機数は減るものの待機機数は増えるので攻撃力は強化されるはずです。
60機の攻撃隊と20糎砲で敵を蹴散らす予定です。
初めて3段飛行甲板を見たのはガミラス空母ですが実在すると知った時は驚きでした。

[71] 恥ずかしながら。 投稿者:KOKI2600 投稿日:2005/06/14(Tue) 22:11
今だ、「太平洋戦記2」をプレー中です。
何とかキャンペーンが終わるまではとやってますが、ソ連軍の抵抗がきついです。
整備兵をハワイ周辺に集中させてしまい、思うように対ソ連での航空作戦ができません。
もう少し時間がかかるかも知れませんが、終了しだい「空母戦記2」にかかります。
前回「空母戦記」ではハワイまでついに攻略できませんでしたので今回はがんばります。

せっかく「空母戦記2」で盛り上がっているところを失礼いたしました。

[70] My Dear Lady. 投稿者:凡龍 投稿日:2005/06/14(Tue) 21:15
>キャンペーン3回目挑戦にして、第8ステージにてノンリロードクリア達成しました。

忍者さま、おめでとうございます。
私などは、まだ1stプレイが終わってません(T_T;。
いちいち記録を取ってる所為で通常の3倍(笑)は時間が掛かってしまいます。

さて、キャンペーンやフリーセットシナリオをやりこんでおられる皆様にあらせられては、一通り全ての登場艦船をお使いになられた方も多いと思います。
そこで、皆様のごひいきの艦(使えるか否かは別で)がございましたら、どこが好きかといったことやゲーム中での思い出等とも併せて教えていただけないでしょうか?
「空母戦記2」だけでなく、GS社の作品に登場した艦船なら何でも結構です。
ごく気軽な四方山話としてふるってご参加頂ければ幸いです。よろしくお願いします(^_^)。

[69] Re:[68] ノンリロードクリア! 投稿者:OJI3 投稿日:2005/06/14(Tue) 20:49
忍者さま> 今までクリアされた方達も多分同じような戦い方をされているのでは?と思います。

そうですね、おそらく、ノンリロード8ステージクリアの近道は、ひとつしかないように思います。
普通にキャンペーンをしていると、米軍の侵攻を受けた場合に、(コンピュータは狙ってやっているのではないのだろうけど)
あっさりと侵攻を許してしまって、はたと気づきました。

で、正攻法でのクリアですが、単純な航空戦だけではつらいようです。
[64]でうらマッハさまが書かれたように、砲撃で護衛艦を削るなどする工夫が要りそうです。

#マッチョ艦隊というほどではないですが、最初に珊瑚海を日本でプレイしたとき、
#夜明け前に敵艦隊と遭遇、砲戦でこちらは空母使用不能、夜明けと共に連続空襲でほぼ全滅
#ということがありました。(泣)

[68] ノンリロードクリア! 投稿者:忍者 投稿日:2005/06/14(Tue) 19:44
>発売より一月経ちました。全国の戦友の皆様の戦況は如何で御座いましょうか?

キャンペーン3回目挑戦にして、第8ステージにてノンリロードクリア達成しました。
大型艦の沈没も、加賀、日向のみと軽微でした。

トライ1回目、2回目はリロードの嵐で、なんとかハワイ占領まで行きつつ、自分の戦術を確立し、今回クリアできました。

戦術ですが、全くの外道戦術。空母機動部隊らしからぬ戦い方です。
空母戦記を楽しんだ戦い方とは言えませんが、大勝利を目指すなら一番の近道だと思います。
今までクリアされた方達も多分同じような戦い方をされているのでは?と思います。
次回は、空母機動部隊らしい戦術でトライしたいと思います。

最後に、鋼鉄の騎士の時に企画されたNRCトーナメントがあったら面白いかもしれません。

[67] 発言削除のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/06/14(Tue) 15:33
> 以下に完成版(^^;)を記しますので、[65]の削除をお手数ですがお願いします。

投稿者依頼により発言[65]を削除いたしました。
[66] 開戦一ヶ月(完全版!?) 投稿者:凡龍 投稿日:2005/06/14(Tue) 01:00
連続で失礼します(−−;)。
[65]が入力ミスにより書きかけのまま送信されてしまったようです。
申し訳ありません。
以下に完成版(^^;)を記しますので、[65]の削除をお手数ですがお願いします。

「空母戦記2」開戦<発売
より一月経ちました。全国の戦友の皆様の戦況は如何で御座いましょうか?
一月目という節目を機にもっともっと戦意高揚を図るべく、私も色々と投稿していく所存です。
<「荒らし」にならない様には自重するつもりですが(^^)

>>うらマッハ様
>誘爆起こしてやるとかなりうれしいです。

プレイヤーの采配と強運でもって、敵の巨艦に誘爆を起こすのがGS社の海戦ゲームの醍醐味の一つですからね(^^)。
私は「激闘!ソロモン海戦史(MS−DOS版)」が
GS作品との出会いでありましたが、
激しい砲火の耐え難きを耐えて放つ酸素魚雷が、一発当たるだけでも敵の大型艦を真っ赤っかに染めていく、
この瞬間を見るだけで「ああ、このゲームを買ってよかった」としみじみ思ったものです(遠い目)。
この場面のサウンドもまたいいものでした(^^;。
FM音源で爆竹の炸裂に似た効果音が鳴る、音だけなら当時でもローテクな感じが否めないものでしたが、
効果判定シークェンスが極めてスムーズなのでそれに合わせて
「パンパンパンパンパン〜〜〜!!!」と鳴り響く様は、
「まさに誘爆!!!」と言うべき壮烈さ(アトランタ級の誘爆の派手っぷりは皆様のほうが良くご存知だと思います)。

諸々の事情でPCから離れていた時期でも、
GS製海戦ゲームだけに為し得るこのカタルシスはしっかりと私の胸に刻まれ続けていました。
こうしてこの場を借りて拙文を打たせていただけるのもそのおかげと改めて思います。

>GSスタッフの皆様。
どうか一日でもお早い完全復帰をお祈り申し上げます。
そして「空母戦記2」の艤装完了<完全アップデート
と新造艦竣工<新作リリース
にむけてがんばってください。
非力ながら応援させていただきます。
[64] 空母戦記2、面白いです 投稿者:うらマッハ 投稿日:2005/06/13(Mon) 21:57
空母戦記2のキャンペーン、プレイしてます。僕はGSさんのゲームは太平洋戦記2しか知らなかったのですが、新作の空母戦記2は想像以上に面白かったです。

それにしても、GSさんのプログラマーさんは、たったひとりでがんばってたんですね。僕はゲームクリエイター志望の大学生でプログラミングを勉強中ですが、空母戦記2や太平洋戦記2のような規模のソフトを一人で組むのは重労働だと想像できます。
僕は、限られた人材と限られた時間で、優れた作品を作ることができるGSさんを尊敬しています。

で、プレイ報告です。いまキャンペーンの11ステージが終わったところです。ニュー・カレドニアで防衛してます。
ようやく彗星でアウトレンジ攻撃ができました。待機甲板に爆装機をたっぷり積んだエセツクス級を一隻沈めました。誘爆起こしてやるとかなりうれしいです。

僕がとる戦法は結構セコイやりかたばっかりです。敵飛行場だけを標的に侵攻し、飛行場を壊滅させた後は敵艦隊に見つかる前に逃げるとか。
直奄戦闘機だけをたっぷり積んだ空母と、手持ちの戦艦すべてと、重巡多数、秋月型や改型駆逐艦、で構成した“マッチョ?”艦隊で敵艦隊を水上戦でいじめたりしています。
後は、潜水艦の群れで空母を襲ったりです。

特に“マッチョ?”艦隊で、かなりの戦果が上がりました。エセックス級だけで8隻ほど沈めています。エセックス級、爆撃だとかなりしぶといですけど、砲撃だと割とアッサリ機関部を破壊できます。
どうやら、CPU側はこちらの艦隊の戦力を参照して爆撃するかを決めてるようで、直奄機が沢山いて高射砲が200門ほどある我が“マッチョ?”艦隊には爆撃や雷撃をしてこないんです。
我が“マッチョ?”艦隊に危害をもたらすことができるのは、潜水艦か護衛の戦艦だけです。一応潜水艦対策として、爆雷数の多い駆逐艦を各エリアに二隻ずつ配置し、低高度に直奄機を出しているので、潜水艦による被害は少ないです。護衛の敵戦艦は大抵一隻しかいないので、こちらの戦艦が一隻損傷する程度ですんでいます。もちろん、その敵戦艦も同時に飛んできたこちらの40センチ砲弾で損傷し、その後の36センチ砲弾で大破か沈没の運命です。

潜水艦の群れによる攻撃は、うまくいけば一隻くらい空母を沈めることができるんですが、こちらも潜水艦が何隻が沈むし、場合によっては空母を損傷させるだけに終わることもあるので、この戦法を今後とも使うかどうか検討中です。

> 皆さんの殊勲艦はどの艦ですか?

どの艦がどれだけ敵艦をやっつけたかは、あんまり覚えてないです。
なぜかいつも損傷する艦とか、いつも取り逃がす敵艦とかはいます。
僕のいつも損傷する「不運艦」は戦艦の金剛です。敵潜水艦の第二次雷撃に当たったり、敵戦艦の砲弾をよく弾薬庫にくらってひどい目にあってます。で、ドック送りになり、復帰してすぐに戦闘が発生し損傷、またドック送りだったりします。まあ、沈まないので「幸運艦」なのかも知れません。
いつも取り逃がす「幸運艦」は空母レンジャーです。毎回戦闘で潜水艦で発見するんですが、一発も魚雷が当たってくれません。“マッチョ?”艦隊でも捕まえたことがありません。そのうち、。“マッチョ?”艦隊でひねりつぶしてやります。

[63] 深く静かに忍耐せよ 投稿者:凡龍 投稿日:2005/06/12(Sun) 10:03
>>プラモ派様
私もキャンペーンでは潜水艦隊の戦果が捗々しくないようですのであまり気になさらずに(^^)。
足が遅く打たれ弱い潜水艦は、今作では最も使いこなすのが難しいユニットといえるでしょう(核動力が実用化されてなかったら潜水艦はWWU戦後すぐに絶滅していたかもしれませんね)。
敵艦隊の進路を正確に予測してまとまった数でじっと待ち伏せし、味方主力(特に空母機動部隊)に敵の情報を伝えると共に呼応して飽和攻撃するのが理想的なのですが、うまくいきませんね。

[60]で触れました「ガ島防衛転じて撤退戦」では、狭い水路の多いソロモンの地の利を活かして群狼戦術をもくろみましたが見事に失敗、遊兵と化した我がwolfpackは戦わずして負け犬に(ToT)。

失敗の原因その1:二兎を追うもの一兎をも得ず
敵艦隊を討ち且つガ島を護るつもりで潜水艦隊を夜明けまでに前進させたら機動部隊の支援を受けられない海域で敵と遭遇、損害を恐れて手をこまねいている内にすり抜けられてしまいました。ガ島は諦めるつもりでツラギ沖で待ち構えておくべきでした。

失敗の原因そにょ2:兵は巧緻より拙速を尊ぶべし
1でも述べましたが、機動部隊との連携に拘泥して潜水艦隊単独での攻撃に踏み切れなかったことも問題でしょう。
確かに潜水艦だけでは空母を取り巻く駆逐艦どもに返り討ちにされる公算が大きいのですが、空母に少しでもダメージを与える可能性があるなら攻撃するべきだったとは言えますね(キャンペーンでは何時戦力を景気良く使い切るかの判断が難しいですが)。

いずれにしても潜水艦を使うには、「チャンスが来たら迷わず攻撃、そのためにこそ待ち続ける」を肝に銘じておく必要がありそうです(なんでもそうですが)。

[62] Midway 投稿者:未婚の父 投稿日:2005/06/12(Sun) 04:07
 ミッドウェー海戦1に挑戦してみました。

 空母4を含む日本軍機動部隊がミッドウェー島に向かっているとの情報を得た我がアメリカ軍は、第16機動部隊、第17機動部隊をミッドウェー島に送った。

 早朝、潜水艦グルーパーから入電「敵艦隊発見!」もっともあまりに多勢の敵に、グルーパーは攻撃を断念。

 ミッドウェー島から索敵に出撃したカタリナからも入電「敵艦隊発見!」ただちにミッドウェー島から、F4F、SBD、SB2Uからなる攻撃隊が出撃。敵空母1中破。
 だがその直後、ミッドウェー島は敵の急降下爆撃にあい、飛行場壊滅。敵接触中のカタリナも全滅。
 敵の凡その位置は判明している。こんどは水偵が接触を開始。続いて、我がヨークタウン、エンタープライズ、ホーネットから、F4F、SBDからなる攻撃隊が出撃。敵空母2撃沈、1大破、1中破の大戦果。
 だがその直後、ヨークタウンに敵雷撃部隊が襲い掛かった。魚雷3被弾。なれどヨークタウンの飛行機離発着機能は健在。

 エアカバー能力を失った日本軍に対し、我が軍は車掛かりの連続攻撃を行う。結局、夕刻に日本軍が逃走するまでに、空母4、巡洋艦3、駆逐艦3を失った。
 対する我が軍も、ヨークタウン中破、ホーネット小破。エンタープライスは無傷。あのBig Eの伝説は健在であった。

[61] Re:[60] [59] トラトラトラ 投稿者:プラモ派 投稿日:2005/06/11(Sat) 18:34
とりあえず朝寝から目覚め昼食を喰らいキャンペーンを2ステージ進めたプラモ派です。
ホントは4ステージ進んだはずなんですがリセットの誘惑にかられ幻のステージとなりました。

> ただこの文章だけでは「殊勲艦」と言うより「幸運艦」と取れるのですが、プラモ派様の赤城はどんな戦果を挙げられたのでしょうか?そちらも教えていただければと思います。

赤城には常に48機の99式艦爆と18機の零戦が搭載され飛行場爆撃の先陣を務めます。
そしておりあらば敵空母も撃破します。
さすがにエセックス型が出てくると赤城の艦爆隊だけでは沈めるにはいたらず他の空母に搭載した艦攻がとどめを刺しますが。
凡龍様の伊15の如き名艦長に恵まれれば良いのですが当方の潜水艦艦長は揃いも揃ってヘタレ揃い。
いや、潜水艦作戦がうまく行かないのは単に私の采配が悪いからか?
いっこうに潜水艦による戦果があがりません。
艦爆主体で戦っておりますので彗星の登場が待ち遠しいです。

[60] Re:[59] トラトラトラ 投稿者:凡龍 投稿日:2005/06/11(Sat) 10:02
> 徹夜でキャンペーンに挑みフィジー諸島を陥落させました。
> 昼まで寝て再開する予定です。

お疲れ様でした、お体を壊さない程度にがんばってください。
私はS17年12月(5thステージ)にしてガ島撤退を余儀なくされました(ToT)。ガダルカナル島は日本軍・米軍いずれの側にとっても護り難いビミョ〜な位置と基地の規模なので、さっさとその先を攻略しておかないと史実どおりのグチャグチャな消耗戦になりそうです(−−)。

> わが艦隊の殊勲艦はなんといっても赤城ですね。
> なぜかいつも加賀が損害担当艦をあいつとめ損傷と修理を繰り返すのですが不思議と赤城には1発も命中しないのです。

史実における瑞鶴と翔鶴の関係、さらに言うならどこぞの錬金術師兄弟ですな(^^)、尤も赤城と加賀は姉妹艦ではありませんし、件の兄弟にしても豆、もとへ兄さんも常に傷だらけで戦い続けているのですが・・・。

ただこの文章だけでは「殊勲艦」と言うより「幸運艦」と取れるのですが、プラモ派様の赤城はどんな戦果を挙げられたのでしょうか?そちらも教えていただければと思います。

> 皆さんの殊勲艦はどの艦ですか?

私の場合は、ショートシナリオでは、『第2次ソロモン海戦』初プレイに於ける伊15です。単艦攻撃でワスプを撃沈という木梨鷹一艦長の様なことをやってのけてました([30]を参照の事)。
キャンペーンでは・・・正確な集計記録を取ってないので、なんとも(^^;。先の「ガ島防衛転じて撤退戦」では、阿部提督の護衛部隊がホーネットとワスプをソロモン海底の敷物にしてくれましたが、空母で空母を撃沈というのはまだですね<ヘタレ。

最近投稿が少なくなっているようでちょっと心配です(´`;)。皆さんよろしくお願いします。 

[59] トラトラトラ 投稿者:プラモ派 投稿日:2005/06/11(Sat) 07:11
徹夜でキャンペーンに挑みフィジー諸島を陥落させました。
昼まで寝て再開する予定です。
わが艦隊の殊勲艦はなんといっても赤城ですね。
なぜかいつも加賀が損害担当艦をあいつとめ損傷と修理を繰り返すのですが不思議と赤城には1発も命中しないのです。
皆さんの殊勲艦はどの艦ですか?

[58] Re:[57] [54] [52] 搭載機数について 投稿者:凡龍 投稿日:2005/06/08(Wed) 18:03
>>OJI3様
ご助言有難うございます。

> 本当に、ニューカレドニアは難しいです。何度もここで挫折しました。正規空母が3隻ないと苦しい気がします。
> (さらに軽空母か、なければ水上機母艦を動員する必要がありそうです)

う〜ん、やはり瑞鶴は帰さずに編入するべきでしたか。

> 私の場合、正規空母2隻には急降下爆撃隊を、もう1隻には直掩隊をメインに積み、
> 夜明けと同時に攻撃隊を繰り出して、一気に中央の2飛行場を撃破しています。

2正面攻撃で同時に基地を潰すわけですね。しかし、「小」基地といえども艦爆の損害がかなり出るようになってきてます(゜゜;。

> で、なぜか敵飛行場からの攻撃は雷撃が好きなようですので、

陸爆は艦載機より堅いので案外雷撃向きなのかも(日米共に)・・。

> 高高度には偵察機を撃破するための最低限の直掩(空母機はもったいないので2式水戦が便利)を起き、零戦は中高度で守っています。

「索敵機を壊滅させて雲隠れしつつ奇襲」なんて虫のいい手には頼るな、という訳ですね。
艦載機の補助に水上戦闘機
―『修羅の波濤』4巻を思い起こします(私もいつかはやろうと思ってはいましたが(^^))。

> これだけやっても、その後敵空母と交戦しつつヌーメアに近づかないといけないので、まだまだ大変なのですが。

・・・1ステージで3つ在る基地を潰し尚且つ3ステージ目にして鬼のように強い敵艦隊のCAPと対空砲火を相手取る・・・・。熟練パイロットを磨り潰すつもりでないと無理ですね(°°;。

> このステージをうまく切り抜けられるようになれば、キャンペーンのクリアが見えてくると思います。

敵はまだまだ強大に成っていきますからねえ(^^;。

現在、山口提督指揮下で再出撃中なので戦訓の完全導入は少し先になりそうですが、微力を尽くす所存であります。
本当に有難うございました。 

[57] Re:[54] [52] 搭載機数について 投稿者:OJI3 投稿日:2005/06/07(Tue) 23:20
お忙しいところ、ご教授どうもありがとうございます。
赤城と加賀の件、砲室がちょうど格納庫の拡張を邪魔する場所にあったのですか。
そうかもしれないなあと思いつつ、外見からは高さが違うような気もして、今までよくわかりませんでした。
それから、改装時の搭載機数の違いは、ゲームのコンセプトの違いだったのですね。なるほど、納得です。
どうもありがとうございました。

凡龍さま>ニューカレドニア島攻略失敗
本当に、ニューカレドニアは難しいです。何度もここで挫折しました。正規空母が3隻ないと苦しい気がします。
(さらに軽空母か、なければ水上機母艦を動員する必要がありそうです)
私の場合、正規空母2隻には急降下爆撃隊を、もう1隻には直掩隊をメインに積み、
夜明けと同時に攻撃隊を繰り出して、一気に中央の2飛行場を撃破しています。
で、なぜか敵飛行場からの攻撃は雷撃が好きなようですので、
高高度には偵察機を撃破するための最低限の直掩(空母機はもったいないので2式水戦が便利)を起き、零戦は中高度で守っています。
これだけやっても、その後敵空母と交戦しつつヌーメアに近づかないといけないので、まだまだ大変なのですが。
このステージをうまく切り抜けられるようになれば、キャンペーンのクリアが見えてくると思います。

[56] 歴史に学ばざるもの 投稿者:凡龍 投稿日:2005/06/07(Tue) 20:53
凡龍です。毎度おなじみ(好評or顰蹙の)リプレイをお送りします。

キャンペーン第3ステージ(設定変更無し。ただし護衛空母参戦)
作戦――ニューカレドニア島方面へ進攻
参加部隊―第1艦隊(空母は赤城、翔鶴(改)、瑞鳳が参加。瑞鶴と加賀は改装の為戦列より外す。)、潜水艦6隻
艦戦58、艦攻58、艦爆46、偵察機28、観測機12


01:00  1FTエスピリットサント島154海里に進出。潜水艦戦隊 エファテ北方184海里までの線とエファテ南方37海里の東西ラインに展開。1FT南進。伊174東進、伊169、伊168南東へ。
03:00  1FT東へ進路変更。
05:00  夜が明けたのに搭載機を甲板に出しておかなかった致命的ミス。やむなく1FT北西へ進路変更。敵索敵機に発見されるも攻撃は受けず。
06:00  1FT進路を北へ。直掩機瑞鳳より6機発艦。東南東〜南南東に索敵網。南東293海里に敵艦隊発見、イと命名。E.サント島へ攻撃隊を発進させる(翔鶴より零戦1699艦爆26、赤城より零戦6)。基地に多大な損害を与えたるものと認む。
07:00  1FTの進路東へ。瑞鶴より直掩機8機。東南東〜南に索敵機を送る。E.サント島へ第2次攻撃隊(赤城より零戦6 97艦攻22)。戦果ありと認むも不十分。
08:00  1FTの進路東北東へ。伊171、伊15はイに触接を図る。伊168、伊175は東西よりイに接近予定。伊168より報告「敵艦隊発見、之をロと命名。空母3巡洋艦4駆逐艦12」。退避を決定。ロは北北西に移動の模様。
直掩機発艦(瑞穂より零水観12機)。南〜東南東に索敵。
イを捕捉すれども詳細不明。低高度より敵編隊来襲(B25C36機)。瑞鳳小破。羽黒の索敵機1機航続距離不足により喪失。
09:00  1FTは進路そのまま、伊168、伊169、伊174は敵艦隊ロの捕捉を試みるものなり。伊171、伊175、伊15はイの捕捉に向かう。
伊15より報告「巡洋艦5駆逐艦7と確認、之より攻撃す」。戦果なし。
翔鶴より直掩機(零戦8)、南南東〜東南東に索敵、内2機をイの触接に当てる。ロを捕捉するも索敵機壊滅。    E.サントに攻撃隊(零戦9 99艦爆13)。羽黒の索敵機1機航続距離不足により喪失。
10:00  1FTは南進、潜水艦は目標の捕捉を継続。翔鶴より11機直掩機発進。南東と南南東に索敵。イに触接機。ロを捕捉するも索敵機壊滅により失探。
イに攻撃隊(99艦爆22)、駆逐艦を攻撃するよう指示。3隻に損害。
ロより飛来したと思しき攻撃隊の襲来、赤城、瑞鳳沈没。翔鶴中破。
11:00  作戦を中止、西南西に退避。潜水艦は敵の追跡を続行。B25Cの編隊襲来、翔鶴損傷。
13:00  伊175より報告「イを捕捉、攻撃に入るも戦果無し」。
ロより飛来せし敵機により翔鶴沈没。瑞穂、利根、妙高損傷。
14:00  ロより飛来せし敵機により利根、妙高、羽黒、阿武隈損傷。
15:00  伊15より「ロ発見、攻撃開始」の報告。エンタープライズに魚雷命中。
24:00  ようやく戦場離脱。

結果――ニューカレドニア島攻略失敗
    赤城 翔鶴 瑞鳳 沈没
    瑞穂 利根 妙高 羽黒 阿武隈 損傷
    空母搭載機全損。
    南雲忠一提督 戦死。    
    戦闘機搭乗員36名、爆撃機搭乗員59名戦死

 ・・・・さて、私の敗因は何でしょう(;_;。

[55] 更新のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/06/07(Tue) 19:11
本日「抜書帳」を更新し「台南空のエース」を追加いたしました。
トップページよりリンクしておりますのでご覧下さい。

[54] Re:[52] 搭載機数について 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/06/07(Tue) 10:57
> 改装すると、赤城と加賀だけ搭載機数が増えるのですが、この2隻は何か改装時に搭載機数が増えそうなスペースがあったのでしょうか?(元20cm砲の砲室??)

その通り。
赤城と加賀の下段格納庫両脇には20p砲(と予備砲室)がずらりと並んでいるんだけどこれのおかげで下段格納庫は大変、窮屈だった。
ちなみに撤去する20p砲が赤城6門、加賀10門なのに増加する搭載機数が9機で同数なのは予備砲室を含めると双方とも12門分だからである。
詳しくはグランプリ出版の「軍艦メカ図鑑・日本の航空母艦」253頁の空母赤城主砲配置図を参照せられたい。
なお赤城や加賀の舷側に装備されたこの砲は50口径3年式20p単装砲(A1型)で竣工時の古鷹型に装備された物とほぼ同じである。

> 太平洋戦記2のときには各艦種とも搭載機数が増えたので、改装に対するボーナスのようなものかと
> 思っていたのですが、今回はこの2艦種だけなので、特に何か理由があるのかと気になりました。

これまたその通り。
太平洋戦記1,2の場合、改装すると全空母の搭載機数が増えたのはボーナスである。
なぜそうしたかと言うと「増やしてほしいと言う要望」が多く「艦船を改装するのが楽しみの戦略級ゲーム」であったからだ。
よって「ちょっと空母改装には無理がありそうな瑞穂」も空母に改装できるし航空戦艦大和型だの色々と取り揃えたのである。
でも空母戦記は「空母を着実に再現する事」に主眼を置いたゲームなのでサービスでボーナスをつける事はしていない。
なにぶん太平洋戦記と空母戦記ではコンセプトが違うので御理解いただきたい。

[53] 歴史に忠実といえば 投稿者:OJI3 投稿日:2005/06/07(Tue) 01:31
連続投稿ですいません。
搭乗員不足の件は、基地航空隊への転用もありますので、ベテランの搭乗員の不足、
程度の言い方が適切だったような気がします。すいません。
キャンペーンをしてもうひとつ、史実そっくりと思ったことがあります。
最初は搭載機数いっぱいに新鋭機を満載して出撃するのですが、だんだん被害に航空機と搭乗員の補充が追いつかなるのです。

まず第4ステージあたりから、搭乗員不足で各空母定数を満たせなくなってきました。
また、途中で零戦22と99艦爆22が開発されますが、これまた補充が追いつかなくて、
軽空母には旧式機が乗ったままだったりしました。
空母戦は消耗がとにかく激しいですね。

[52] 搭載機数について 投稿者:OJI3 投稿日:2005/06/07(Tue) 01:12
キャンペーンシナリオのデフォルト設定の(ほぼ)ノーリロードクリアを達成しました。
操作ミスで編成中に編成終了を押してしまって一度だけリロードしましたが。
敵の増援速度もさることながら、こちらの(特に)戦闘機の搭乗員不足がかなり厳しいです。
まあ実際、史実においても開戦後南太平洋海戦まで連戦して日米両軍とも搭乗員不足になってしまったようですので、
歴史に忠実といえば、そのとおりなのですが。

さて、(ゲームの進行とは無関係に)プレイしていて気になったことが少々あります。
改装すると、赤城と加賀だけ搭載機数が増えるのですが、この2隻は何か改装時に搭載機数が増えそうなスペースがあったのでしょうか?(元20cm砲の砲室??)
太平洋戦記2のときには各艦種とも搭載機数が増えたので、改装に対するボーナスのようなものかと
思っていたのですが、今回はこの2艦種だけなので、特に何か理由があるのかと気になりました。
(解説を読むと、瑞鳳は飛行甲板延長の効果とわかりました)
お暇なときにでも教えていただけると幸いです。
最後に、バージョンアップ、気長に待ちますので、よろしくお願いいたします。

[51] ゲーム開始・感激 投稿者:ハルトマン 投稿日:2005/06/06(Mon) 08:15
 仕事等が重なりようやく、昨日パッケージを開け、ゲームを開始することが出来ました。空中集合、索敵攻撃と一昨年?さんしきせんさんと地方連絡部で、討論した内容が盛り込まれていて感激しました。ターン時間の変更をすることが無くても、これだけゲームがリアルになるのですね。
 バージョンUPなど気長にお待ちしていますので、御身体を大切にお仕事にお励み下さい。
 それにしても、米軍が強い・・・・。ウエーク・ミッドウエイ1とも我が日本の空母は沈んでいないのですが!!

[50] Re:[49] [48] どうしても誘惑に勝てなくて 投稿者:ワルター少尉 投稿日:2005/06/06(Mon) 07:44
> エンディングも変わらないはずだから安心して欲しい。

安心しました!

> キャンペーンのデータ変更についてはネタバレになると困るので「これは可能か?」と言う質問であればメールでお問い合わせ願いたい。

了解です。

> 日本軍艦船の艦型変更や搭乗員変更であれば基本的に問題はない。

これは惜しい事をしました。
大鳳以下、全ての新造空母に搭載機と搭乗員を配備しておけば良かった。

> 搭載機変更については「まだ開発されていない航空機がタイムスリップ」するとなると問題が発生する可能性がある。

了解です。

> 戦闘機と爆撃機の練度5搭乗員を各々100名ずつが適正か否かは別としてキャンペーンの遂行が現状で困難であれば最初から搭乗員を少々増やすのもひとつのやり方だと思う。

そう言っていただけるとほっとします。
自分としても練度5搭乗員100名ずつはかなり多すぎたと思います。

[49] Re:[48] どうしても誘惑に勝てなくて 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/06/05(Sun) 21:57
> 今は第6ステージで問題なく動いていますがこれから何か発生するのでしょうか?

第1ステージの第1ターンに日本軍艦船の搭乗員を書き換えただけなら以降、何も問題は発生しないと思う。

> それともキャンペーンはデータ変更するとエンディングが見えなくなったりするのでしょうか?

いや、そんな事はない。
エンディングも変わらないはずだから安心して欲しい。

ちなみにキャンペーンでデータ変更不可としたのは「キャンペーンの場合、データが複雑に絡み合うので何か問題が発生した場合に原因がつかめないのが理由」であり「データ変更が全く不可能」と言う訳ではない。
データ変更を第1ステージの第1ターンに限り「変更内容を常識の範囲内」にとどめるのであれば問題なくゲームは動く。
ただし「常識の範囲内」と言うのが各人でバラツキが多く僕が「常識の範囲内」を定義するのがちょっと困難だったのでとりあえず「キャンペーンはデータ変更不可」となっているんだ。
キャンペーンのデータ変更についてはネタバレになると困るので「これは可能か?」と言う質問であればメールでお問い合わせ願いたい。
日本軍艦船の艦型変更や搭乗員変更であれば基本的に問題はない。
搭載機変更については「まだ開発されていない航空機がタイムスリップ」するとなると問題が発生する可能性がある。

ちなみにキャンペーン開始時に日本の基地航空隊兵力を96式艦戦11、零戦14、1式陸攻38とした根拠は戦史叢書「海軍南東方面作戦1」146頁で1942年4月1日現在の南東正面基地航空隊兵力(第25航空戦隊)を96式艦戦11、零戦14、1式陸攻16、96式中攻9、97式大艇13としているからなんだ。
ゲームでは97式大艇や96式中攻が登場しないので1式陸攻で代替してるし史実では既に陥落し日本軍が進出しているラバウルがまだ敵手にあるけどね。
でも確かに空母機動部隊の損耗補充源として見た場合、搭乗員の予備が基地航空隊だけでは少なすぎたかも知れない。
(搭乗員大量養成計画が発動されても教官として送る練度5の搭乗員が少ないしね。)
戦闘機と爆撃機の練度5搭乗員を各々100名ずつが適正か否かは別としてキャンペーンの遂行が現状で困難であれば最初から搭乗員を少々増やすのもひとつのやり方だと思う。

なお「どうすれば搭乗員大量養成計画のイベントが発生するのか?」と言う質問がメールでしばしば来るので...
「練度5の搭乗員が戦闘機、爆撃機の双方で各1名以上ずつ前線予備に存在する事」が発生条件である。
ただし上記の発生条件が成立しても毎ステージ必ず搭乗員大量養成計画が発動する訳ではない。
これ以上の発生条件はネタバレになるのでメールでお問い合わせ頂きたい。

[48] どうしても誘惑に勝てなくて 投稿者:ワルター少尉 投稿日:2005/06/05(Sun) 15:41
搭乗員不足が原因でなかなかキャンペーンで勝てません。
そこでキャンペーンでのデータ変更は不可と知りながら第1ステージの最初で翔鶴に練度5の搭乗員を戦闘機、爆撃機ともに100名ずつ増員させてしまいました。
その後、データ変更はしてません。
今は第6ステージで問題なく動いていますがこれから何か発生するのでしょうか?
それともキャンペーンはデータ変更するとエンディングが見えなくなったりするのでしょうか?

[47] ちょっと捕捉 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/06/04(Sat) 14:46
昨日、龍驤の飛行甲板について書いたが空母戦記2のデザイナーズノートを読んでらっしゃらない方だと合成風速と言う言葉の意味がちょっと判らなかったかもしれない。
よってデザイナーズノートの一部を抜粋しておこう。

(前略)
それでは空母が如何にして航空機を運用をするかについて若干、申し述べよう。
地上から航空機が離陸するには静止状態から長距離を滑走して揚力を得る必要があり着陸するにしても静止するまで滑走する必要がある。
この為に必要な設備が滑走路だ。
空母とは船体上部へ滑走路に代わる飛行甲板を備えた艦艇であるが飛行甲板が滑走路に相当する程、長大であれば何も悩む事はない。
だがあまりにも巨大な艦船を建造するのは不経済であるし実用性に乏しい。
そこで「滑走距離を短縮化する方策」が色々と模索された。
航空機が滑走を必要とするのは揚力を得る為なのだから向かい風であれば滑走距離は短くなる。
よって空母を風上へ向ければ自然風に等しいだけ揚力が得られ空母自体が高速で航行すれば速力の分だけ更に揚力が増す。
ちなみに20ノット(時速約37q)で航行すれば風速10mに相当するので自然風5mの時に速力20ノットの空母が風上へ向かえば合成風速は15mになる。
逆に考えるとこれは速力30ノットに匹敵する事であり時速55kmである。
すなわち本来であれば静止状態から発艦する航空機が時速55kmから発艦するのと同じ状態になるのであり滑走距離は大幅に短縮化される。
しかし合成風速が大きければ大きい程、良いと言う物ではない。
時速55kmで疾駆する車両の上で作業する事を考えればその困難さがうかがい知れよう。
よって作業中の甲板作業員を保護する為に遮風柵が考案された。
だが作業中は立てて作業員を保護し発艦時は倒すこの装置のおかげで幾分かは軽減されたもののやはり風速18m(時速65km)以上の発艦作業は困難であった。
なお日本海軍では発艦に要する理想的合成風速は15mとされておりこの状態で90〜100mの滑走距離を必要とした。
次に登場した発艦用の革新的機材はカタパルトである。
(中略)
さて、それではなぜ各国海軍は発艦距離の短縮化に傾注したのであろうか?
空母が航空機を発艦させる場合、飛行甲板の前半部を滑走で使用し後半を航空機の待機に使用する。
つまり発艦距離が短くなれば相対的に待機スペースが広くなり1回の攻撃隊で使用できる機数が増大するのである。
よって飛行甲板長と速力は空母にとって大きな戦力なのだと言える。
ひとつ日本海軍の翔鶴型と米海軍のヨークタウン型を比較してみよう。
両艦型の排水量を較べると翔鶴型の方がヨークタウン型の1.25倍大きいが飛行甲板は翔鶴型242m、ヨークタウン型246mでほぼ同大である。
しかし発艦距離は翔鶴型90mに対しカタパルト装備のヨークタウン型は33mなので待機スペースは翔鶴型152m、ヨークタウン型213mとなる。
果たして両艦型はこの待機スペースにどれだけの航空機を搭載できるのであろうか?
日本海軍では飛行甲板へ航空機を搭載する場合、大型空母では3列、小型空母では2列に駐機させる。
航空機の全長は零戦21型で9m、99式艦爆で10.2m、97式艦攻で10.3mなので概ね10mである。
よって翔鶴型はおよそ45機の攻撃隊が編成できたと考えられる。
実際、翔鶴型から発進した攻撃隊の最大数はマリアナ沖海戦の43機であった。
さてヨークタウン型はどうであろうか?
まず前提として異なるのが駐機列数である。
大戦前半に活躍したF4F3型艦戦やSBD艦爆の場合、主翼が折り畳めないので日本と同じ3列駐機(全長はF4F3型艦戦が8.8m、SBD艦爆が10m)であったが大戦後半に活躍したF6F艦戦やSB2C艦爆、TBF艦攻などは大規模な主翼折り畳み構造を有しており待機甲板でも4列(エセックス型の場合は一部5列)で駐機できたのである。
ちなみに全長はF6F艦戦が10.3m、SB2C艦爆が11.2m、TBF艦攻が12mだったので平均すると約11mであった。
よって大戦前半、ヨークタウン型は約63機、後半は76機の攻撃隊が編成可能であったと考えられる。
ヨークタウン型のホーネットは大戦前半のミッドウェー海戦で60機の攻撃隊を発進させている。
(後略)

[46] Re:[45] 龍驤の飛行甲板 投稿者:凡龍 投稿日:2005/06/04(Sat) 10:29
> だが龍驤の場合、飛行甲板は156mに過ぎない。
> これから滑走距離90mを差し引くと残りは僅か66m。
> 軽空母なので2列駐機と考えると待機可能数は13機にしか過ぎなくなる。
> 果たして龍驤は13機の攻撃隊しか編成できないのか?
> そんな事はない。
> 第2次ソロモン海戦で龍驤は零戦15機、97式艦攻6機:計21機の攻撃隊をガダルカナル攻撃に出撃させている。
> それでは2列駐機として105mを並べたとするのなら滑走距離が51mなのか?
> これまたちょっと信じがたい。
> 僕としてはデザインするにあたり実戦での使用例を踏まえ龍驤の待機機数を22機としてデータ化したが発艦距離と軽空母の2列駐機には疑問が残った。
>
> そこで阿部善次氏の答え。
> 「軽空母でも常に2列駐機とは限らない。特に小型機では3列駐機する場合が多い。」
> 「合成風速が15mとは限らない。しばしば18mで発艦した。」
> 一概に「風速1m=発艦距離10m減」とはならないが風速が大きければ発艦距離は短くなる。
> また龍驤では零戦は3列、艦攻は2列で駐機させたのかも知れない。
> 経験者の貴重な御教示により疑問が氷解したのが大変嬉しかった。
「日本の軽空母役立たず」説を吹き飛ばす得がたい証言ですね。
「あるものは工夫して徹底的に使う」、モノが豊かになりすぎた今日では忘れ去られてしまったプロの知恵の神髄を垣間見た思いです。
また、一面的なデータだけからの「後知恵の断罪」に陥ることが無い様常に緻密な調査と検証を(作品の発売後も)地道に続けられている阿部隆史様の姿勢には本当に頭が下がります。

> なお同氏からは「マリアナ沖海戦では攻撃後、母艦帰投を命ぜられず当初からグァムへ向かう事を命ぜられた。」と伺った。
> もし「七面鳥撃ち」とならなかったら翌日、グァムを本拠地としどの様な作戦が展開されたのであろうか?
> この問題も興味がつきない。

「マリアナ沖海戦2」の状況はこのifに近いものといえますね。私も先日プレイしてみましたが、「1」よりは楽だったものの勝てませんでした(TT)。VT信管の壁は厚かった・・・・。

[45] 龍驤の飛行甲板 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/06/03(Fri) 20:03
先日、阿部善次氏(元海軍少佐:海兵64期)から色々とお話を伺ったので今日はその事について書こうと想う。
同氏は開戦時、赤城の艦爆隊を指揮して真珠湾奇襲、セイロン島沖海戦などで活躍しマリアナ沖海戦では隼鷹の艦爆隊を指揮して米第58機動部隊第2群を攻撃した艦爆隊の名指揮官である。

さて、空母戦記2のデザイナーズノートで僕は「日本海軍では飛行甲板へ航空機を搭載する場合、大型空母では3列、小型空母では2列に駐機させる。」と書いた。
これは坂井三郎著「零戦の運命」192頁で「小型空母では縦2列、中・大型空母では3列に並べる。」と記述されていたからである。
またデザイナーズノートで僕は「日本海軍では理想的合成風速を15mとしておりこの状態で90〜100mの滑走距離を必要とした。」と書いた。
だが「零戦の運命」180頁では「増槽なし弾薬0の状態であれば風速15mの時は50mで発艦する。」としているものの194頁では攻撃隊の発艦を風速18mで発艦距離約100mとしている。
さて他の文献ではどうなっているだろうか?
戦史叢書「ミッドウェー海戦」では発艦時の風速を14〜15mとしており戦史叢書「ハワイ作戦」では発艦時風速を13〜15m、発艦距離50〜70mとしている。
また歴史群像68号では発艦時風速を12〜15m、発艦距離50〜70mとしておりミリタリークラシックス8号では発艦時風速14〜15m、風速15m時の零戦発艦距離は70m(余裕をみて100m分用意)としている。
「ちょっとエンジンの調子が悪かったら海へボチャン」では困るので当然の事ながらマージンは必要であろう。
ちなみに奥宮正武著「海軍航空隊全史」では理想的風速を15mとし「風速1m増すと発艦距離が約10m減、ただし18m以上は発着作業が極めて困難」とある。
それではここで零戦21型の離陸性能を見てみよう。
零戦21型の離陸速度は60ノット(航空情報別冊の数値)、滑走距離は無風時198m(丸エキストラ版5号の数値)である。
1時間は3600秒、1浬は約1800mなので風速1m(毎秒)は時速2ノットに相当する。
よって合成風速30mであれば零戦21型は全く滑走しなくても離陸できる事になる。
また仮に風速1m=発艦距離10m減なら「零戦21型が無風状態で発艦するには300mが必要」となるが無風時の零戦21型滑走距離は198mである。
常に均等に加速していく訳ではないので「風速1m=発艦距離10m減」はあくまでも目安として考えておく必要があろう。
なお零戦52型の離陸速度は63.5ノットに増大しているが滑走距離は無風時179mに低下している。
これは21型に対し52型の出力が向上し加速性能が良くなった為である。
いずれにしても21型を例にとれば離陸速度60ノットを発揮するうちの30ノットを合成風速15mでまかない残り30ノットは自機の加速でまかなわれる。
すなわち零戦21型と52型を比較した場合、無風時では52型の滑走距離の方が短いが風速15mの状態では52型では自機の加速で33.5ノットまで滑走せねばならないのに対し21型では30ノットで済むので如何に加速性能が向上したと言っても一概に比較するのは難しい。
さて上記の資料を参考とし僕は零戦21型の滑走距離を風速15mで90mと考えた。
ここからが問題である。
零戦21型の全長は9m、99式艦爆が10.2m、97式艦攻は10.3mだが「零戦の運命」192頁によれば各機の間隔70pとあり1機あたり約10mが必要となる。
翔鶴型の飛行甲板は242mで滑走距離90mを差し引けば残りは150m。
1機当たり10m3列駐機とすれば待機可能数は45機。
マリアナ沖海戦で発艦した第1次攻撃隊43機とほぼ変わらない数値となる。
だが龍驤の場合、飛行甲板は156mに過ぎない。
これから滑走距離90mを差し引くと残りは僅か66m。
軽空母なので2列駐機と考えると待機可能数は13機にしか過ぎなくなる。
果たして龍驤は13機の攻撃隊しか編成できないのか?
そんな事はない。
第2次ソロモン海戦で龍驤は零戦15機、97式艦攻6機:計21機の攻撃隊をガダルカナル攻撃に出撃させている。
それでは2列駐機として105mを並べたとするのなら滑走距離が51mなのか?
これまたちょっと信じがたい。
僕としてはデザインするにあたり実戦での使用例を踏まえ龍驤の待機機数を22機としてデータ化したが発艦距離と軽空母の2列駐機には疑問が残った。

そこで阿部善次氏の答え。
「軽空母でも常に2列駐機とは限らない。特に小型機では3列駐機する場合が多い。」
「合成風速が15mとは限らない。しばしば18mで発艦した。」
一概に「風速1m=発艦距離10m減」とはならないが風速が大きければ発艦距離は短くなる。
また龍驤では零戦は3列、艦攻は2列で駐機させたのかも知れない。
経験者の貴重な御教示により疑問が氷解したのが大変嬉しかった。

なお同氏からは「マリアナ沖海戦では攻撃後、母艦帰投を命ぜられず当初からグァムへ向かう事を命ぜられた。」と伺った。
もし「七面鳥撃ち」とならなかったら翌日、グァムを本拠地としどの様な作戦が展開されたのであろうか?
この問題も興味がつきない。

[44] 娑婆?のお話 投稿者:C物品 投稿日:2005/06/02(Thu) 23:16
 ゲームとはいささか離れたことではありますが、よく海軍の言葉に「娑婆」という言葉が出てきます、これは皆様ご存知のとおり海軍以外の世間を意味する海軍の隠語?として有名です。
 これからの話は箸休めのようなお話をして軽く見ていてください。
「娑婆」ということばを使う業界としては、ちょっと変わったところでは美容師さん(とくにヘアデザイナー関係)の中で芸能人以外の人のことも「娑婆の人」ということがあるそうです。(これは知人の奥さんのヘアデザイナーおよび私の妻の話ではありますが)
 また芸能人専属になると収入はすごいが支出もすごい(メイク道具はデザイナーのお金で買う)個人の仕事道具が私物主義なのも少し海軍に似ているところかもしれません。
 また、芸能人の健康管理にも注意することがあるが、たいていは聞いてくれないそうです(雇っている芸能人にすれば「ストレスがたまるからしょがないでしょう!そこをうまくやるのがプロでしょう!」といったところでしょうか?、船乗りのように上陸したら鋭気を養うためのドンチャンという点も少し似ている?)
 知人の奥さんが関係した中では芸能人で健康管理等を指摘して言うことを聞いてくれる数少ない一人が菊川○だそうです、(これは海軍とはあまり関係はなさそうですね)。
 海軍にしても機能組織であると同時に人間臭い部分も多分にあるわけですから、以前から物理的に出る作戦能力以外のことも多分に影響することを加味したゲームデザインがなされているので気に入っているのでこれまでプレイさせていただいていましたが、もうしわけありませんが、まだ「空母戦記2」はプレイできていません。残念!
(結局ゲームができない不満と言い訳で周囲に迷惑をかけていますね。)
 もしかしたら、また、直接ゲームに関係の無い投稿をするかもしれませんが、そのときは「色物」として笑ってやってください。
 
[43] Re:[41] [37] 空母の天敵 投稿者:ホルテン 投稿日:2005/06/02(Thu) 00:17
「眼下の敵」、Uボートの相手は米駆逐艦だったんですね。
子供の頃に観た戦争映画の中では、一番印象に残った作品でした。単純なストーリーで分かりやすい。でも、最後に敵を助けるっていうのが子供には衝撃的でした。原作は異なるらしいですが・・・


>「1945年7月の駆逐艦神風VS米潜ホークビルの戦い」をモデル(歴史群像50号2001年12月166頁:「敗れざる駆逐艦神風」参照)としたらしい。

いやー、これは知りませんでした。神風vsホークビルについて調べましたが、米潜水艦乗りからは「最高の駆逐艦艦長」と賞賛されたということで、先任将校の伊藤治義大尉も優秀なお方であったことが想像できますね。

お忙しいところ、日米の対潜水艦戦についてお答え頂き、ありがとうございました。

[42] Re:[40] 更新のお知らせ 投稿者:凡龍 投稿日:2005/06/02(Thu) 00:02
> 本日『空母戦記2』コーナーを更新いたしました。
> 収録シナリオ「マリアナ沖海戦1」のシナリオ詳細を公開中ですのでご覧下さい。

「マリアナ沖海戦1」、日本側で挑戦してみました。
結果は・・・・。

わが方の戦果 空母2巡洋艦1駆逐艦1潜水艦1
わが方の損害 空母5戦艦4巡洋艦9駆逐艦5潜水艦1
当然ぼろ負けです(TT)。
しかも水上艦のスコアは、前衛部隊の突撃で稼ぎ出したものです。

TF58第2群と接触するコースに偶然乗った前衛部隊。幾度ものリロードの末割り出した最適進路でTF58第7群をかわして遂に捉えた空母に必殺の46cm砲をぶちかまし
バンカーヒルを撃沈、他3隻も大破炎上状態にしてやりました(この後、潜水艦がモントレーを沈めました)。

しかし、この一戦で行き足の鈍った前衛は第2群を取り逃がし第7群と対峙するはめに。かくて、太平洋戦線最大にして最後の戦艦大決戦が始まりました(^^;。
その顛末は、先述の通り。―やはり2対7では大和級と言えども勝ち目はないです・・・。

後には、空船となった空母をかばってひたすら逃げる機動部隊本隊だけが残されました。

次は、「マリアナ沖海戦2」でリターンマッチを図るつもりです(今日は少し疲れているのでノリがいまいち)。

[41] Re:[37] 空母の天敵 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/06/01(Wed) 19:38
> 潜水艦と駆逐艦の攻防戦といったら、映画「眼下の敵」を思い出します。

「眼下の敵」か。
ロバート・ミッチャムとクルト・ユルゲンスが共演した1957年のアメリカ映画だね。
なおこの映画は英軍中佐の書いた「水面下の敵」と言う小説を原作としているが映画化に当たって主役が米海軍に入れ替わり脚本としては日米が戦った「1945年7月の駆逐艦神風VS米潜ホークビルの戦い」をモデル(歴史群像50号2001年12月166頁:「敗れざる駆逐艦神風」参照)としたらしい。
神風はホークビルの放った3本の魚雷をかわした後、爆雷でホークビルを撃破。
続く48時間の戦闘で5隻の米潜を相手取り15本の魚雷を回避している。
ちなみに当時、神風の先任将校(小型艦で副長に相当する役職)は伊藤治義大尉(海兵70期)だった。
同氏は戦後、海自へ入隊(最終階級海将補)し護衛艦「ゆうぐれ」(元フレッチャー型)の艦長などを歴任されたがルンガ沖夜戦やクラ湾夜戦などにも参加(当時の乗艦は「涼風」)されたベテランである。
同氏は僕に大変、懇意にしてくださり4度に渡って様々なお話をしてくださった。
現在も横浜で矍鑠としておられるのでまたお会いする日を僕は楽しみにしている。


[40] 更新のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/06/01(Wed) 11:47
本日『空母戦記2』コーナーを更新いたしました。
収録シナリオ「マリアナ沖海戦1」のシナリオ詳細を公開中ですのでご覧下さい。


[39] 彷徨えるファシスト 投稿者:凡龍 投稿日:2005/05/31(Tue) 00:44
「セント・ビンセント岬沖海戦」シナリオに挑戦してみました。
―K提督(独)の手記―

マップの東西中央線上にはわがUボート部隊が警戒線を張り、北からは精鋭ドイツ大海艦隊、東南ジブラルタル海峡からは盟邦イタリア艦隊。英国艦隊が北寄り南寄りどちらから来ようと袋の鼠、カニンガムよ首を洗って待っておれ・・・。

5:00。いきなり伊海軍のアキラちゃんが潜水艦の待ち伏せに遭って損傷、索敵機が英軍を発見するも雷撃機の航続距離がぜんぜん足りず、懸命に接敵を試みるも6:00には逆に英軍機に食いつかれて遭えなく沈没・・・。

頼りにならないドゥーチェの海軍はほっといて(酷)、我ら大海艦隊は南下を続け、程なくこちらも攻撃機の行動半径に敵を捕捉。この間敵索敵機の触接を受けるも直掩機がことごとく殲滅。いまだに複葉機なんぞを飛ばしとるトミーどもの思考は複雑怪奇なり(自陣営でも複葉機が現役な事を忘却しているK提督)。

8:00。今だ、攻撃隊出撃!根城を追われた英海軍をさっぱり水葬するのだ!!待つことしばし、「攻撃成功、空母に魚雷命中1」の報告。・・・まあ、わが空母はこれが初陣。洋上航法にも不慣れな飛行士達としては良くやってくれたものだ(本音:30機もの全力出撃で二級民族のヤパーナにも劣る戦果しか挙げられんとは何たることか!!!)。

12:00。イタリア艦隊より報告。「我、敵を失探す」。ああ、奴等空母を失っても珍しく逃げずにいたのだな(酷)、しかし索敵機を5機も同時に出して一度に全部落とされるとは、やっぱりイタリア人は・・・(民族差別的発言につき削除)。
―こっちは敵の雷撃機の影に怯えながら必死で触接と追撃を続けてたというのに、やつら(ドイツ人)と来たら見当違いのところに索敵機を飛ばしてばかりだった。へっぽこはどっちだ(B提督の戦後の証言)。

13:00。ザイドリッツが空襲を受け大破、本隊の速度低下を防ぐため分離して母港へ回航する事に。しかし、1時間後に空襲を受けあえなく沈没。敵は索敵機を次々触接させているのにこちらは敵が何所にいるのかさえ皆目わからない。索敵機の消耗が激しく1〜2方向に飛ばすのがやっとの有様。こちらも敵が索敵に出しているらしい雷撃機を直掩機でかなり落としている様なので、大規模な敵空襲は無いかもしれないというのが唯一の安心材料か・・・。

結局、ドイツ・イタリア艦隊共に空母を一隻づつ失い、一矢報いねば帰るに帰れぬと英艦隊を探し続けてS・ビンセント岬沖を1日うろうろし続けて遂に見つけられず。事の顛末を聞き知った英国海軍は、独伊機動部隊を「海に流されたミズスマシ」と皮肉ったという・・・。

―「バッタみたいな飛行機しか作れない国が空母なんて持つもんじゃないですよ。」(某国元海軍陸上基地航空隊撃墜王の談話)―

駄文でしたm(−−)m。

[38] お久しぶりです 投稿者: 投稿日:2005/05/30(Mon) 21:09
呉の大和
 男たちの戦艦大和 という映画のもののようです
 伊藤長官を渡テツヤが演じるというウワサも聞きましたが
 ソース不明です。
 大和の模型というか映画セット自体は
 知人が撮影してきていました。

空母戦記2の艦隊戦
 キャンペーンをやっている限り、
 非常によく起こせると思います。
 とくにソロモンでは、サボ島海戦が頻繁に起こります。
 ガダルカナル沖に潜水艦を集中配備させて打撃を与えたりしています。
 HPに空母戦記キャンペーンの簡単な経過を載せています。
 前作をしたことがなかったので最初は戸惑いましたが
 だいぶ慣れてきたつもりです。

 それでも、OJI3さんのハワイ占領、といった書き込みをみると
 まだまだ甘いなぁ、と思いました

 とりあえず 今のままがんばって最後までやり遂げることにします。

[37] 空母の天敵 投稿者:ホルテン 投稿日:2005/05/30(Mon) 21:09
いそしちさん、空母戦記全作との相違点のレス、ありがとうございます。
やはり潜水艦戦導入の反響は大きいですね。実際、日米共に潜水艦に雷撃された空母は多いわけですから、ゲームでも潜水艦は空母にとって驚異であって欲しいです。

日本の駆逐艦も防衛などに一役買うって事で、全作のような駆逐艦のみの水雷戦隊で敵機動部隊に突進することは出来ないですね(笑) 

潜水艦と駆逐艦の攻防戦といったら、映画「眼下の敵」を思い出します。
Uボートと英国駆逐艦の単艦同士なので日米戦とは様相が違いますがオススメです。

ところで、ワスプが雷撃された時、米駆逐艦は長時間爆雷攻撃を続けたらしいですが、作戦行動中の攻撃の場合、日米の対潜水艦戦って、どんな感じだったのでしょう?

[36] ドン亀乗り達への鎮魂歌 投稿者:凡龍 投稿日:2005/05/30(Mon) 20:34
>>阿部隆史様
[35]拝読しました。なるほど、御社の戦術海戦ゲームでは(私の知る限り)初めて潜水艦ユニットが登場する作品だけにリアリズムとゲーム性のバランスを色々熟慮なさってデザインなさったわけですね。

>クレイブン型以前の米駆逐艦や改型でない日本駆逐艦は大部分が2回分の爆雷しか持ってないから1度潜水艦の攻撃を受けると第1次及び第2次爆雷戦で使い果たしてしまうのだ。
「艦型総覧」で確認しました。こうしてみるとJ.C.バトラー級の爆雷搭載量が際立ってますね(4発×7回!)。ヘッジホッグがルール化されてないのは、潜水艦派の人には幸運かも(^^;。

>僕としては「滅多に起きない潜水艦戦」だから「ここはひとつ潜水艦に魚雷発射のチャンスを与えてやりたい」と考えた末にバランスを取ったんだけどもしも「奇襲が多すぎる」と感じられるなら爆雷の命中率を下げ駆逐艦の爆雷搭載数をデータ変更で増やしたら良いと思う。
・・・失礼ながら感動しました(T_T。当時の潜水艦乗りの方々の気持ちをここまで考えておられたとは・・・(褒め過ぎでしょうか?)。
―ゲームのコンセプト上脇役の一つに過ぎない潜水艦、しかも当時の状況をリアルに適用すれば決して使い勝手のいいユニットには成りえない潜水艦。 だからこそ、そんな潜水艦に命を託して過酷な戦いに臨んだ将兵にゲームの中で花を持たせる機会を作りたい。それが、あの戦争で人知れず水底に消えていった人々や船々に対する何よりの供養となる。―
そうお考えになって今作のシステムデザインをなさったに違いないと僭越ながら思いました(私事ながら、「終戦のローレライ」を読破したばかりで、余計にそう感じたのかもしれません)。

「今度は潜水艦主役の海戦ゲームを!」なんてお願いしたくなりますが、難しいでしょうね・・・。何しろ潜航中にボカ沈食らえば全員戦死ですから正確な戦闘記録を集め難いのは他のお題の比ではなさそうですし。

[35] 潜水艦戦の奇襲 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/05/29(Sun) 21:30
空母戦記2の潜水艦戦で奇襲がかなり多く発生するのは「本当の奇襲」と「便宜上、奇襲に類別される状態」が混在する為なんだ。
「便宜上、奇襲に類別される状態」と言うのは護衛艦の爆雷投射可能数が0(つまり弾切れ)の状態を指す。
クレイブン型以前の米駆逐艦や改型でない日本駆逐艦は大部分が2回分の爆雷しか持ってないから1度潜水艦の攻撃を受けると第1次及び第2次爆雷戦で使い果たしてしまうのだ。
僕としては「滅多に起きない潜水艦戦」だから「ここはひとつ潜水艦に魚雷発射のチャンスを与えてやりたい」と考えた末にバランスを取ったんだけどもしも「奇襲が多すぎる」と感じられるなら爆雷の命中率を下げ駆逐艦の爆雷搭載数をデータ変更で増やしたら良いと思う。

[34] Re:[33] 幻の水雷戦? 投稿者:C物品 投稿日:2005/05/29(Sun) 21:01
>  「空母戦記2」入手後プレイ時間が無く、凡龍さんのような報告ができませんのにお邪魔して申し訳ありません。私の場合、勝敗よりも「IF」を楽しむほうですのですので、皆様の戦果を楽しみにしています。
>  しかし、ソロモンにおける水上戦といえば私のイメージは水雷戦の印象があります。わたしも早くプレイして皆様にお話(私の場合は失敗談か?)できるようにしたいものです。
>
>  話はかわりますが、水上艦への水雷攻撃といえば、自衛隊
> の「あやなみ」型、「あきづき」型、「おおい」型の護衛艦が4連装魚雷発射管(長魚雷用であやなみ型、あきづき型は次発装填機能あり)を対潜および対艦用として昭和40年代まで装備していましたが、冷戦中まかりまちがえば、護衛艦隊とソ連太平洋艦隊による史上最後の水雷戦が生起していたかもしれませんので、自分がやるつもりの作戦どおりにはいかないものかもしれません。

すいません「自衛隊」の後に「は対潜を艦隊の作戦の基本としていましたが昭和輪30年代〜40年代当時の護衛艦隊主力」が抜けていました、失礼しました。

[33] 幻の水雷戦? 投稿者:C物品 投稿日:2005/05/29(Sun) 20:54
 「空母戦記2」入手後プレイ時間が無く、凡龍さんのような報告ができませんのにお邪魔して申し訳ありません。私の場合、勝敗よりも「IF」を楽しむほうですのですので、皆様の戦果を楽しみにしています。
 しかし、ソロモンにおける水上戦といえば私のイメージは水雷戦の印象があります。わたしも早くプレイして皆様にお話(私の場合は失敗談か?)できるようにしたいものです。

 話はかわりますが、水上艦への水雷攻撃といえば、自衛隊
の「あやなみ」型、「あきづき」型、「おおい」型の護衛艦が4連装魚雷発射管(長魚雷用であやなみ型、あきづき型は次発装填機能あり)を対潜および対艦用として昭和40年代まで装備していましたが、冷戦中まかりまちがえば、護衛艦隊とソ連太平洋艦隊による史上最後の水雷戦が生起していたかもしれませんので、自分がやるつもりの作戦どおりにはいかないものかもしれません。

[32] ちょっと訂正 投稿者:凡龍 投稿日:2005/05/29(Sun) 17:49
[30]の書き込みでちょっとですが訂正があります。

18:00の項でTF16とあるのは、TF11の間違いです。第3艦隊の方で龍驤と瑞鶴の仇を討つべくあちこちに索敵機を飛ばして遂に捕捉できなかったので、南へ退避したと判断した上での表記です。
また、「イ15が反撃を受けなかった」の文もこちらのミスです(取説の通り奇襲では二度目の雷撃の前だけ水上からの反撃が来ます)。
二度書きになりました事とあわせて皆様にお詫び申し上げますm(−−)m。

[31] Re:[30] 脇役たちの凱歌? 投稿者:いそしち 投稿日:2005/05/29(Sun) 17:48
> わが軍(日本)の戦果:空母2巡洋艦2駆逐艦5撃沈。
> わが軍(日本)の損害:空母2、巡洋艦4、駆逐艦4、水母1沈没。作戦目的(ガ島攻撃)達成できず。
> 結果        :ポイント上引き分け、戦略的には敗北。わが方の空母撃沈戦果は航空攻撃によるもの無し。

いやはや大変な激戦をくぐり抜けられたのですね。
恐れ入ります。
確かに水上艦同士の砲雷戦が強化されたのも2になって良くなった点だと思います。
潜水艦が出没するから空母の護衛に駆逐艦を手放せないし水上戦が発生するから巡洋艦や戦艦も手放せません。
水上戦前に臨時分割するのも手ですが海戦後に裸になった空母が心配でいつもヒヤヒヤします。
空母戦記1では潜水艦がなかったから対空火力のない駆逐艦は使い道に困りましたが空母戦記2では潜水艦の登場で駆逐艦が重要になり空母戦記2と言うより空母機動部隊戦記2になった気がします。
でも残念なのは日本潜水艦があまり強くない事。
そこで僕はデータ変更機能で日本潜水艦を機動力の高い伊二百一型に変えようかと目論んでいます。

[30] 脇役たちの凱歌? 投稿者:凡龍 投稿日:2005/05/29(Sun) 17:02
凡龍です。
「第2次ソロモン海戦」初プレイ(日本側)のリプレイもどきを一席。

05:00、第3艦隊前衛がTF16といきなり遭遇、同時に第3艦隊支隊がTF11と遭遇。
移動ターンの遭遇戦で、BigEと利根が沈没、攻撃ターンで龍驤と瑞鶴とサラトガが戦闘不能となる。もう、米海軍は英海軍を笑えない・・・。しかしこちらも人のことを笑えない・・・。

08:00、龍驤と瑞鶴を退避させるもガ島から飛来する敵機の追撃に遭い共に戦没。翔鶴も搭載機の損耗激しく、ガ島攻撃を諦め空母を失った敵艦隊の追撃に移行。

10:00、東へ退避するTF16が第2艦隊と接触、(このリプレイ世界では)太平洋戦線初の戦艦対戦艦の撃ち合いに突入。
このターンでN.カロライナと陸奥が共に中破、巡洋艦・駆逐艦にも双方に損害多数。N.カロライナはこの後航空雷撃を食らってもまだ航行可能だった。戦艦とはなんとしぶとい生き物であるか・・・。

13:00、ガ島東南東に第3の米艦隊を発見(TF18)。第3艦隊司令部は、触接機が次々落とされる状況から現有戦力での敵機動部隊への航空攻撃は不可能と判断、前衛と潜水艦に(一応)望みを託してTF16追撃の続行(実は退避)に。

18:00、触接機の情報を頼りに北上するTF18か南下するTF16を捕らえるべくえっちらおっちらやって来たイ15が遂にTF18を捕捉。この後3ターンにわたって雷撃を続ける(3回とも奇襲扱いのためか反撃を受けず)。

20:00、3度目の雷撃でワスプを食われたTF18の許に第3艦隊前衛が来襲、闇夜の乱闘は双方痛みわけで終わった。この後TF18は闇にまぎれて離脱、海戦は終結した。

わが軍(日本)の戦果:空母2巡洋艦2駆逐艦5撃沈。
わが軍(日本)の損害:空母2、巡洋艦4、駆逐艦4、水母1沈没。作戦目的(ガ島攻撃)達成できず。
結果        :ポイント上引き分け、戦略的には敗北。わが方の空母撃沈戦果は航空攻撃によるもの無し。

私のプレイでは護衛艦の水上戦が結構発生します。
しかし今回のようにシナリオの序盤から遭遇戦―>敵空母撃沈というのは(海峡の中で戦うのでもない限り)皆様にとっても珍しいことではなどと素人の邪推をしてみたりします。

>>いそしち様
私も今回のプレイで潜水艦戦のカタルシスに目覚めました(^_^)。
うむ、やはりわが帝國海軍の潜水艦戦思想は間違いではなかった(嘘)!!
しかし、それなりの数の護衛艦がいたのに3ターン連続で食らってあえなく沈んだワスプって・・(泣)。史実でも潜水艦に食われた艦には、水中雷撃の被雷率が上がる隠しパラメータが設定されているとか(怖)?

長い書き込みで申し訳ありませんでした。

[29] 一部訂正とおことわりw 投稿者:まつかぜ 投稿日:2005/05/29(Sun) 10:12
まつかぜ です。
先ほどの大和情報で、「全体模型」というのは確認が取れておりませんでした。ネットで見る限りでは小間切れになってるようです。失礼致しました。

> 全作との相違点で気に入った点なども、教えていただけませんか?

僕としては潜水艦との戦いがもっとも新鮮に感じられました。
なにしろ艦隊移動フェイズのヒヤヒヤ感がたまりません。
反対にこちらの潜水艦が敵艦隊を捕捉した時など狂喜乱舞します。
外周の護衛艦をくぐり抜け中央の空母へ達した時の嬉しさは格別な物です。
それに海大型潜水艦などは艦尾発射管があるので退避時にも第2次時雷撃ができ2度美味しいです。
それと2になって感激したのは空中集合ですね。
これまで直衛と索敵にしか使えなかった軽空母が攻撃隊の一翼を担えるようになりました。
これは非常に大きいです。

[27] 初見参? 投稿者:まつかぜ 投稿日:2005/05/29(Sun) 10:00
まつかぜ です。
(「ゼロ」と「オー」の違いに気づかずここに来るのが遅くなってしまった愚か者です(笑)

「空母2」は早々に入手させていただきましたが、時間が取れず、情報収集と説明書で楽しんでおります。
空母1の思い出と共に参戦されている方も結構いらっしゃるようで、感慨深いものがあります。(歳食ったなぁ(苦笑)
そろそろソロで錬成に入らねば(汗

>>パエッタ提督様
小生もラテコエールに魅せられてしまいました。
何としてもおフランス産機動部隊で列強に痛撃を、と思っておりますが、厳しそうですね。。勇戦を祈ります。

>>社長@永鉄管理人様の情報に補足。
媒体報道等で御存知の方も多いと思いますが、
呉の近く(そう近いとも思えないが)の尾道に、
某映画のセットとして、原寸大の大和が作られているそうです。
原寸大で、しかも全体模型だそうです。

我が祖国に待望の2隻目の戦艦が!!(ハリボテですが。笑)
すばらしい!!もう少しで対米7割に届きます!!(違

近寄って見ることができるかどうかわかりませんが、
大和ミュージアムのついでに立ち寄ると面白いだろうなぁ、と思っております。
映画製作主体からして、考証等はかなり怪しいかも知れませんが。。。(小生の独断と偏見)

少し長くなりましたが、本掲示板初乱入ということで。

プログラマー氏の早期回復、
GS各位の御健勝と柔軟かつ強靱なる作戦継続、
提督、指揮官各位の御健勝と御奮戦、
を祈念しつつ、今回はこのくらいで。

また乱入します。

[26] 空母戦記2、楽しそうだな〜 投稿者:ホルテン 投稿日:2005/05/29(Sun) 00:58
掲示板復活&空母戦記2のアップデートおめでとうございます。
空母戦記ネタで盛り上がっていて、楽しそうでヨダレ出ちゃってます。
私はまだ購入していないので雰囲気だけを楽しんでます。
発売を指折り数えていたのに、色々と事情があって・・・(T_T) 
購入の際はGSさんに直接申し込もうと思います。
その方が「GSさんを支援した」って気分になれるし、
最新バージョンの確率も高いのではないかと思うので・・・

それより、プログラム担当の方が無事退院される事と、
その後のアップデートや次回作の製作に支障が出ないほど
健康になって欲しいと今は願うばかりです。

ところで、全作の空母戦記をした経験のある方に質問です。
全作をやっていれば、すぐにプレーできるような感じですか?
全作との相違点で気に入った点なども、教えていただけませんか?

[25] スタッフの皆さんありがとうございます 投稿者:浜松 投稿日:2005/05/28(Sat) 19:51
海戦終了ターン更新の修正案の提示ありがとうございます。
待機甲板の航空機の処理は理解致しました。御忙しい時に余分に気を使わせて済みません。
『空母戦記2』アップデートプログラムVer1.2出たんですね〜早速自分の栄養に致します。
もう一つ提案が・・・攻撃隊発艦せよ!の新、常、旧の決定時に艦船の就役年代も設定出来ますとより楽しいと思うんですが、(真珠湾ネタで設定して遊んでたら米軍CPUがよりによってミッドウェイ級二隻にモンタナ二隻着けて突っ込んで来て!あっという間に二航戦が居なくなった上に攻撃隊も七割失って・・・げんなり致しました。)折角未知数の敵と毎回新鮮にやりあえる楽しみなのに、ヒストリカルな設定が出来ないのは辛いんですよ〜良かったら今後の参考にして下さい。
それでは皆さん頑張って下さいね^^

[24] 更新のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/05/28(Sat) 19:10
本日『抜書帳』のページを更新し、「空母戦の発生要因と空母の敵」のページを追加いたしました。

>[23]
>今後の改良、バージョンアップ希望点をひとつ。

申し訳ございませんが現在、掲示板上での要望受付はしておりません。
メールにてお願いいたします。


[23] 潜水艦コマンドに 投稿者:モー太郎 投稿日:2005/05/28(Sat) 17:21
GSスタッフ 御中

今後の改良、バージョンアップ希望点をひとつ。

潜水艦のコマンドについてです。
現在 敵と接触すると、
「攻撃」と「退避」の二択になっていますが、
これに「触接追尾」が加わるとリアルかと。
もちろん艦速の違いで振り切られる可能性は高いですが・・・。


[22] 空母戦記2の[<][>]ボタンについて 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/05/28(Sat) 16:54
>[21]
>キャンペーンの第一ステージ艦隊編成画面にて、トラック飛行場を選択して飛行場情報を表示させた後、[<][>]ボタンをクリックしたら異常終了する。
>又、第一ステージ以外で米軍最前線を確保した次のターンに、飛行場を選択して飛行場情報を表示させた後に、[<][>]ボタンをクリックしたら、前回攻撃を受けた米軍基地(現在日本軍支配基地)が米軍支配(国旗表示が星条旗)で表示されて、元に戻らない。

いずれも確認いたしました。
プログラム担当の退院後に修正いたしますので今しばらくお待ち下さい。
個艦や飛行場の[<][>]ボタンについては他にも障害が確認されておりますので、申し訳ございませんがご使用にならない様お願いいたします。

>後質問ですが、基地が全滅した場合着陸画面にならないので搭乗員は全滅するのでしょうか?

壊滅した飛行場には不時着できません。
よって他に不時着・着陸・着艦できない場合、搭乗員は全員戦死します。


[21] 掲示板復活おめでとうございます。 投稿者:神崎.Riv 投稿日:2005/05/28(Sat) 00:31
掲示板復活おめでとうございます。
って、空母戦記2難しいですね。策敵機が撃墜されたらどうしようもないですから。。。

さて、バグ報告と質問をさせていただきます。

キャンペーンの第一ステージ艦隊編成画面にて、トラック飛行場を選択して飛行場情報を表示させた後、
[<][>]ボタンをクリックしたら異常終了する。
又、第一ステージ以外で米軍最前線を確保した次のターンに、飛行場を選択して飛行場情報を表示させた後に、
[<][>]ボタンをクリックしたら、前回攻撃を受けた米軍基地(現在日本軍支配基地)が
米軍支配(国旗表示が星条旗)で表示されて、元に戻らない。

キャンペーンでの機種の補充がキャンセル出来ないのが厳しいですね、又艦隊編成ではする事が多いので
セーブ機能が欲しいところ。
後質問ですが、基地が全滅した場合着陸画面にならないので搭乗員は全滅するのでしょうか?


対戦中期まで、英国装甲空母がダントツに打たれ強いんですが、艦載機がアレあから困ったこと(^^;


[20] Re:[16] 再開おめでとうございます 投稿者:凡龍 投稿日:2005/05/27(Fri) 21:49
> 久しぶりの「空母戦記」・・・。
> 我が軍の空母は憎っくきドーントレスの降爆を雨霰と受け、次々と炎上、波間へと消えてゆきます。
> あれ? こんなに難しかったっけか?
> のんび〜り楽しませていただきます。
>
> 追伸 ビスマルク、シャルンホルスト、リットオ、リシュリュー、KG5とくれば「欧州」じゃないですかっっ。

私も幾年かぶりの「空母戦記」で、以前に増して手強くなった米軍のSBDと対空砲火に戦々恐々の毎日です(笑)。

―たとえその基になった用兵思想が恐ろしく見当違いのものだったとしても、兵器として最もバランスがとれ、最も柔軟性に富んでいたのはアメリカの空母だったのである。―

佐藤大輔の「シーパワーとしての空母」(「主砲射撃準備よし!」からの引用です)の一文を思い出しました・・・。


[19] リターンマッチ 投稿者:ワルター少尉 投稿日:2005/05/26(Thu) 20:18
バージョンアップおめでとうございます。
セイロン沖海戦で英装甲空母を撃滅できず悔しい思いをしてましたがこれできゃつらめに一泡吹かせてやれそうです。
やはり日本空母の搭載機を流星に換えるのが良いでしょうね?


[18] 『空母戦記2』アップデートのお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/05/26(Thu) 18:28
現在入院中のプログラム担当がノートパソコンで修正したバージョンを本日、『空母戦記2』アップデートプログラムVer1.2としてリリースいたしました。
環境上、音源関係と通信対戦には手が出せませんでしたが今回のバージョンではデータ変更機能を搭載した他、不正処理回避のため電卓ウインドウの[閉じる]が無効化されております。
なお以降のバージョンアップはプログラム担当の退院後となりますので御了承下さい。


[17] 悪い人がいるのですね 投稿者:遅刻 投稿日:2005/05/26(Thu) 00:03
久々の投稿です。しかし、GSのサイトが攻撃されるとは。
さて、空母戦記2ですが、仕事の繁忙期と重なってまだ3回しかできない・・・。でもなぜか、今のところ、敵側の索敵機が飛んできても味方の護衛機が全て撃ち落としてくれて、珊瑚海でレキシントンやヨークタウンを一方的に攻撃しています。でも沈まない、特にレキシントンが。史実でもガス爆発がなければこうなったのかな、と実感しています。
艦船が沈みにくくなりましたね。PW2における沈みにくさと同じ位になって、CV1で感じた違和感が減りました。CV1だと、うまくやるとミッドウエーのTF16を壊滅できましたから。
こんなお喋りが出来る場所が再開さて、ありがとうございます。


[16] 再開おめでとうございます 投稿者:kt 投稿日:2005/05/25(Wed) 23:08
久しぶりの「空母戦記」・・・。
我が軍の空母は憎っくきドーントレスの降爆を雨霰と受け、次々と炎上、波間へと消えてゆきます。
あれ? こんなに難しかったっけか?
のんび〜り楽しませていただきます。

追伸 ビスマルク、シャルンホルスト、リットオ、リシュリュー、KG5とくれば「欧州」じゃないですかっっ。


[15] 再開おめでとうございます。 投稿者: 投稿日:2005/05/25(Wed) 22:54
空母戦記2楽しませていただいてます。
索敵で結構ドキドキさせられてますねえ。
この感覚は久しぶりです。いい緊張感とでも言うのでしょうか。
もしもお持ちでない方はぜひプレイされるといいですよ。


[14] Re:[3] 空母戦記2について 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/05/25(Wed) 19:14
> そこで気がついたバグ情報です。
> キャンペーンで敵艦船を全滅させるとそのターンで海戦が終了し次のステージに移りますが、編成画面で確認すると終了時飛行中の飛行隊及び艦船上の装備機(未装備機は含まない)が搭乗員ごと消えてますので、迂闊に敵を全滅させない様にしましょう。・・・凄く虚しい技を使って1度だけやって見ました(ずる)

プログラム担当の退院後、敵艦隊が全滅しても攻撃隊、索敵隊、直衛隊の収容のため1ターン余分に継続するよう変更いたします。
なお海戦終了時、待機甲板に載っていた航空機は消滅する訳ではなく自動的に前線予備に編入される様になっております。
これは空母の搭載機数が格納庫のキャパシティを上回る事があるので取られた措置ですので御了承下さい。


[13] おめでとうございます 投稿者:鏑木兵衛 投稿日:2005/05/25(Wed) 02:40
掲示板再開おめでとうございます。
また以前質問させていただいた航続距離について、追加のご説明をいただき感謝いたします。
データ変更機能が付いたら「常識的な範囲」で色々変えてプレイしてみようと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。


[12] 空母戦記2感想 投稿者:OJI3 投稿日:2005/05/25(Wed) 00:58
連続投稿ですいません。
で、ゲームをした感想ですが...敵を見つけるまでが難しい!
史実では両軍夜明けと同時に...という展開がよくありましたが、ゲームでは敵にだけ発見されて猛爆されることがしばしばです。
史実でも360度全方向に索敵をしていたわけではないようですので、提督の方々は相当に戦況を研究して敵出現海面を予想されていたのでしょうね。

キャンペーンは途中から物量攻撃で通じますが、索敵がままならないウェーク沖には相当てこずりました。
ルール把握はウェーク沖が楽ですが、ルールをだいたい把握したら、ミッドウェー1の米軍あたりが意外と易しそうに思います。

それから、やはりというか、戦艦は航空機ではなかなか沈められません。空母をやっつけた勢いで戦艦まで沈めに行って航空機を無駄に失ってばかりです。


[11] 祝再開! 投稿者:OJI3 投稿日:2005/05/25(Wed) 00:46
掲示板再開、ありがとうございます。
毎晩ほとんど寝ずにプレイして(爆)、ショートシナリオいくつかと、キャンペーンを片付けました。
以前の掲示板に障害報告が若干ありましたが、ここまでプレイした感触では、
注意してプレイすれば(ってのも変ですが)防げるものがほとんどのようです。
とりあえず、皆様キャンペーンに突入されても大丈夫かと。
(もちろん、障害とは無関係にセーブはこまめにしたほうが良いですが...うっかりフェイズ終了を何度したことか...)

[3]の浜松さまの指摘、特設掲示板05241525の指摘についてですが、(後者は私も気づいてましたが)
実は処理が難しいように思います。実際、母艦の搭載能力以上に日中飛行機を運用することができるからです。
一番簡単な例では、4機搭載の重巡で水偵を毎ターン2機運用すれば、途中で僚艦の水偵2機を編入して、
夕方までは6機の水偵をまわし続けられます。(巡洋艦が多少やられても偵察を続けられます)
これの処理をうまくしないと、それこそ致命的な不正処理が...ということで、暫定対処を求めるよりはプログラマ氏復帰まで
個人の注意で対応する方が安全そうな気がします。


[10] 激闘!仏蘭西機動部隊 投稿者:パエッタ提督 投稿日:2005/05/24(Tue) 23:27
空母戦記2漸く手に入れました。
キャンペーンに備えて経験値を付ける為にフリーセットアップで小規模戦を戦う毎日で御座います。

で、お題の通り仏蘭西艦隊を使っている(この時点でキャンペーン演習にならないような)のですが、やはりというか何というか、弱いですね(笑
艦載機群がいい感じに低調な連中なので、日米英の空母部隊とやりあうといつもまともな航空戦にならずに航空機と空母、巡洋艦が壊滅して残ったダンケルクやリシュリューが惨めに敗走して終了してしまいます。シクシク。
というか、いまだ一度も敵空母に我が艦載機が命中弾を与えていない訳ですが。

何とかLN401の急降下爆撃を成功させるまで仏蘭西艦隊で戦い続ける積りです。
既に当初の目的を見失っているような気がしますが(^^;

http://www.geocities.jp/adm_paetta/


[9] 再開おめでとうございます 投稿者:ずいかく 投稿日:2005/05/24(Tue) 23:05
こんばんわ、再開おめでとうございます。

空母戦記2はキャンペーンでサモア諸島まで行きましたが、そこ
から先はなかなか進めず苦戦中です。搭乗員練度は降下気味です
し、主力空母は赤城、翔鶴改、飛龍、飛鷹のみで後は軽空母が
3隻程とあと8ターン粘って勝利できるか?と。次のターンには
大鳳が来るのでそこから盛り返したなと。


[8] Re:[7] 今更でしょうけど・・ 投稿者:忍者 投稿日:2005/05/24(Tue) 22:01

> 皆さん既にご存知だと思いますが呉市海事歴史科学館
> 「大和ミュージアム」がオープンしました
>
早速、HPに飛んで見ました。
すごいっすね。
ツーリングがてら寄りたくなります(^^

ツーリングの目的地に、軍事系博物館巡りなんていうのも楽しいかも。


[7] 今更でしょうけど・・ 投稿者:社長@永鉄管理人 投稿日:2005/05/24(Tue) 21:41
お久しぶりです (^^;
すっかり浦島状態になっていますが・・・

皆さん既にご存知だと思いますが呉市海事歴史科学館
「大和ミュージアム」がオープンしました

一度でいいから1/10の大和見てみたいです

http://yamato.kure-city.jp/


[6] 空母戦記2 投稿者:紺碧七 投稿日:2005/05/24(Tue) 21:39
遅まきながら某通販にて購入注文出しました
届くのが楽しみです

太平洋戦記2のほうは、勝利ED見ました
が、この際引き分け目指して頑張ってみようか、と思います
リプレイをブログにて公開してますので、興味のある方は見てみてください

http://blog.livedoor.jp/konpeki7/


[5] 再開をお喜び申し上げます 投稿者:ワルキューレ 投稿日:2005/05/24(Tue) 21:37
 再開はうれしいです。GSのみなさん頑張ってください。
 私は買っていないゲームをそろえることにしました。
 ファンの皆さんも、GSのために、できる限りのサポートをすると信じます・


[3] 空母戦記2について 投稿者:浜松 投稿日:2005/05/24(Tue) 20:39
ここではお初です(当たり前か。)
見えない敵を想像しながらの航空隊運用はかなり面白いですよ〜なかなかCPUが巧妙で手を抜くとやられますね。此方より戦力が多くないと出撃してこないし、味方は潜水艦が頼りです^^;
自分は日本の爆撃、雷撃命中を上げてプレイしてますが苦戦中です。
そこで気がついたバグ情報です。
キャンペーンで敵艦船を全滅させるとそのターンで海戦が終了し次のステージに移りますが、編成画面で確認すると終了時飛行中の飛行隊及び艦船上の装備機(未装備機は含まない)が搭乗員ごと消えてますので、迂闊に敵を全滅させない様にしましょう。・・・凄く虚しい技を使って1度だけやって見ました(ずる)


[2] 零戦の航続力(続き) 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/05/24(Tue) 19:20
少々、お待たせしてしまったが掲示板が再開されたので「空母戦記2で零戦の航続力を変更する場合」について記述したい。
前掲示板の発言4710で触れた通り21型の燃料搭載量は848L(諸説あるが妥当と思われる数値:以下に挙げる数値は全てそうである。)で航続力は1890浬だった。
これに対し32型では燃料搭載量が800L(増槽320+胴体60+内翼420)となり航続距離が1037浬(海軍航空教範)に激減した。
1037浬を基準とするならゲーム上の戦闘航続半径は195浬である。
でも32型の航続距離を1289浬とする資料も多い。
1289浬を基準とするなら戦闘航続半径は245浬となる。
よってまず32型の戦闘航続半径を245浬とする。
次に32型と同出力エンジンの22型だが外翼タンクの増設によって燃料が90L(11%)増加しているから245浬を1.11倍して戦闘航続半径を270浬とするのが妥当であろう。
52型は22型の主翼を小型円形翼に変えたタイプで20mm機銃が長銃身化(正確には22型の途中から長銃身化してるが)しているものの燃料関係は変更されていない。
よって52型の戦闘航続半径は22型と同じにするのが良いであろう。
長銃身化をデータ変更に反映させる事も可能だが日本軍航空機の20mm機銃を皆、短銃身と長銃身に分けてデータ化するとえらく面倒な事になるであろう。
52型丙は火力、防御力を強化したタイプで燃料は胴体タンクが140Lに増えた。
よって燃料総量が970Lになり増加分は9%(前に10%の増加と書いたがあれは間違い)となる。
270浬の1.09倍は294浬なので現在、ゲーム上でデータ化されている315浬(これは航空本部作成資料による零戦52型丙の航続距離1796浬から算出された数値)を295浬に変更するのが妥当であろう。
これらが僕の「零戦の航続距離として妥当と思われる数値」である。
なお64型についてはエンジンがより大出力の金星となるのでちょっと判らない。
色々な資料で全速30分+巡航2時間半と記述(すなわち巡航4時間半に相当し巡航を200ノットとすれば900浬となる。)されているがこれは機内燃料のみの話であり増槽300Lを加えるとだいぶ違ってくる。
とりあえず僕はゲームバランスを考えて戦闘航続半径を300浬としてデータ化したが全然、自信がない。
航空機総集だと64型の燃料を機内650L+増槽700Lとしているが増槽についてはちょっと信じがたい数値である。
仮に機内燃料だけは正しい数値だとすれば650Lで900浬を飛行できる事になる。
これに妥当と思われる増槽の数値300Lを足せば1.46倍なので1314浬。
すなわち戦闘航続半径は250浬となる。
よって「300浬は長すぎる」と思われる方は250浬にするのが良いと思う。


[1] GS掲示板再開のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/05/24(Tue) 15:35
本日、GS掲示板が再開の運びとなりました。
『掲示板に関する諸注意』をご覧の上、マナーを守って書き込み下さいますようお願い申し上げます。
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